教科書採択と教科書展示会

千葉県教育委員会では、現在使用されている教科書や令和7年度から使用される教科書の見本を展示する「教科書展示会」を開催しています。
柏市では、教科書センター自体は沼南庁舎内にありますが、より多くの方にご覧いただきやすいよう、6月は柏市立図書館でも「教科書展示会」を実施しています。
千葉県議会で、教科書採択のあり方について議論されています。
特に、社会科、地理歴史の教科書が議論の中心となります。
私自身、教育学部の地理歴史専修で学んだため、教科書検定や教科書採択の議論については、一通り把握してきたつもりではありますが、もう20年以上が経っています。
家永三郎氏の教科書裁判や「新しい歴史教科書をつくる会」は、もはや現代史の一つでもあります。
先日、本会議一般質問の傍聴に、新しい歴史教科書をつくる会の藤岡信勝氏の姿もありました。
議会での議論については、あらためてブログにてまとめてまいります。
教科書採択については、歴史観だけでなく、不正がないかのチェックも必要です。
資料集など副教材も含めて、公正な採択を求めます。
さらに、これから教科書の電子化が進められます。授業のあり方も変わってきます。また、教科書の電子化にともない、教科書販売をになってきた地域の書店の経営も厳しくなってくると予想されます。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)