フライブルクの廃棄物処理・清掃会社ASFを視察

フライブルクの廃棄物処理・清掃会社ASFを視察。

フライブルク市が53%出資し、47%を民間の廃棄物大手、REMONDIS社が出資の会社です。市からは独立した財政で、産廃処理など収益事業も展開。
ゴミ回収、リサイクル、冬場の道路の除雪や凍結対策、埋立地の管理などをフライブルク市から委託を受け行っています。
フライブルク市以外の道路清掃やレストランや産業廃棄物も処理しているそうです。
生ゴミ、紙類、プラスチック、ガラス、衣類、枝木はリサイクルします。リサイクルできないゴミを減らそうと努力されています。
料金は、年に一度、市民がこの会社に支払います。
例えば、四人世帯で、リサイクルできないゴミ箱60リットルを毎週だったら、126ユーロと四人世帯基本料金146ユーロです。世帯人数、回収頻度、前年度決算によって変動します。
日本の自治体のゴミ回収•処理に大きな費用がかかり、税金で支払われています。
こちらの食事事情など、日本とは大きく違います。家庭から出るゴミの種類や量も違うので、日本では回収の回数や清掃車の量は多くなっています。
リサイクルの仕組み、ゴミ削減、費用の分担など、勉強になりました。
制度や技術に関して導入することはできると思いますが、市民意識や行政の体質をしっかりとしたものにしていかなければと思うところです。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)