少子化という大きな流れの中、柏市内では、大型マンションの建設や大規模な宅地開発が進み、局地的に教室が不足しています。
たとえば、高柳小学校では、昨年度、2棟目となるプレハブ校舎を新築していますが、これでも数年後には不足する心配があります。
柏駅周辺においても、大型マンションの建設が進み、柏第一小学校、柏第三小学校、柏第五小学校では児童数が増加し、学区の見直しなど難しい課題を抱えています。
教育を充実させ、子育て世代が、柏を選んで引っ越してくることを、市の方針としては示しているはずなのに、子どもたちを受け入れる小学校がいっぱいになっています。
待機児童も共通した課題ですが、小中学校は、新設が難しいことや学区のことを考えると、より複雑です。
3月の議会での代表質問で、柏市の見解を問い質しました。
これに対し、学区の変更や校舎増設・特別教室の変更など、総合的に判断して対策を講じていきたいという答弁でした。
小規模校についても触れ、市内の小中学校が適正規模を維持し、どの学校もよい環境が保たれるよう努めたいと示されています。
私は、柏市としての見解を質問したわけですが、答弁は教育委員会の範囲内での答えにとどまっています。柏の都市計画や経済状況など、柏市全体として考えるべき課題です。
学校や教育委員会だけでなく、柏市をあげて本気で取り組めるよう、引き続き、議会からも働きかけていきます。