子どもたちの豊かな経験と子どもたちの学ぶ機会を保障していく観点から質問いたします。
教員の多忙化解消が喫緊の課題となり、教員の働き方改革を進めていくにあたり、子どもたちの放課後については真剣に考えなければならない時です。
▼部活動について
特に中高生にとって部活動は人生に影響を与えるほど大きな教育活動です。今後、部活動が縮小していくことが予想される中、地域のスポーツコミュニティなど総合型地域スポーツクラブの充実がこれまで求められてきましたが、いまだに受け皿となるには至っていません。本気で進めていくべきです。
※『そろそろ、部活のこれからを話しませんか 未来のための部活講義』を読んで
※部活を考えることは学校教育を考えること-『運動部活動の教育学入門–歴史とのダイアローグ』を読んで
▼学童保育や児童センターの実情も厳しいです。
▼習い事学習塾について
今、学力についての考え方は大きく変化しています。
ペーパーテストの結果だけでなく、肉体的・精神的健康や、忍耐力、やる気、自信、協調性といった非認知能力の重要性が指摘されています。これらの非認知能力を育てるために、習い事に熱心な家庭とそうでない家庭の差が大きくなっていることが懸念されます。
▼教育格差を食い止めるためにも、子どもたちを支えていく体制が必要です。
▼子どもの居場所づくりと異世代交流の場づくり
パレット柏に高校生が集まっているのは、これまで柏の街に高校生たちの居場所がなかったという潜在的なニーズを引き出したものと言えます。
ファーストフード店や、カフェに集まるのではなく、友だちとおしゃべりをしても、勉強をしても、何もしなくても、ただこの場にいて、安心して自分を表現できる居場所が必要です。
▼ユースセンター(青少年センター)
文京区のビーラボという青少年センターでは、たくさんの若者が集まり、その若者たちの中からプロジェクトが立ち上がり、社会的な活動が動き出しています。この施設の中には、若者が参加したくなるようないくつもの仕掛けが施されています。
※中高生の秘密基地b-labに潜入
eスポーツの場にもなり得ます。
今後、若者の活動や人生を後押しするような青少年センターやユースセンターが、求められているのではないでしょうか。
▼ストリート
立派な施設を作らなくても、たとえば、スケボーパークやバスケットボールコートなど、若者が集うことができ、世代を超えて交流できる場作りを提案します。
▼図書館や公民館
公民館や教育福祉会館、図書館でも、学習支援やこども食堂など、様々な取り組み事例があります。これまでの枠にとらわれず、子どもたちのために挑戦を求めます。
▼写真はカポエィラ私にとって、若いころの居場所でした。
どのまちにもカポエィラのグループがいいるので、世界中に友達がいて、つながっているという実感がありました。