議会前の1日

いよいよ議会が始まります。
議会前には、市から提出される議案の説明会や議会運営委員会、市民の方々からの相談、議案や相談内容の調査などで1日がバタバタとしています。

先日は、柏市議会の議会広報委員会にて、市議会だよりのリニューアルに向けての話し合いも開かれました。image

今日は、午前中は、近隣市の議員で集まり、これから始まる議会に提出された議案を持ち寄り、意見交換を開きました。
自治体は違っても全国的に共通した議案もあり、近隣市で参考にしあっている部分もある一方で、実施時期の違いや議会ごとに異なるルールなど、有意義な議論でした。image

午後は、ケアラーズカフェ&いきぬき処みちくさ亭にて、意見交換。
認知症カフェや通い場事業の現場、人材育成、アセスメント、ケアラーへの支援などについてお話をお聞きしました。
介護離職への対策や認知症の人の徘徊を支える街ぐるみの取り組みなどについてのアイデアもご紹介頂きました。
人、場、行政や他の団体との連携について意見を交換するなど、濃い時間でした。image

その後、柏市のこどもルーム(学童保育)の待機児童解消について、ご相談を頂きました。

柏市では待機児童解消アクションプランによって保育所を増設してきましたが、そのため、こどもルームへの入所希望者が増加しました。
いわゆる「小1の壁」や「小4の壁」の問題です。夏休みの入所も大きな課題です。
半年でも預けられない期間が生まれてしまうと、親が職を失ってしまいます。

こどもルーム(学童保育)の拡充のために、指導員の確保が緊急の課題です。

お話をお聞きし、子育て支援制度の周知の課題も明らかになりました。
乳幼児から小学校、中学校ごとに、子育て支援の流れが途切れてしまっており、せっかくの支援制度も知らないままということも多いとのこと。
母親学級や幼保小連携など、より一貫した子育て支援が実現するための工夫も必要と感じました。

先輩議員から、どのように進めれば、実現できるかというご助言を頂き、ご協力もお願いしました。

image夜は、まちカレ図書館のミーティング。
どのように柏まちカレ図書館にご協力してもらうかや秋の柏まちカレ図書館まつりに向けて、話し合いました。

議員は、ふだん何をしているか分からないという声もお聞きします。
ふだんの投稿は、イベントや考えなどについてなので、たまには何気ない1日の流れもまとめてみました。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)