佐原巡検2-江戸優り文化と佐原大祭

利根川の水運で栄えた小江戸佐原。
その繁栄を背景に、「江戸優り」と呼ばれる華々しい独自の文化を育んできました。
その文化の集大成が、佐原の大祭です。
佐原の大祭は、2016年12月にユネスコ世界無形文化遺産に登録されています。
山車会館を見学し、文化伝統に触れてまいりました。
山車会館は、地域の人々の念願の施設だったと想像できます。八戸市の八戸ポータルミュージアムはっちを視察した時の話を思い出しました。
山車の点検、維持管理の風景を見ることができました。着物を虫干ししたりされているようです。
佐原の大祭は、新型コロナにより2年中止してきましたが、各地区ではお祭りに備え、地区の交流が維持されていることがうかがえます。
佐原の伝統的建造物群保存地区と景観形成地区を歩きました。
当時の建物が、今も活用され、新たな価値を生み出してています。
まちのいたるところに、お雛様が飾られていました。裕福な地域であることがうかがえます。
そして、まちのいたるところに伊能忠敬さんが。
路地を入ると、小さな公園となっています。ギャラリーや憩いの場としても活用されています。
看板建築も興味深いです。
佐原駅にはB.B.BASE。
自転車によるまちづくりです。利根川の向こうには、霞ヶ浦が広がっています。
武道の神様である香取神宮にお詣りしました。
サイエンスクラブで、小学生向けのフィールドワークを実施するための予察(下見)でした。
植生の高橋 孝三さんと地質の中尾 健人さんと歴史、まちづくりの私の3人が、それぞれの専門分野からアイデアを出し合い、面白い企画ができました。
まだ、日程は決まっていませんが、ご注目ください。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)