和歌山市の健康づくり、介護予防事業-議会視察1

1/20,21と柏市議会教育民生委員会の視察で、和歌山市と茨木市にまいりました。
まず、和歌山市の健康づくりの取り組みについて。

介護予防に向けた シニアハンドブック配布、健康ポイントラリー、健康応援フェア、住民参加型在宅福祉ふれあいサービスなどの取り組みについてご説明頂きました。

先日に、柏まちなかカレッジで話し合った地域通貨の試みと、住民参加型在宅福祉ふれあいサービスは通じるところを感じました。市民の自発的な取り組みだからこそ、面白いものになるのではというヒントも得られました。 image

健康づくりは、全国の自治体、共通の課題です。質疑応答でも、利用者を増やすことや財政について意見交換となりました。

行政は具体的な問題について対応してきた流れがありました。一方で、先を見据えてビジョンを示し、そのために予防的な事業を行なうことには消極的だったと感じます。
教育でも同様ですか、数値で効果が表れにくい介護予防への働きかけが不十分だったと言えます。

長生きというだけでなく、長く健康でいられることを目指しています。そのためには予防が大切です。健康づくりは、個人の生き方の問題のようですが、行政にとっても大切な問題ととらえられています。
高齢化や財政問題に向き合うとき、健康は個人の問題だけでなく、まったなしの社会的な課題です。過去の反省だけでなく、具体的で効果的な取り組みが求められています。

和歌山市議会の歴史を感じます。
和歌山市議会の歴史を感じます。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)