衰退する地方都市を公共空間から再生するための具体的な方法や考え方

柴田久『地方都市を公共空間から再生する 日常のにぎわいをうむデザインとマネジメント』(学芸出版社)を、年末に読み、あらためて振り返ってみました。

大手百貨店撤退後の市街地再生や歩行者中心の道路空間整備については、柏駅周辺を考える上で参考にしたいものでした。

日常的に住民が集い活動できる場の創出こそが経済的な好循環にもつながると唱えられています。

失敗例も掲載されています。

特に、市民参加と合意形成について、ワークショップの課題と解決案が勉強になりました。

学校•保育園や近隣センターなど、公共施設は、成り行きで改修していくのではなく、統廃合も検討せざるを得ない状況です。
公共施設総合管理計画を作らなければなりません。

この本には書かれていませんが、柔軟で、自律分散型の公共施設•サービスのあり方を研究し、提案する予定です。

学校を統廃合するのではなく、学校施設管理を分け、小学校を核にした地域自治センターのようなあり方も研究中です。

そのためにも、しっかりと都市計画などの最近の研究を押さえておきたいと思います。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)