6/20(木)11時から、柏市議会にて山下が登壇します。今期、最後の議会質問です。
教員の働き方改革の影響と対策について質問します。
教員の多忙化の要因として、授業準備、成績処理、事務作業、部活動が大きいと指摘されます。また、管理職である校長や教頭のマネジメント業務は増えると予想されます。
私は、これまで議会で、学校事務職員体制の強化、管理職の多忙化解消、事務処理システムのICT化、部活動のあり方、教育センター設置による教員支援など提案してきました。
いま、一度、これらの提案の検討を柏市に求めます。
行事の削減や勤務時間外の電話対応など、保護者や地域にとっても影響が出ると考えられます。市民に対しても、教員の働き方改革の趣旨を丁寧に説明していく必要があります。
どのように進めていくか議論し、対応を求めます。
◆PTAについて
PTAの改革も並行して進めていくべきと提案しています。
PTAに関して、山下はこれまで議会でも取り上げてきましたし、いま、全国でも議論が起こっているところです。
今回の質問では、教員の働き方改革に理解し、協力していただく観点からも、PTAの事業や役割の見直していく必要があるのではないでしょうか。
また、柏市でもコミュニティ・スクールが導入され、全市への広がりが期待される中、学校を支える地域コミュニティの役割が重要です。
既存のPTA組織や町内会だけではなく、学校を育てていく市民を育て、協働していくことが求められています。
学校を地域で支えるという観点から、PTAの活動や組織のあり方を見直していくチャンスです。
◆教育センターについて
授業案や教材を共有し、教員の授業準備などを助け、教員が自由に集い、情報交換ができるような教員センターを、教員の働き方改革とあわせて、設置すべきです。
柏市教育研究所の機能の拡充を求めます。
オランダの教育センター(教育サポート機関)を視察したことがあります。
教育サポート機関は、1970年頃、画一から個別への転換が行われた時期に、主として現職教員に対して、教材、教育法、学級経営・学校経営などについてアドバイスをするために作られました。
オランダの教育方法の自由を支える施設です。先進的な教育プログラムにも出会うことができました。
IT化が進み、教科書の展示という役割を終え、教育プログラムの紹介・相談と研修提供としての役割に変化しています。
日本の各自治体では、教育センターや教育研究所があります。不登校の児童生徒の相談事業などを実施されています。オランダの教育センターのように、柏市にも教職員や学校へのアドバイスをする機関が必要です。
京都市の教育センターも視察しました。
授業研究のサポートだけでなく、教員同士が集える場作りが魅力的でした。