柏経営ゼミナールに参加し、高島屋柏店の店長である影山勝さんのお話をお聞きしました。
この3月から店長になられ、柏高島屋のこれからの方向性について、高島屋や百貨店のあり方、シンガポールでの出店、人事の仕事、大宮店と高崎店での経験、そして柏店の現状など、柏を客観的に分析した刺激的な話です。
高島屋が柏に出店し、40年が経ち、お客様も高齢化し、来店の頻度が少なくなり、買う量も減ってくる。全国的な傾向で、百貨店としての課題です。
いかに価値を生み出していくか?
東京のデパートや関東にあるアウトレット、近隣のスーパーやショッピングモールなどの状況を分析したエリア戦略を、会社全体で考えています。
そして強調されていたのは、まちの力です。
まちの価値や魅力が、百貨店をはじめとする商業者の利益につながる。そして、百貨店や商業者の活動が、まちの魅力や価値となる。
これは当たり前の話かもしれません。でも、このリーダーシップを誰がとり、どのようにまち全体をコーディネートしていくか?
市民、商店街、地域、政治、行政、企業などのプレイヤーの内外から、リーダーシップを発揮し、まち全体で、柏の力を高めていくために、真剣に向き合っていかなければ。