学童保育のネクスファに通う夏休みの子どもたちによる対話。
今回は、自分たちの居場所であるネクスファをより良くするために、何をすべきかについて話し合いました。
全体での対話の後、グループに分かれて提案してもらいました。
これまで年に一度くらい、このテーマで話し合いました。
実現の可能性を気にする人もいれば、壮大な計画を提案する人もいて、話がチグハグになることもありましたので、今年は条件を付けました。
「ネクスファの運営は新しいことに投資する予算がないので、宝くじを買う」という設定で、グループごとに宝くじを引きました。ハズレから1億円の中で、考えてもらいました。
奇想天外な案は出ない代わりに、具体的な提案が出てきました。
お金がなくても、ないなりにできることを考えてもらえたのも良かったです。
全体での対話の時には、お金の話と関係なくアイデアが出ていましたが、宝くじの結果が出てからは、お金にこだわった話し合いに変わったのが印象的でした。
何のためにお金が必要だったのかを忘れてしまうことがあるということを肝に銘じなければと思いました。
子どもの話だからというのではなく、公共事業などでも繰り返してきた過ちです。
お金がないからできないと諦めてしまう意見も聞こえてきましたが、最後まで粘り強く考え、話し合う児童もいました。
どんな状況でも、グループのメンバーと向き合い、力を合わせていく姿勢も身につける練習でもありました。