柏まちなかカレッジには、校舎も教室も、教壇も、黒板もありません。まち全体をカレッジと見立て、まちのお店や公園、ストリートが教室です。街の皆さんのご協力を得て、開かれた場で講座が開かれています。
そんな柏まちなかカレッジらしく、柏のまちなかを図書館として楽しみ、本を通して、人と人、人と街とをつないでいくことを目指すのが、柏まちカレ図書館です。
・特定の図書館や蔵書を所有しない。
・まち全体を図書館と見立てる。
・まちにある本が蔵書。
・まちの人が、図書館の運営者であり、司書であり、利用者。・貸し出すのは本だけではない。
・情報・知恵・交流のハブとなる場。
・「地域通貨」を活用し、知恵、経験、力、モノなどの地域資源をリスト化し、それら地域資源のマルシェ・市などを開催。
既存の図書館を批判する会ではなく、まちなかカレッジだからこそできる常識を覆すような、オープンで、つながる図書館を考えています。
現状の図書館の課題や批判を、柏まちカレ図書館の強みに採り入れていく姿勢です。
・本が秩序だってなくカオスであることで、思いもよらぬ出会いがある。
・プライバシーをさらけ出すことで、その本を手にしてきた人々の思いを、次の借り手につないでいく。・不便だからこそ、コミュニケーションが生まれる。
柏まちカレ図書館のミーティングでは、それぞれの思いを話しているうちに、本題にそれることもありますが、そんな話もミーティングの醍醐味です。
効率的な会議で失われてしまったものも取り入れながら、公共図書館では失われてしまった文化を育てていきたいと思います。
来月のミーティングでは、貸し出し通帳の電子化を検討する予定です。