1/20,21と柏市議会教育民生委員会の視察で、和歌山市と茨木市にまいりました。
まず、和歌山市の健康づくりの取り組みについて。
介護予防に向けた シニアハンドブック配布、健康ポイントラリー、健康応援フェア、住民参加型在宅福祉ふれあいサービスなどの取り組みについてご説明頂きました。
先日に、柏まちなかカレッジで話し合った地域通貨の試みと、住民参加型在宅福祉ふれあいサービスは通じるところを感じました。市民の自発的な取り組みだからこそ、面白いものになるのではというヒントも得られました。
健康づくりは、全国の自治体、共通の課題です。質疑応答でも、利用者を増やすことや財政について意見交換となりました。
行政は具体的な問題について対応してきた流れがありました。一方で、先を見据えてビジョンを示し、そのために予防的な事業を行なうことには消極的だったと感じます。
教育でも同様ですか、数値で効果が表れにくい介護予防への働きかけが不十分だったと言えます。
長生きというだけでなく、長く健康でいられることを目指しています。そのためには予防が大切です。健康づくりは、個人の生き方の問題のようですが、行政にとっても大切な問題ととらえられています。
高齢化や財政問題に向き合うとき、健康は個人の問題だけでなく、まったなしの社会的な課題です。過去の反省だけでなく、具体的で効果的な取り組みが求められています。