つくばエクスプレスを東京駅まで!-千葉県議会での議論

今議会にて、千葉県が「つくばエクスプレスと都心部・臨海地域地下鉄の接続事業化促進期成同盟会」に参加の方向が示されました。
つくばエクスプレス東京駅延伸に向けて、これまで議会でも要望があり、前進が見られました。
それを受け、たけだ正光議員の呼びかけで、本日、「千葉県議会つくばエクスプレス東京駅等延伸促進議員連盟」設立総会が開かれ、私は監事を拝命しました。
TXの東京駅延伸に向け、茨城県の議会とも連携し、働きかけてまいります。

 

※今議会と6月議会での議論を紹介いたします。

2025年9月11日 自民党代表質問小路正和 議員)

つくばエクスプレスについて伺います。
平成28年4月に発表された。国の交通政策審議会の答申において、国際協力競争力の強化に資する鉄道ネットワークのプロジェクトの一つとして、つくばエクスプレスの秋葉秋葉原駅から東京駅への延伸が位置づけられました。
これまで東京駅延伸について、一部の沿線市区による要望活動が実施されてきたところこうした取り組みをさらに強化するため、昨年12月には県内外の11市区で構成される規制同盟会が設立されました。さらに新たな動きとしては本年7月につくばエクスプレスを運行する首都圏新都市鉄道では、延伸の効果を研究する意向が示されたところです。東京駅延伸が実現する場つくばエクスプレスの利便性がさらに向上し、県北西部の発展に貢献することが期待されます。千葉県としても、こうした動きに遅れることなく、積極的に取り組みを進めていく必要があると考えます。そこで伺います。

つくばエクスプレスの東京駅延伸について県はどのように取り組んでいくのか。

答弁 熊谷俊人千葉県知事

つくばエクスプレスの東京駅延伸についてのご質問ですが、
つくばエクスプレスの東京駅延伸は、都心へのアクセス利便性の向上や県北西部の発展に繋がる一方、都心部での大規模な投資事業になることが見込まれるため、鉄道事業者や沿線自治体などの関係者間で十分に検討する必要があると考えています。こうした中沿線自治体で構成される期成同盟会において、東京駅延伸に向けた要望活動が実施をされた他、つくばエクスプレスを運行する首都圏新都市鉄道においても延伸の効果を研究する調査を本年秋以降に回収することが発表されるなど、事業化に向けた機運が高まってきているところです。

県としてはこれらの状況を踏まえ、鉄道事業者や国、沿線自治体などの関係者と連携を図るため、規制同盟会に参加することとしたいと考えており、東京駅延伸に向けた取り組みとして、要望活動や課題についての議論などを行ってまいります。

【速報】本日の千葉県議会 ー 武田正光議員(自民党)の一般質問 2025年6月5日午前1

2025/6/5一般質問 武田正光議員

次に、つくばエクスプレスについて伺います。

つくばエクスプレスは、平成17年に開業し、今年で20周年を迎えました。
この間、沿線地域は急速に発展を続けており、私の地元である流山市は今なお人口が増加しています。
つくばエクスプレスの1日の平均利用者数は、開業時に約15万人であったところ、直近では約40万人まで増えており、つくばエクスプレスは沿線住民にとって欠かすことのできない移動手段となっております。
現在は東京の秋葉原駅まで行くことができますが、平成28年4月に国の交通政策審議会の答申において、秋葉原駅から東京駅までの延伸が、国際競争力の強化に資する鉄道ネットワークのプロジェクトの一つとして位置づけられました。
さらにこの答申では、つくばエクスプレスの東京駅延伸と、東京駅から東京ビッグサイト方面を繋ぐ、都心部臨海地域地下鉄の新設を一体的に整備し、両路線の相互直通運転も含めた事業計画について検討が行われることを期待する旨も盛り込まれました。
今後これが実現すれば、流山市や柏市から東京へのアクセスは飛躍的に向上し、千葉県北西部の更なる発展に繋がるものと期待しています。
東京都では、既に都心部臨海地域地下鉄の事業化に向けた検討が始まっており、令和4年11月には事業計画案が取りまとめられました。
また現在は2040年までの開業を目指し、詳細な調査が進められていると聞いております。
千葉県としても、こうした動きに遅れることなく、つくばエクスプレスの東京駅延伸に向けて早期に検討を進めていくべきと考えます。

そこで伺います。

つくばエクスプレスの東京駅延伸に向けた検討の状況はどうか。

答弁 三神彰 総合企画部長

つくばエクスプレスの東京駅延伸についてのご質問ですが、つくばエクスプレスの東京駅延伸は、アクセス利便性の向上や県北西部の発展に繋がる一方、大規模な投資事業になることが見込まれることから、鉄道事業者のみならず、沿線自治体などの関係者と連携を図っていくことが必要と考えております。
こうした中、つくばエクスプレスとの接続が期待される都心部臨海地域地下鉄について、昨年2月には、東京都と東京臨海高速鉄道および鉄道運輸機構の間で事業計画の検討を行うことが合意されるなどの動きもあるところです。
県といたしましては、これらの状況を踏まえ現在、鉄道事業者や県内外の沿線自治体と意見交換を行っているところであり、引き続き関係者と連携しながら、今後の対応について検討してまいります。

要望 武田正光議員

つくばエクスプレスとの接続が期待される都心部臨海地域地下鉄の検討が進められている今こそ、関係者が一丸となって、東京駅延伸の実現に向けて取り組んでいくべきと考えます。
昨年12月には、沿線自治体が中心となって、つくばエクスプレスと都心部臨海地域地下鉄の接続事業化促進期成同盟会が設立されました。
ぜひ県にもこの期成同盟会に参加していただき、東京駅延伸の機運を高めながら、さらに検討を進めていただくよう要望いたします。

つくばエクスプレスの延伸は、知事が熱心に取り組まれている企業誘致にも必ずプラスに繋がります。
どうか前向きによろしくお願いいたします。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)