若者が参加する社会となるために

NPO法人カタリバさんにて、スウェーデンのユースワークの視察報告をお聞きしました。

ユースワークとは、学校とは違う、若者たちの居場所となるような施設や活動のことです。

日本では、青少年センターや児童館があり、さかのぼれば、青年団活動などと近いのではないかと思います。

スウェーデンの若者の投票率は約8割。
この背景にはユースワークの役割が大きいと言えます。

貧困、移民、格差が社会の課題があり、学校や社会に居場所のない子どもや若者が取り残されないような役割を果たしています。

ユースワークは、若者たちの福祉、非行防止、社会参画が目指されています。

社会の礎となる民主主義を育てるため、市民性•シチズンシップを強調されているようです。

子ども•若者の考えを実現できるよう、大人が見守り、支援しています。

私が議員として、子どもの意見が社会に反映されることを大切にしています。
イギリスの若者政策やヒア•バイ•ライトに興味があり、柏市でも実現させられるよう、取り組んできました。

『ヒア・バイ・ライト(子どもの意見を聴く)の理念と手法』

ヒア・バイ・ライト(hear by right)とは、子どもの意見に耳を傾け、子どもと共に、社会の仕組みをより良いものに変えていこうという考え方です。

民主主義と教育

このユースワークを、柏市でも実現させていくことが、子どもたちや若者が参画できる社会を作ることにつながると確信しました。

柏市内の児童館や青少年センター、公民館に取り入れていくことはできないだろうか?
公共施設再編計画として、市内の小中学校のあり方に、このユースワークの視点を入れられないだろうか?

スケボーやバスケットボール、格闘技、音楽やアート、デザイン、ゲーム•プログラミングなど、子どもや若者が集える空間を作ることはできないだろうか?

昨日、バスケットボールのゴールを公園に建て、バスケのコミュニティを作って、若者も中高年も交流していきたいという話で盛り上がったこととも、通じると感じます。

NPO法人カタリバさんは、このユースワークの考えに基づいて、文京区にてb-labという青少年センターを運営されています。

中高生の秘密基地b-labに潜入 

今回のスウェーデン視察を経て、カタリバさんがこれからどのようにご活動を展開されていかれるか、楽しみです。

今村亮さんと

NPO法人カタリバさんでは、職員を募集されています。
いま、私は応募することはできませんが、魅力的な仕事です。
タイミングの合う方、ぜひご検討してみてはいかがでしょうか。

高円寺は魅力的でした。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)