柴田久『地方都市を公共空間から再生する 日常のにぎわいをうむデザインとマネジメント』(学芸出版社)を、年末に読み、あらためて振り返ってみました。
大手百貨店撤退後の市街地再生や歩行者中心の道路空間整備については、柏駅周辺を考える上で参考にしたいものでした。
日常的に住民が集い活動できる場の創出こそが経済的な好循環にもつながると唱えられています。
失敗例も掲載されています。
特に、市民参加と合意形成について、ワークショップの課題と解決案が勉強になりました。
学校•保育園や近隣センターなど、公共施設は、成り行きで改修していくのではなく、統廃合も検討せざるを得ない状況です。
公共施設総合管理計画を作らなければなりません。
この本には書かれていませんが、柔軟で、自律分散型の公共施設•サービスのあり方を研究し、提案する予定です。
学校を統廃合するのではなく、学校施設管理を分け、小学校を核にした地域自治センターのようなあり方も研究中です。
そのためにも、しっかりと都市計画などの最近の研究を押さえておきたいと思います。