これからやりたいこと

空き家対策とリノベーション

  • 地域コミュニティ
  • 都市計画
柏市でも、空き家は増えており、老朽化による家屋倒壊や犯罪の誘発、境界を越えて張り出す樹木や雑草など、隣接に居住する住民や通行される方々にとって大きな問題となっています。
市営住宅としての活用、「空き家バンク」など空き家の活用促進、「空き家トータルマネジメント」機関の設置、撤去・改善への優遇・補助を提案してきました。
地域コミュニティのサロンや市民の活動拠点など、市民のためになる活用も期待されています。

山下洋輔のコメント

柏のまち全体を教室に見立てた「柏まちなかカレッジ」を主宰しています。校舎を建てるのではなく、柏のお店や既存の空間をお借りし、学びの場としています。
近隣センター、高齢者福祉施設、保育園、市営住宅など、これからの公共施設も、新設するのではなく空き家や空きテナントなどを活用し、柔軟に設置していくことも考えるべきです。

自宅を開放し、地域のいろんな世代が集う場づくり(世田谷区「いいおかさんちであそぼ」 視察)

古いホテルをリノベーションし、人気(エースホテル ポートランド・オレゴン州 視察)

再生可能エネルギーの地産地消

  • 地域経済
エネルギーの地産地消は、柏市地球温暖化対策計画にうたわれています。
市内の企業や団体で再生エネルギーを開発し、地元業者で維持管理していく仕組みを構築し、エネルギーの自立を実現させます。

山下洋輔のコメント

柏市では、石油や電気などのエネルギーを市外から購入し、日々膨大なお金を市外へ流出させています。もし、エネルギーの地産地消が実現できれば、市内にお金だけでなく雇用も生み出すことになります。

水車発電/地域の中に発電施設(フライブルク・ドイツ 視察)

バイオマスのまちづくり(真庭市 視察)

食、農、自然-柏の可能性を引き出す

  • 地域経済
地産地消のレストラン、ファーマーズ・マーケット、パン屋、おいしいワインやお酒、こだわりのカフェ、信頼できる食料品のあるスーパーやお店、大量生産よりもハンドメイド、競争よりも共生など、環境への意識が高いまちが、人を惹き付けます。一地方都市にすぎない柏ですが、都内の都市には真似できない強みを引き出していきます。
また、柏の強みを活かし、「食育」事業も推進します

山下洋輔のコメント

柏は都内まで、電車で30分圏内に位置する一方で、手賀沼や利根川をはじめとする豊かな自然環境を楽しむことができます。柏駅前には個性的な飲食店が集積する一方で、農業も盛んです。アメリカで人気1番の都市ポートランドのような魅力が、柏にはあります。

地域が支える農業 / Community Supported Agriculture (柏まちなかカレッジで農業体験)

新鮮な野菜、お菓子、工芸品など、大量生産ではなく、こだわりの品がならぶ(柏神社の手づくりての市)

一人も見捨てない教育を

  • 教育
少人数でじっくりと学び合いや多様な人との交流、自然の中での学びやまちなかでの社会と接した学び。それぞれの学校の特徴を伸ばし、学校間や地域の交流も盛んにして、まち全体で学び合う環境を作っていきます。市内のどの学校でも、学力や生きる力が身に付き、安心して通うことのできる学校になるよう取り組みます。

山下洋輔のコメント

私は、公教育(柏市の小・中学校)に大きな可能性を見出しています。公立学校の強みである多様性や地域との関係性を生かした学びに集中的に投資し、市内の小中学校がネットワークとなり、街や文化や自然が教材となり、公立学校ならではの魅力を発信していくことで、柏市内すべて公立小・中学校でのよりよい教育の実現に取り組みます。

一人も見捨てない教育
大阪府茨木市を視察し、柏市の教育に活かされている。

国際バカロレアを柏市内の小・中学校に導入

  • 教育
国際バカロレアとは、世界基準の教育プログラムで、国際的に認められている大学入学資格の1つです。
一部の私立校やインターナショナルスクールだけでなく、多様な子どもの集まる公立校に導入することにこそ意義があると考えます。柏市の公立校で、国際バカロレアが導入されたら、まさに、教育先進都市と全国から注目を集めることになります。

山下洋輔のコメント

これからは、価値観や文化・国籍の異なる人々と協力しながら、問題を解決していくための力が必要となってきます。知識を詰め込む教育だけではなく、「一生学び続けられる力」を育てていくための教育が求められています。今、そのような力を育む国際バカロレアの教育プログラムが、国でも推進されようとしています。

世界の国の学校と交流(オランダ 視察)

国際バカロレア(IB)

地域が支え、地域を支える学校を

  • 教育
  • 地域コミュニティ
コミュニティスクールとは、生徒、教員、保護者、地域が一体となって学校を運営する仕組みです。保護者や地域の経験や知恵が学校に活かされ、教員や保護者の意識が変わり、生徒にいい影響を与えます。多様な価値観にふれることができ、「生きる力」を育みます。
レッジョ・エミリア市(伊)のように、自治体をあげて子どもが育つ環境を整え、幼児教育にも力を入れていきます。

山下洋輔のコメント

学校が地域コミュニティの中心となり世代間交流はもちろん、地域の大人同士の交流の機会をつくり、新しい地域のプロジェクトが生まれるきっかけにもなります。
さらにその結果として治安もよくなります。教育が生活に根ざすことで地域の力になるのです。

自然体験も豊富で、地域に支えられた小規模特認校(手賀東小)

柏駅前に文化とまちづくりの拠点となる図書館を

  • 教育
  • 地域コミュニティ
貸本屋ではなく、教育やコミュニティの支援なども備えた文化とまちづくりの拠点を構想しています。また分館をネットワーク化し、市内全体が学びの場になります。
ビルを新しく建設するのではなく、今ある商業施設のフロアを借りるなど、商業の活性化にもなる図書館を提案していきます。

山下洋輔のコメント

現在の中央図書館を改修するにもお金はかかります。
大型デパートの空きフロアに図書館を移したことで、デパートや駅前が活性化した事例もあります。「新しく建設するか、改修するか」だけが選択肢ではないと考えます。
子育て支援や学校教育支援、生涯学習や市民活動、世代間交流、そして地域文化の拠点といった、読書活動だけにとどまらない図書館機能が期待されています。

学び方を学ぶスタディ・ハウス(オランダ 視察)

情報や交流のサロンであり、「地域につながる働き方、暮らし方」を提案するコワーキング・オフィス(Noblesse Oblige/柏)