社会を創り出す力とスウェーデンの教育

めまぐるしく変化する現代社会において、子どもたちが将来、「市民」としての十分な役割を果たせるような力を育むシチズンシップ教育が、学校教育の基本だと考えています。

他人を尊重すること、個人の権利と責任、人種・文化の多様性の価値など、社会の中で円滑な人間関係を維持するために必要な能力を身につけることが大切です。

若者の社会的無力感や投票率の低下などの政治的無関心は、民主的な社会を持続していく上で、深刻な問題です。

スウェーデンでは、投票率が85%。
その背景にある社会や教育について、参考にすべき点はあるはずです。

先日、NPO法人カタリバにて、「スウェーデンのユースワーク」の話をお聞きしました。

若者が参加する社会となるために 

『スウェーデンの小学校社会科の教科書を読む』(新評論)を読み始めたのですが、今日の日本経済新聞(2018/01/29)に、「スウェーデン流に学ぶ」と取り上げられていました。

教科書より対話重視、批判的思考力、起業家精神など、いわゆるシチズンシップ教育の事例として参考になります。

記事としては、グローバル社会に生きる個人の資質に焦点が当てられているように感じますが、スウェーデンが「どのような社会を目指しているのか?」といった社会のあり方にも注目していきたいです。

若者が参加する社会となるために


あなた自身の社会―スウェーデンの中学教科書

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)