まちカレ図書館について語り合う会も3回目。だいぶイメージを共有することができてきました。•特定の建物を持たず、まち全体を図書館と見立てる。
•カフェや商店など協力してくださる場所に本棚をお借りする。
•本だけではなく、情報や労力、時間、気持ちなども貸し借りの対象とする。
•貸し出しシステムとして、地域通貨(通帳型)を導入する。
•つながり、恩、義理人情など、これまでの経済では価値を定量化できなかったものに、注目する。
•まちなか図書館が人と人とのつなかりのハブとなる。
実際に、地域通貨を使ったやり取りの練習をしてみて、運用について考えました。以下6つの使い方に、大きく分類されます。
1 本を借りる、貸す
2 用事や仕事を頼む、頼まれる
3 何かをあげる、もらう
4 何かを教える、教わる
5 話を聴く、聴いてもらう
6 応援する、してもらう(人の紹介、口コミ、味方するなど)
調味料の貸し借り、車の送迎、荷物を運ぶ、掃除、草取りの手伝いなど、現実的な内容も出てきました。
夫婦喧嘩の話を聴き、自分の意見について、「本当にそうだよね」と理解を示してほしい。
たくさん取れた柿をもらってほしい。
囲碁やゲームの相手をしてほしい。
なるほどと思う使い方も出てきました。
これまでの個人の信用や義理人情などを、地域通貨で積み重ねていくものなのだと感じました。
たとえば、仕事や結婚相手の紹介は、大きなものです。日頃のコミュニケーションや手伝いが積み重なってこそ実現するものです。
私たちの考えている地域通貨は、今の日本円と違って、誰にも同じ価値を持つものではありません。使う相手、もらう相手も選びます。地域通貨(通帳型)の不正問題もあがりましたが、大きな問題にはならないでしょう。
次回は、もう少し詳細をつめて、実現に向けて動き出します。