柏まちなかカレッジのように、地域に根ざした、市民の自発的な学びの場が、全国各地で展開しています。
コミュニティカレッジ、または市民大学、ソーシャル系大学、自由大学などと呼ばれる活動です。世界的にも面白い動きのようです。そんな学び活動の全国大会である第5回コミュニティカレッジ•バックステージ in 尼崎が、「みんなの尼崎大学」さんがホスト校となり、開催されました。
今年は15校が集まりました。
柏からは、柏まちなかカレッジの他、「柏の葉サイエンスエデュケーションラボ」も参加されています。
それぞれのコミュニティカレッジが育んできた運営経験や方針など、舞台裏(バックステージ)をお互いに紹介することによって、各地の「地域の学び」をさらに広げ、繋げていくためのプラットフォームを目指すものです。
個人の活動、行政の市民協働、公民館などの社会教育事業、まちづくり、再開発、アート、哲学など、組織の形態がそれぞれ違い、それぞれの事情があり、地域特性もありますが、「学び」という共通テーマで集まり、熱く語り合い、交流しています。
多様な団体、多様な個性、多様な職業が、同じ場所で、丸一日時間を共にしていることが不思議です。
柏市まちなかカレッジから3人が参加。
他の組織の運営や企画から、自分たちの理念や運営方針が浮き彫りになり、研修や経営を考える合宿のような機会にもなっています。
今回、午前中は「みんなの尼崎大学」の実践を共有していただきました。
尼崎の公害問題をテーマに、学び合うKOGAI QUEST やシチズンシップ教育にも活用されているAmagasaki To The Future 2 を体験しました。
地域資源を持ち札に、地域課題を解決していくゲームは、柏まちなかカレッジでも作っていきたいです。
神戸モトマチ大学さんは、早速、講師を依頼して12月に、Amagasaki To The Future 2 神戸版のゲーム作り講座を開催されるとのこと。柏まちなかカレッジでは、その講座内容をビデオ中継してもらい、私たちもゲーム作りをスタートさせます。
こんな感じで、悩みや持ちネタの共有をしています。
この三日間、尼崎では、まなびをまきおこす!まちじゅう学祭2019 を開催しています。
尼崎市は、市長の方針もあり、「生涯、学習!推進課」を設置して、生涯学習のまちとなるよう力が入ってきます。
杭瀬中市場で、まちじゅうバイキングが開催。
尼崎の環境を調べ、魚を釣り、さばき、こども食堂に提供。
行政が運営している取り組みなので、みんなの相談室の開催。
興味深い取り組みも沢山お聞きできました。