八丈島発光生物研究所を訪問し、八丈島サイエンスクラブについてお話をお聴きしました。
地域の資源を活用し、子どもたちと研究するための仕組みについて、ヒントを得ることができました。
財務や人事など実務的な運営のノウハウも教わりました。
八丈島サイエンスクラブは、島の風土ならではの発光生物を研究し、世界中から研究者を集め、大学など研究機関とも連携しながら、子どもたちの学びの場を作り、教育環境を充実させてきました。
小学生が本格的なサイエンスの研究に取り組んでいます。
研究所が、子どもたちに、必要なものを用意しており、みんな同じカバンやノートを使っています。
一部の家庭だけでなく、誰もに開かれた学びの場です。
第14回こども科学映像祭では、八丈島サイエンスクラブが優秀賞を受賞しています。
計算が得意、理論が得意、絵を描くのが得意、観察が得意、文章が得意、人付き合いが得意、楽しませるのが得意、映像が得意など、メンバーの良さを持ち寄って取り組んでいます。
また八丈高校は理数研究校にも指定され、大学の指定校推薦枠も得ています。
山下崇さんの政策に、「理数教育で島を日本一にしたい」と掲げられています。
日本一といっても大袈裟なものではなく、サイエンスクラブの実績に根ざした公約です。
もし、柏で取り組むとしたら、東大やAI研究拠点、ものつくりの集積などの地域の強みを活かして、各機関から協力を得て、バイオや遺伝子、コンピュータサイエンスなどのテーマに取り組むなど、思い浮かびます。
八丈浪漫音楽祭の実行委員長ともお話する機会を得ました。
一流の文化に、誰もが触れられる機会を作る。都会の子どもでなくても、八丈島だからこそ得られる経験がある。
そんな思いをお聴きしました。
「地域への誇りと愛着」は地域活性のための大きな要素です。
八丈島でも、若者が島から出て行く現状に、どうしたら戻ってくるか?
そんな問いから、様々な事業が生まれ、特に、教育の力が期待されています。