今日は、ネクスファで毎月実施しているストーリーテリングの授業でした。
ストーリーテリングでは、うまく話すというよりは、自分で考え、自分の意見を、自分の声で発信するための練習の場です。
今日のテーマは、「みんなが行きたくなる学校の図書室は?」でした。
策定中の柏市第五次総合計画でも、学校図書室が重点的施策に取り上げられる予定です。こういった子どもにかかわる施策が立案される時に、柏市には、子どもの意見を聴くという過程はありません。私は、当事者である子どもの意見に耳を傾け、施策に反映していく仕組みを確立していくべきだと考えています。
まずは、できることから始めたいと、ネクスファさんにご協力いただき、子どもたちからご意見を頂戴しました。
ブログにその内容をまとめてあります。
「子どもからの提言」
先月、『学習する学校』の読書会で、佐藤さんから『ヒア・バイ・ライト(子どもの意見を聴く)の理念と手法』をご紹介いただきました。
ヒア・バイ・ライト(hear by right)とは、子どもの意見に耳を傾け、子どもと共に、社会の仕組みをより良いものに変えていこうという考え方です。
イギリスでは、ブレア政権で、子どもの視点を取り入れた子ども参画が実現し、子ども政策の抜本的改革が進められました。
選挙権が18歳に拡大するにあたり、18歳では時期尚早と言った声もありましたが、どんどんと拡大すべきだと、私は思います。
大人こそ、シガラミや忙しさを理由に、しっかりと政策を吟味して投票できているかどうか分からないものです。
一方で、子どもの意見は、純粋で、本質をつくものもあります。「こども哲学」の実践では、子どもが難しいテーマで、対話しています。「小さな哲学者たち」というドキュメンタリー映画では、3歳からの幼稚園児が、愛や貧富の差、自由、人種の問題など、フランスならではの社会的テーマを語り合う姿を目の当たりにしました。
ネクスファの小学生たちも、市政について、ユニークかつ的確な意見を発します。
シティズンシップ教育(主権者教育)の必要性が高まっています。
自分の声が社会に反映されることや、自分が社会に働きかけていくことを、実際に経験することが何よりだと考えています。幸い、私は、議員として、議会活動に活かしていくことができます。子どもたちからいただいたご意見やアイデアを、議会を通して実現していくことで、シティズンシップ教育を実践していきます。