一昨年の秋から、PowerLabという未来を創る力を育むための学びの場を運営しています。
プログラミングだけでなく、子どもたちも一人の研究員として、社会課題など実社会を題材に学んでいます。
春休みに、サス・ゲー(Sustainable Development Game)というワークショップを開きます。
Minecraftというゲームで遊びながら、国連サミットで採択されたSDGs(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)をテーマに、より良い未来を作る考え方や姿勢を学びます。
ゲームでは、貧困格差、環境問題、食糧不足、差別、戦争を解決するため、各チームで取り組みます。
これまでの参加者からは、多くの人が1日1ドル25セント未満で暮らしていること、食糧不足、教育機会の保障、水不足と劣悪な衛生状態、エネルギー問題、気候変動、砂漠化、生物多様性、都市の防災、世界の協力体制など、世界の現状を学ぶことができた、というご感想を頂きました。
ある国の課題は、その国だけの問題ではなく、世界中の問題でもあります。
ある課題は、他の課題とも密接に関わり合っています。
そんなことをゲームを通して、実感してもらうことを目指し、プログラムを開発しています。
Minecraftを活用しようというアイデアは、若い仲間たちと共に取り組んでいるからこそ生まれたものです。私も勉強になっています。
以下、概要です。
〜視野を広げて、世界を創ろう〜
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日時:2018年3月29日(木)10:00-18:00
場所:Noblesse Oblige
対象:小学4年生〜中学3年生のすべての子どもたち
定員:12名
費用:6,000円(PowerLab 受講生は4,000円)
お申込み:https://goo.gl/forms/ZsNP3ZkVyy35fGQ23
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昨夏・冬と開催した、PowerLabの長期休み中の特別プログラム「サスゲー」。今年の春も開催します!
2017年冬からさらに改良を重ね、パワーアップしたサスゲーをぜひ体験してください!
サス・ゲーとは、子どもたちが、Minecraft内にある国の首相や外務大臣となり、自国を発展させると同時に他の国々と連携し、国連のSDGs目標を達成していくというゲームです。
国を発展させるためには資源が必要です。しかし、国によっては石炭が不足していたり、木が少ない国もあります。そこで、国同士でうまく貿易交渉をして、資源を獲得しなければなりません。
また、開発を強引に進め、資源を枯渇させると、自然災害やテロが発生するため、開発と環境保護をバランスよく行う必要があります。
グローバル化が進む、今後の社会では、このように世界規模で物事を考える力が必要です。
ぜひこの機会に体験してみませんか?
※SDGsとは、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)の略です。2015年9月の国連サミットで採択された17の目標です。あらゆる形の貧困に終止符を打ち、誰も置き去りにすることなく、不平等と闘い、気候変動の影響をくい止めることが目指されています。
この目標を2030年までに達成しようと、世界中の国々は協力し、取り組みを進めています。
学校では、英国理数社といった科目に分けて学びますが、PowerLab では社会課題を題材に、教科を横断して学びます。このサマースクールでは、社会をより良くするための目標であるSDGsを取り上げました。あまりにも大き過ぎるテーマではありますが、Minecraftで遊びながら、具体的に考えていけるようなプログラムを準備しています。
冬休みの様子です。
世界を変革する力を身につけるワークショップ