柏市のあらゆる地域に図書館ネットワークを-議会質問②

山下は、柏市を「教育のまちに」なるよう活動してきました。

「教育のまち」は、子どもたちのためだけでなく、乳幼児から高齢者まで、学校だけでなく、生活や仕事をしながら生涯学び続けられるまちです。
そのためには、図書館や公民館は重要な役割が期待されます。

◆中央図書館を拠点とし、分館や学校図書館、移動図書館による市内の図書館ネットワークを。
「文化の地域包括ケアシステム」や「移動図書館」、「地域学芸員/コミュ二ティプロデューサー」などの構想を、これまで議会で質問してきました。

もっと図書館が外へ出て、大学や研究機関、商工会議所や商店街、町会や地域団体、医療機関や福祉施設など様々なネットワークを形成し、中央図書館がその拠点となることで市民の課題解決に応えらていくことを求めていきます。

◆学校図書館を地域の図書館とし、地域に開かれた学校づくりを。
私が議員に就任してからずっと提案してきた、生徒、教員、保護者、地域が一体となって学校を運営する仕組みであるコミュニティ・スクールが実現します。

学校に、地域で活動する人材を取り込み、地域コミュニティとなっていきます。

そのためにも、小学校に、保育園や住民組織、福祉ボランティア、行政機関、住宅協同組合など、様々な組織が一つ屋根の下で協働し、相乗効果を生み出すワイドスクール(学校の複合施設化)を提案し、地域に開かれた学校を提案してきました。

学校施設は、統廃合ではなく複合化へーワイドスクール(BredeSchool)の事例を聴いて

柏市でコミュニティ・スクールが実現!-地域が教育を支え、教育が地域を支える

そして、今回は、学校図書館を地域に開くことを提案します。

柏市内の学校でも、学校図書館の出入口を、児童生徒用の出入口と切り離しているつくりの校舎もあります。

◆市内図書館ネットワークを支える職員の増員と育成を。
現状では、図書館スタッフが足りないのが現状です。
職員を増員させ、貸出業務を効率化させ、もっとレファランスや企画にも力を注げるような体制づくりを一刻も早く求めます。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)