私は、子どもの意見が社会に反映されることを大切にしています。
そして、子どもの意見や気持ちを傾聴し、子どものマイクになって周囲に働きかけていく人がいる。そんな仕組みが必要だと考えます。
岩波ブックレット『子どもの心の声を聴く 子どもアドボカシー入門』を読みました。
押さえつけられたり、無視されがちで、報復の不安もある子どもの声に耳を傾け、共に考え、意見を表明することを支援し、行動する人をアドボケイトと言います。
子どもの声を聴き、権利を守る活動を「子どもアドボカシー」と言います。
これから柏市でも児童相談所を設置していく準備が進められていますが、子どもアドボカシーセンターのような機関も必要であると考えます。
いじめや不登校、その他、子ども自身に関わる政策に、子どもの意見を取り入れる仕組みを整えるのとで、誰一人取り残されることのない柏市につながっていくはずです。
イギリスの若者政策やヒア•バイ•ライトに興味があり、柏市でも実現させられるよう、取り組んできました。
ヒア・バイ・ライト(hear by right)とは、子どもの意見に耳を傾け、子どもと共に、社会の仕組みをより良いものに変えていこうという考え方です。
柏市内の児童館や青少年センター、公民館に、子どもの声を取り入れていくことはできないだろうか?
公共施設再編計画として、市内の小中学校のあり方に、子どもの視点を入れられないだろうか?
スケボーやバスケットボール、格闘技、音楽やアート、デザイン、ゲーム•プログラミングなど、子どもや若者が集える空間を作ることはできないだろうか?
投票率向上や若い人たちの社会参加を促進していくだけでなく、社会の礎となる民主主義を育てる取り組みです。