児童福祉法の改正(平成29年4月から施行)を受け、柏児童相談所は千葉県の事業ですが、柏市でも中核市として児童相談所の設置を検討することになりました。
※養育里親-柏児童相談所を視察して
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そこで、これから3つ目の児童相談所を設置しようとしている名古屋市を視察してまいりました。
この5年で児童虐待の相談対応件数は、急激に増えているのは、全国的な傾向です。
名古屋市では、児童相談所の体制を強化しています。
児童福祉司は平成25年の約1.5倍、児童心理司は約1.7倍に増員。
区役所に兼務児童福祉司を配置し、児童相談所だけでなく、行政全体で取り組まれてきました。
平成23年の死亡事例の反省をふまえ、一時保護に特化した緊急介入班を設置。
この中には警察官も派遣されています。
そして平成30年度に新しい児童相談所を開設しようとされてます。
名古屋市中央児童相談所は、発達障害者支援センターと中央療育センターとくすのき学園とともに、児童福祉センターに併設されています。
立派な施設でした。
※「くすのき学園は、心理的(情緒的)困難にぶつかった子どもたち、例えば、不登校、集団になじめない、友人関係や親子関係がうまくいかない、いじめ等の問題に悩んでいる子どもたちに、心理治療、生活指導および学校教育による総合的な援助を行っています」HPより
適応指導教室といった表現でないところにも、市の姿勢を感じます。
急激に増加する児童虐待について、児童相談所の設置だけでは対応しきれないのが現実です。
そのためにも、里親制度の普及は重要と私は考えます。
名古屋市では、里親制度の啓発だけでなく、里親支援のための職員を増員しています。
地域•社会全体で児童虐待を防止するネットワーク作りは喫緊の課題です。