緊急事態宣言が出され、オンライン化は進み、新型コロナ収束後も生身の人間同士のコミュニケーションは少なくなっていきそうです。
社会の分断も心配です。
地域通貨や時間銀行の仕組みで、テクノロジーも活用しながら、社会のつながりを生み出していきたいと考えています。
柏まちなか図書館で、本だけでなく、知恵や労力•時間を貸し借りし合うネットワークを作りたいという活動してきました。
あらためて力を入れていきたいと思います。
工藤律子『ルポ つながりの経済を創る スペイン発「もうひとつの世界」へのまち』岩波書店 を読みました。
エネルギーや通信などの協同組合など参考になる事例でした。
経営者の理念がメンバーに浸透していないという話を聞きますが、理念の中身ではなく、組織の形なんだと常々思っています。
この本で、協同組合について紹介されています。
方針や給料は組合員で決め、決定権は一人一票の平等。新人もベテラン、役職つきも、給料は同じか最小限の差。
自分たちの理念の元、組合員が公平な立場で協力し合う。
現在の下積みが未来に反映されるかどうか不透明な今日、協同組合の運営には、とても大切なヒントが示されています。