本日、柏市議会に登壇し、図書館について議論しました。
そごう跡地に、文化・教育の拠点となる複合施設を設置することも提案しました。
柏市における図書館書庫、行政資料室、文化財収蔵庫、学校図書館支援センター、教育センターの課題をそれぞれ指摘し、その解決策をお示ししたものです。
一つ一つの課題に対処療法的な改修事業を実施するのではなく、どんな都市を目指すのか明確なビジョンを示し、これからの柏市を引っ張っていくことが、今、求められています。
議場での議論を終えてからも、話し合う場がありました。
◆司書、学芸員、アーキビストなど専門職の配置や育成
◆図書館新設の財源
これらについては、道筋が見えてきました。
あとは、強い情熱と覚悟を持ったリーダーシップです。
まずは、柏市の目指す図書館は、資料の収集・保存のセンターか、課題解決や情報の拠点か、あるいは市民の文化的な居場所なのか、その方針をゼロから話し合うところからです。
D街区での図書館建設中止以降、停滞してしまっている議論を巻き起こすことです。
いわゆる図書館だけではなく、博物館、美術館、公文書館、教育センター、子育て支援センターが、組織の垣根を越えて融合した文化施設を構想しています。
学校教育では、2020年からの学習指導要領において、教員個人に授業研究を任せるのではなく、学校図書館を核として学校全体で授業の質を高め、教育センターを拠点に柏市全体の学校の授業を支援する体制を構築することが求められています。
地方都市において、百貨店というスタイルが成り立たなくなっている現状では、新しい商業者の誘致と撤退を繰り返すことになりかねません。
この事態をチャンスとして考え、文化・教育を中心に据えた、「住みよいまち」というビジョンを、柏駅前で徹底して実現させ、全国に発信していくことを、これからも提案していきます。