(仮称)柏児童相談所整備の進捗状況について、千葉県より情報提供がありました。
千葉県では児童相談所の数が足りていません。特に、中央・市川・柏管内の千葉県北西部は、相談件数も多く、十分な支援ができていると言い難い状況が続いています。
そこで、中核市である柏市や船橋市は、独自の児童相談所を建設中です。
また千葉県でも令和2年6月の県児童相談所の管轄区域の見直しに関する県社会福祉審議会からの答申を受け、印旛郡市を管轄する(仮称)印旛児童相談所と、松戸市・鎌ケ谷市を管轄する(仮称)東葛飾児童相談所の新設整備を進めています。
また、既存施設の老朽化等から、県有建物長寿命化計画に基づき、柏児童相談所及び銚子児童相談所の建替えを進めています。
今回、情報共有があったのは、この柏児童相談所の建替えの整備状況についてです。
現在の柏市富勢から県立柏の葉公園のさわやかちば県民プラザの隣に移設されます。
敷地面積は、現在の約二倍になります。
山下は、千葉県議会議員となり、これまで児童相談所の職員確保や中核市2市における児童相談所の新設に向けて千葉県の支援などについて質問してきました。
今回の松戸や柏市での新設や県立児相の建て替えにより、県立の柏児童相談所の職員数が約180名いたところ、新たに移設する千葉県の柏児童相談所の職員は約100名、柏市立の児童相談所の職員が約100名、さらに新たに設置される松戸市・鎌ケ谷市を管轄する(仮称)東葛飾児童相談所の職員は約120名の体制を目指すとのことです。
柏市では、平成 31 年第1回定例会の施政方針にて設置を表明し,検討していました児童相談所の 設置について,基本的な方針等を記した基本計画を策定しました。
施設は,児童相談所の機能のほか,子育てや子どもの発達などの相談支援機能をあわせ もつ「(仮称)柏市子ども家庭総合支援センター」として開設することとし,青少年センター敷 地内(市有地・十余二 313-92)を建設中で、令和 8 年度中の開設を目指しています。
※2017年の記事です。
さて、今回は既存の千葉県柏児童相談所の建替えであり、新たに野田市・流山市・我孫子市を管轄する(仮称)柏児童相談所の建設工事のうち、建築工事と電気設備工事については、予定価格5億円以上の工事契約となるため、令和7年6月議会にて契約締結の議案を上程されます。
〇(仮称)柏 童相談所建築工事請負
入札方式
一般競争入札(総合評価方式)入札者数2者
(仮契約日令和7年2月27日)
契約期間
令和7年6月議会議決後〜令和9年3月15日
相手方 鎌形・ナリコー特定建設工事共同企業体
鎌形建設(株)《多古町》
(株)ナリコー<成田市>
契約金額 2.5億円3,000万円(落札率97.8%)
〇(仮称)柏児童相談所電気設備工事請負
入札方式 一般競争入札(総合評価方式)
入札者数2者(仮契約日令和7年2月27日)
契約期間 令和7年6月議会議決後~令和9年3月15日
相手方 会田電業(株)《柏市》
契約金額 6億2,590万円(落札率92.7%)
(参考)
(仮称)柏児童相談所機械設備工事請負
入札方式一般競争入札(事後審查I型)
(入札手続き中)