【速報】本日の千葉県議会 ー 加藤裕太議員(無所属)の一般質問 2026年2月25日午後1

千葉県議会をいち早くお伝えいたします。
※複数人体制でチェックしてはいますが、できるだけ早く、皆様に議会での議論をお届けしたいと文字起こしをしているため、誤字などもあります。ご容赦いただき、各自、ご確認ください。

 
本日(2026/2/25)午後1の一般質問は、無所属の加藤裕太議員でした。

質問項目

  1. 成田空港について
  2. 農業政策について
  3. 医療政策について
  4. 学校教育について
  5. 河川管理について
  6. 道路の整備について
  7. その他

議会質問・答弁の書き起こし全文


質問(第1回目)加藤裕太 議員


–加藤裕太 議員
皆さんこんにちは。
香取市・香取郡神崎町・香取郡多古町選出、加藤裕太です。
本日はご多用の中、またお足元の悪い中、傍聴にお越しいただいた皆様、ありがとうございます。
また、インターネット中継でご覧いただいてる皆様、ありがとうございます。
皆様に感謝を申し上げまして、通告に従い、県議会では初めての一般質問を行います。
ありがとうございます。
今回は六つの項目について伺います。

1項目めは、成田空港について2点伺います。
SAFの促進についてですが、SAFは持続可能な航空燃料の略称で、循環型の原料で製造された航空燃料のことです。
政府は2030年時点で本邦エアラインによる燃料使用量の10%をSAFに置き換えるという目標を設定しており、SAF導入に向けてSAF供給義務などの規制措置の導入を検討しています。
SAFの原料は、廃食油やバイオマス、廃プラスチックなどとなりますが、この原料獲得競争は年々激しくなってきています。
私も以前、石油元売りに勤めていたこともありますので、SAFの今後の動きは、気になっているところです。
そういった状況の中で、私の地元、香取市においても、いろいろな方法でSAFを製造しようと研究開発を進めている方々がいらっしゃいます。
その中でもある農業法人の方は、スイートソルガムという食物に着目いたしました。
このスイートソルガムは、高さ約5mに成長する大型田舎の作物で、トウモロコシの生産量の約2倍生産でき、一度の作付けで年2回収穫可能で、荒廃農地でも栽培可能なため、耕作放棄地を活用して栽培ができるということです。
現在この農業法人の方は、成田国際空港株式会社や名古屋大学、神戸大学などと連携し、スイートソルガムの搾汁液からバイオエタノールを製造するSAFの地産地消に向けた取り組みを進めているところです。
私も名古屋大学と神戸大学の教授の方々とお話させていただきましたが、取り組みは着々と進んできており、将来的には成田空港周辺地域にバイオエタノールやSAFの製造プラント設置を検討するなど、成田空港にとっても周辺地域にとっても大きなインパクトのある取り組みだと考えます。
この事業は、スイートソルガムの栽培単体で見ても、牧草としての需要があり、収益が上がる事業となるうえに、SAFの原料としても収益を得られるなど、新しい地域の産業として県内各地で広がっていく可能性があります。
この取り組みだけで、日本のSAF需要が全て賄えるわけではありませんが、成田空港擁する千葉県としても、こうしたSAFの導入に貢献できる様々な取り組みをしっかりと支えていくことが求められると考えます。

そこで伺います。

SAFの促進に向けて、県の取り組み状況はどのようになっているんでしょうか。

続いて、成田空港周辺地域の公共交通の確保について伺います。
成田空港では、成田空港第2の開港プロジェクトとして、第3滑走路の整備などの更なる機能強化が進められています。
空港の面積が約2倍になり、年間発着容量が現在の約34万回から約50万回に拡大する一大国家プロジェクトです。
これに伴い、空港会社は旅客数、取り扱い貨物量の大幅増加とともに、空港内で働く方々が現在の約4万人から最大7万人と3万人も増えるなどの予測を立てています。
これにより想定されるのは、空港を利用される旅客や空港で働く方々の移動手段を確保しなければならないということです。
国土交通省は、今後の成田空港施設の機能強化に関する検討会を設置し、新旅客ターミナルの整備に加え、成田空港アクセス強化などに関する基本的な方向性の検討を進めているということです。
ただ、地域の皆さんからよくいただくご意見としては、地域と成田空港を直接結ぶバスなどの公共交通機関があれば、空港で働く方々や観光等で地域を訪れる方々にとって便利になるのではないかというものがあります。
バス交通については、運転手不足や採算性など、乗り越えなければならない課題も多くありますが、成田空港で働く方々が多い地域や空港周辺の観光地等を結ぶバスなどの公共交通機関を求める声が多くあります。
1月28日には、エアポートシティの名称が空となりた。と決定されましたが、働く方々からも観光で訪れる方々からも選ばれるエアポートシティ空と成田実現のためには、この点はクリアしなければならない課題であると認識しているところです。

そこで伺います。

空港周辺地域の公共交通の確保に向けて、県はどのように取り組んでいくんでしょうか。

次に、2項目めの農業政策について3点伺います。
サツマイモ基腐病についてですが、千葉県のサツマイモの産出額は185億円と、茨城県、鹿児島県に次いで全国第3位となっております。
更なる生産拡大、品質向上に向けて、産地振興を図っている重要品目の一つと位置付けられているところですが、生産拡大、品質向上に取り組む産地にとってのリスクの一つに病害虫があります。
中でも、サツマイモ基腐病は苗や土を返して感染が広がり、芋が腐ったり、葉や茎が枯れてしまったりする病気であり、一度発生すると防除が難しいことから、山地に著しい被害をもたらす恐れがあると伺っております。
このサツマイモ基腐病が昨年11月に茨城県で確認されました。
サツマイモ基腐病は国内では2018年に鹿児島、宮崎、沖縄各県で発生が初めて確認されて以来、年を追うごとに発生が確認された都道府県が増えており、昨年10月までに全国36都道府県で発生を知らせる特殊報が発表されています。
2021年には、鹿児島県で作付面積に対する基腐病の発生割合が75%となり、大きな減収の要因となったこともあります。
昨年11月にすぐ近くの茨城県で発生しましたので、私の地元の生産者の皆さんも大変心配されており、千葉県としてもより一層サツマイモ基腐病への対策を強化していただきたいとのご意見をいただいています。

そこで伺います。

本県におけるサツマイモ基腐病の発生状況と発生防止の取り組みはどのようになっているんでしょうか。

続いて、さつまいも博について伺います。
千葉県で初めて開催された夏のさつまいも博2025には、たくさんの方々が幕張メッセにお越しになり、大変な盛り上がりでした。
私も家族と一緒に伺いましたが、千葉県ブースや、私の地元も含めた県内事業者の方々の出展を中心に、冷やし焼き芋やアイスなど、工夫を凝らしたサツマイモスイーツやフードの提供の他、親子で楽しめるステージイベントもあり、さつまいもの魅力を存分に楽しませていただきました。
こういった取り組みは単発で終わらせるのではなく、今後も継続して行っていただきたいと自分のブログにも書いていましたが、今年に入ってからも2月11日から15日に幕張メッセで、冬のさつまいも博2026が千葉県では初めて開催されました。
もちろん私も伺いましたが、千葉県からは4店舗出店し、そのうち香取市から3店舗また、様々なサツマイモ商品を取り扱う千葉県ブースにおいても、多数の地元事業者さんのお菓子スイーツが販売されていました。
ブースの責任者の方とお話させていただきましたが、結構な売れ行きだったということです。
地元の香取地域はもちろん、千葉のさつまいもの美味しさが県内外の方々に届く機会が増えるというのは大変嬉しく思います。
そのような中、今年の夏のさつまいも博も千葉県で開催されることが発表されました。
県では、千葉県の顔となる農作物としてサツマイモを集中的にプロモーションしているところですが、さつまいも博はPRに絶好の場であり、ぜひ今後も継続して開催できるようにしていっていただきたいと考えます。

そこで伺います。

これまでのさつまいも博の結果を踏まえ、今後の開催についてどう考えるんでしょうか。

続いて、県産農林水産物の輸出の支援について伺います。
輸出に関するデータを見てみますと、サツマイモを始めとして、千葉県産の農林水産物の輸出額が拡大してきており、輸出を行っている事業者の方々にお話を伺うと、今後まだまだ伸びていく可能性があると感じています。
先日、知事が訪問された台湾では、千葉県の長年の懸案であった輸入規制が撤廃されるなど、県産農林水産物の輸出にとって追い風となる動きもみられてはいます。
しかし、地元でお話を伺っていると、依然として生産者、特にまだ輸出に本格的に取り組んでいないような生産者の皆さんにとっては輸出のハードルが高いと感じます。
そういったこれから輸出に取り組もうとする生産者の皆さんにとっては、生産者への県の支援が必要だと考えます。

そこで伺います。

県産農林水産物の輸出に取り組む生産者等をどのように支援していくんでしょうか。

次に、3項目の医療政策について伺います。
私の地元香取地域においては、高齢化が進む中、医療提供体制の確保は大変重要な課題となっています。
このような中で、県立佐原病院は、香取地域の中核的な病院として、幅広い疾患に対応する外来診療、入院診療を行うとともに、在宅医療支援病院の認定を取得し、訪問看護を始めとした在宅医療にも力を入れていると伺っています。
また、救急基幹センターとして24時間365日の救急外来に対応している他、災害時には地域の医療救護活動の中心となる災害拠点病院として重要な役割を担っているところです。
一方で、佐原病院の経営状況を見てみますと、令和6年度の決算では約12億円の赤字となっており、過去を見ても大変厳しい状況が続いているところではありますが、地域にとっては大変重要な役割を担っている病院であり、今後も地域の皆さんが安心して暮らしていけるよう、必要な医療を提供していくことが求められています。

そこで伺います。

佐原病院は今後どのような医療を提供していくんでしょうか。

次に、4項目めの学校教育について伺います。
私の地元の香取地域でも少子化が進行していますが、その傾向が著しい地域の県立高校では、生徒募集に苦慮し、クラス数が減るなど、学校の小規模化が進んでおり、他高校も同じような状況にあります。
県教育委員会では、昨年10月に策定した県立高校改革推進プラン第二次実施プログラムにおいて、加古高校を地域連携協働校に指定するとともに、地域社会に関する学びを導入し、成田空港に近接する立地を生かして、グランドハンドリングや保安検査業務等、空港関連の人材育成を目指し、関係部局と連携した探究的な学びを実践するとしています。
今後加速していく成田空港の第2の開港プロジェクトが進んでいくと、空港周辺地域での働き手が不足することも予想されている中、こういった取り組みを進めて、高校生の頃から空港に関連する仕事への理解を深めていただいて、即戦力に近い人材を輩出していくということも大変重要だと思います。

そこで伺います。

多古高校における学びの充実と、空港関連の人材育成にどのように取り組んでいくんでしょうか。

次に、5項目の河川管理について伺います。
香取市においては、令和9年度に全国市町村交流レガッタを開催するべく、準備が進められています。
私も香取市議会議員時代に香取市民レガッタや全国市町村交流レガッタに出場させていただきましたが、全国市町村交流レガッタの開催地には全国からたくさんの方々が集まりますので、開催地となる予定の香取市だけでなく、その近隣の地域も含めた千葉県のPRの場にもなるということを実際に出場して見て感じました。
そういった全国市町村交流レガッタの開催に当たっては、会場となる予定の黒部川周辺の環境をしっかり整えていく必要があると考えます。
黒部川のボート場は、東京オリンピックで銅メダルを獲得したスロバキアカヌースプリントチームが事前キャンプを行うなどしていますが、コース周辺の現状については、時期や状況によっては土砂が堆積してしまい、レガッタの船を出すのにも苦労するようになってしまうことも経験いたしました。
先日、この場で行われた千葉県議会児童生徒表彰でも香取市立小見川中学校や小見川のクラブチーム選手の方々も表彰を受けられましたが、そういったお子さん方を初めとした水上スポーツの選手の方々が普段から利用されているコースですので、その環境整備はしっかりと進めていく必要があると考えます。
また、近年激甚化頻発化する豪雨により全国各地で甚大な被害が発生し、千葉県においても、令和元年、令和5年の災害は記憶に新しいところであり、治水面からも堆積した土砂の撤去が必要になってくると考えます。

そこで伺います。

黒部川における堆積土砂撤去の実施状況はどのようになっているんでしょうか。

最後に6項目めの道路整備について6点伺います。
まず、圏央道についてですが、圏央道は、首都圏の幹線道路の骨格となる道路ネットワークを形成し、総延長約300kmの環状道路であり、交通混雑の緩和や地域の活性化を図る重要な道路です。
先月、私も参加いたしましたが、千葉県議会首都圏中央連絡自動車道推進議員連盟で、県内を初めとして、圏央道の整備状況やインターチェンジ周辺における土地利用企業立地の状況などを視察いたしました。
既に供用している茨城県などでは、インターチェンジ周辺に農地エリアや都市エリアを官民連携で一体的に整備するなど、企業誘致による雇用の創出や税収人口の増加などの効果もあらわれており、市圏央道の整備効果の大きさを改めて認識したところです。
まさに道路により、沿線市町に大きな賑わいが現れており、千葉県においても早期に整備することが重要だと感じました。
特に千葉県内で未開通区間となっている泰平JCTから松尾横芝インターチェンジ間の令和8年度までの開通は期待が大きいものであり、その中でも泰平JCTから加古インターチェンジ間については、先行して開通すると伺っており、その進捗状況が気になるところです。

そこで伺います。

圏央道の泰平加古間の進捗状況はどのようになっているんでしょうか。

続いて、仮称神崎パーキングエリアの進捗状況についてですが、茨城県との県境から泰平JCTまでの区間については、令和8年度の完成に向け、4車線化と休憩施設の整備が進められています。
特に神崎町では、仮称神崎パーキングエリアの整備に合わせ、道の駅発酵の里神崎の改修を進めているところであり、パーキングエリアと道の駅との徒歩移動も可能となるなど、利便性の向上が期待されています。

そこで伺います。

仮称神崎パーキングエリアの進捗状況はどのようになっているんでしょうか。

続いて、国道356号について伺います。
私の地元、香取市は農業が基幹産業で、お米やサツマイモに関しては県内有数の生産地となっており、豊富な農産物を首都圏などに供給しています。
また、舟運で栄えたサワラの街には伊能忠敬の旧宅を始めとして、江戸時代から昭和初期に建てられた商家や土蔵が、現在もその姿を残すなど、歴史的な町並みが人気の観光資源となっています。
人口減少、少子高齢化が急激に進む中、このような多くの地元の強みを生かし、地域の経済発展に繋げていくためには、経済発展に重要な人や物、お金や情報を集積させるためのインフラの充実が必要であると考えています。
特に交通インフラについては、人や物のスムーズな流れを確保するため、地域を結ぶ道路などの整備は大変重要です。
香取市では、県北部地域を東西に横断する国道356号が、市民の生活や経済活動を支える大動脈となっています。
しかし、市の中心部においては、朝夕の時間帯を中心に慢性的に混雑しており、円滑な交通に支障をきたしています。
そこで、県では現在2車線の道路を4車線に拡幅する篠原拡幅の事業を進めており、現在鋭意工事が進められているところです。
篠原拡幅事業については、沿線の地元地区からいろいろな要望が出ておりますので、そのような要望についても可能な限り受け止めていただいて、実現できるよう検討していただきながら、早期の供用に向けて事業を進めていただきたいと考えています。

そこで伺います。

国道356号篠原拡幅の新居進捗状況はどのようになっているんでしょうか。

続いて、香取小見川バイパスについて伺います。
香取市内の国道356号では、篠原拡幅事業の他、香取小見川バイパス事業が進められています。
事業区間に並行する現道は、私も子供たちの子供園への送迎でよく通行するんですが、朝夕の時間帯に渋滞が発生している箇所があるとともに、大型車の通行が多く、歩道が未設置の区間があるなど、多くの課題があります。
このため、県では、令和5年度に香取小見川バイパスを新規事業化し、現在はこれからの整備に向けて設計などを進めているところだと思います。
事業の推進に当たっては、地元の要望などもしっかりと受けとめ、反映させながら、早期に整備に着手していただくよう期待を寄せているところです。

そこで伺います。

国道356号香取小見川バイパスの進捗状況はどのようになっているんでしょうか。

続いて、県道郡停車場大塚線バイパスについて伺います。
県道郡停車場大塚線は、神崎町のJR下総神崎駅と成田市の国道51号を結ぶ幹線道路であるとともに、神崎町の中央部を縦断し、交通拠点と新興住宅地を繋ぐなど、地域にとっても大変重要な道路です。
しかしながら、神崎町内の現道は、センターラインがない箇所や歩道が未整備な箇所があることから、円滑な交通や歩行者の安全な通行に支障となっております。
このため、県では神崎町の郡から舘の間で、県道郡停車場大塚線バイパスの整備を進めております。
一方、当該バイパスの西側では、県道成田下浦線までの区間を神崎街と成田市が仮称県道成田神崎線として道路整備を進めており、県市町が進める道路整備が完成すれば、県道成田下浦線を介して、成田市までのアクセスが飛躍的に向上することになります。
地元の皆さんのお話を伺っていると、成田とのアクセスを向上させる道路の整備を求める声もたくさんいただきますので県道郡停車場大塚線バイパスの早期整備は大変重要だと感じます。

そこで伺います。

県道郡停車場大塚線バイパスの進捗状況はどのようになっているんでしょうか。

続いて、県道成田小見川鹿島港線の小見川大橋周辺の渋滞対策について伺います。
県道成田小見川鹿島港線は、千葉県成田市を起点に、多古町香取市を経て茨城県神栖市へ至る成田空港および成田市街地と県北東部および鹿島臨海工業地帯を繋ぐ動脈としての機能を担う路線であり、地域の経済活動や観光産業等を支える重要な幹線道路です。
当該路線は、成田空港第2の開港プロジェクトが進む成田空港に接続し、さらには令和8年度に県内区間が開通する圏央道の圏央成田インターチェンジに接続するなど、その役割は非常に重要であると考えます。
しかし、私の地元香取市においては、特に茨城県神栖市等を結ぶ小見川大橋付近の渋滞が平日のみならず、休日も朝夕を中心に慢性的に半数発生している状況となっています。
前回の香取市長選挙では、全ての候補が小見川大橋付近の渋滞の解消について選挙公約にするなど、地域の皆さんの多くが求めているところであり、現在の県の取り組みが気になるところです。

そこで伺います。

県道成田小見川鹿島港線小見川大橋付近の渋滞対策についてどのように取り組んでいるんでしょうか。

以上で1回目の質問を終わります。
ご答弁、よろしくお願いいたします。


答弁(第1回目)


–議長
加藤裕太君の質問に対する当局の答弁を求めます。

知事、熊谷俊人君。

–熊谷俊人 知事
加藤裕太議員のご質問にお答えをいたします。

まず成田空港についてお答えをいたします。
空港周辺の公共交通についてのご質問ですが、第2の開港プロジェクトの効果を、空港のみならず周辺地域に波及させるためには、空港周辺地域のまち作りを踏まえた地域公共交通を構築し、地域と空港の往来の充実を図っていくことが重要です。
このため令和8年度当初予算案に空港周辺の地域公共交通に係る検討事業を盛り込み、空港と空港周辺の各拠点などを結ぶ。効率的な地域公共交通ネットワークの実現に向けたロードマップなどについて検討を進めることとしています。
本事業を通じて、空港周辺市町や、昨年11月に協定を締結した京成電鉄などの関係機関とも連携をしながら、エアポートシティ構想が目指す国際的な産業拠点の形成やそれを支える地域作りに繋げてまいります。

次に農業政策についてお答えいたします。
さつまいも博の今後の開催についてのご質問ですが、昨年8月、国内最大級のサツマイモに特化したイベントである夏のさつまいも博が幕張メッセにおいて、県内で初めて開催されましたが、県ではブースでの物販や千葉のさつまいもアンバサダーの出演を行い、夏の開催としては過去最大となる約3万6000人が来場しました。
さらに先日今日のうちに閉会した冬のさつまいも博は約4万5000人が来場し、ご褒美感のあるスイーツ約30品を販売した他、全国の焼き芋店から日本一を決める全国やきいもグランプリが開催されるなど、県内外の幅広い世代の方々に旬のサツマイモの魅力を満喫していただくことができました。
今年の夏も主催者から幕張メッセでの開催が発表されたところであり、県では今後もさつまいも博の開催を通じ、全国トップクラスのサツマイモ県として、美味しさや歴史、栽培のこだわり等を広く知っていただけるよう、関係者と連携をしながら、さつまいも博の県内定着に向けて取り組んでまいります。

私からは以上でございます。

他の質問につきましては担当局長からお答えをいたします。

–議長
総合企画部長、三神彰君。

–三神彰 総合企画部長
県のSAFの取り組みについてのご質問ですが航空業界では、世界的に脱炭素化の取り組みが進められており、第2の開港プロジェクトが進む成田空港において、SAFが安定的に供給されていくことは重要と認識しています。
このため県ではSAFの安定供給に向けた第一歩として企業によるサプライチェーン構築を後押しするため、令和6年度から2ヶ年にわたりSAF導入促進事業補助を実施しバイオマスを活用した取り組みに加え、家庭用廃食用流を回収する取り組みなどに対し支援してきたところです。
このうち家庭用廃食用流の回収の取り組みは、県が支援した事業体以外にも広がっており、企業によるサプライチェーン構築の取り組みが進展しつつございます。
またSAFの導入促進に向けてはSAF供給事業者に対する資金面への支援が必要であることから、県では関係都県と連携して、国に財政支援を講じるよう求めたところであり、今後もスタッフの安定供給に向け、必要な取り組みを継続してまいります。

三神彰 総合企画部長
以上でございます。

–議長
農林水産部長、高橋輝子君。

–高橋輝子 農林水産部長
まずサツマイモ基腐病についてのご質問ですが、本県では、令和3年に初めて家庭菜園などにおいて、本病が確認されたため、直ちに感染株の抜き取りや周辺株の消毒などの感染防止策を指導し、令和4年以降、県内での発生は確認されていません。
本病の発生防止には、感染した苗を畑に持ち込まないことが特に重要であることから、健全な苗を使用することなどのルールを定め、家庭菜園等を含むサツマイモ栽培者へ周知しているところであり、また、万が一発生した場合でも、早期に対応できるよう、疑わしい症状を発見した際の県への連絡体制を整えているところです。
さらに、昨年11月の近県での発生を受け、県ホームページやSNSなどを活用し、栽培者に注意喚起を行うとともに、苗販売店やホームセンター等と連携して、健全な苗の使用を呼びかけるなど、啓発を強化しているところであり、引き続き、サツマイモ基腐病の発生防止に取り組んでまいります。

次に、県産農林水産物の輸出に取り組む生産者等への支援についてのご質問ですが、県では、輸出に取り組む生産者等を支援するため、サツマイモや日本橋など輸出に適した品目について現地小売店でのフェアの開催など海外プロモーションを実施し、販路拡大を進めているところです。
また、海外での販売促進や試験輸出の取り組み、輸出に必要な設備の整備などに対して助成するとともに、新たに輸出に取り組む生産者等に向けて輸出の基礎知識、事例紹介を行う研修会や、商談機会の提供などを実施しています。
さらに、特に輸出に意欲的な生産者等が自らの経営戦略に輸出を位置づけ、主体的に試験輸出やテスト販売に取り組めるよう、専門的な知識を有するコーディネーターによる伴走支援を行うことで、県産農林水産物の輸出を促進してまいります。

以上でございます。

–議長
病院局長、山崎晋一朗君。

–山崎晋一朗 病院局長
私からは佐原病院の今後の医療提供についてお答えいたします。
佐原病院は、高齢化が進展している香取地域において、高齢者に多い肺炎、消化器系疾患、大腿骨骨折の治療等を行っており、地域の中核病院として重要な役割を果たしております。
あわせて24時間体制で訪問診療看護を行う在宅療養支援病院として、地域包括ケア病棟、訪問診療、訪問看護ステーションを活用し、在宅医療にも取り組んでいるところです。
引き続き、地域の中核病院として、住民が必要な医療や介護を受けながら、自宅や施設で暮らし続けることができるようサポートしてまいります。

以上でございます。

–議長
教育長、杉野可愛君。

–杉野可愛 教育長
多古高校における学びの充実等についてのご質問ですが、県教育委員会では、第二次実施プログラムにおいて、地域を支える人材育成のため、多古高校を地域連携協働校に指定し、成田空港に近接する立地を生かした教育活動を展開することとしました。
具体的には、空港会社と連携した職業学習や空港関連企業等を迎えた職業フェアを実施する他、生徒が地域の古民家を活用したまち作りプロジェクトに参加し、地域課題の解決に取り組むなど、特色ある学びを取り入れています。
今後も更なる学びの充実に努めるとともに、関係部局との連携も図りながら、成田空港を初め、地域を支える人材育成に取り組んでまいります。

以上でございます。

–議長
県土整備部長、四童子隆君。

–四童子隆 県土整備部長
黒部川の堆積土砂撤去についてのご質問ですが、県では河川本来の流下能力を確保するため、巡視等により稼働状況を把握し、優先度の高い箇所から順次堆積土砂撤去等を実施しています。
黒部川では、登川合流点から水郷小見川精少年自然の家付近に至るまでの区間で、順次堆積土砂撤去を行っており、今年度は、黒部運動公園付近で撤去を進めているところです。引き続き、事業を着実に推進し、河川の適切な維持管理に努めてまいります。

続いて、圏央道の大栄加古間に関するご質問ですが、県内の未開通区間である大栄横芝間については、令和8年度の開通に向け整備が進められており、このうち大栄多古間について、本年秋ごろに先行して開通予定であることが先月、国から示されたところです。
現在県を成田インターチェンジ付近では、国や高速道路会社により、県道成田小見川鹿島港線をまたぐ川上橋の前後区間で道路改良や舗装工事が行われており、また、多古インターチェンジ付近では、交差する国道296号の移設が完了し、圏央道本線への接続道路の改良工事と料金所の整備が進められるなど、全面的に工事が展開されています。
県としては引き続き沿線市町とともに示された開通目標の達成に向けて、国や高速道路会社に最大限協力してまいります。

次に、仮称神崎パーキングエリアに関するご質問ですが、仮称神崎パーキングエリアは、道の駅発酵の里神崎と併設した休憩施設として、国と高速道路会社が整備を進めています。
これまでに地盤改良工事や駐車場の擁壁の一部が完成したところであり、現在駐車場と本線を結ぶ連絡道路の盛り土工事等が実施されているところです。
県としては、圏央道の茨城県境大栄間の令和8年度の4車線化に合わせて、仮称神崎パーキングエリアの供用が図られるよう、引き続き国や高速道路会社に最大限協力してまいります。

次に、国道356号篠原拡幅についてのご質問ですが、当該事業は香取市内の交通混雑の緩和や東関東道および圏央道等へのアクセス強化を図るため、香取室の香取市津宮から佐原イまでの延長1.9kmを4車線化するものです。
これまでに、道の駅水の里佐原に接する0.6kmを暫定2車線で供用しており、現在小野川を渡る北辰橋の拡幅に向けて、左岸側の橋梁下部工事を実施しています。
また、地元地区からいただいた、交差する市道への侵入方法などに関する要望事項については、昨年12月に検討状況を地元に説明したところであり、地元の皆様のご理解とご協力をいただきながら事業を進めてまいります。

次に国道356号香取小見川バイパスについてのご質問ですが、本事業は、東関東道など東庄銚子方面のアクセス強化を図る香取市小見川から津野宮までの延長10.1kmのバイパスを整備するものです。
現在関係機関と協議しながら、道路と横断する機関の予備設計等を実施しており、今月14日には、事業の進捗状況を説明するための地元説明会を開催したところであり、今後も地元に丁寧に説明しながら事業を推進してまいります。

次に、県道郡停車場大塚線バイパスについてのご質問ですが、当該路線では安全で円滑な交通を確保するため、神崎町郡地先から立野地先までの1.5kmについてバイパス整備を進めており、これまでに起点側の1.2kmを供用しています。
残る0.3kmについては、複数の共有地があり、関係者も多数にわたることから交渉に時間を要しており、現在の用地取得率は約3割となっています。
引き続き、神崎町と連携し、地元の皆様のご理解とご協力をいただきながら、早期の用地取得に努め、事業を推進してまいります。

最後に、県道成田小見川鹿島港線小見川大橋付近の渋滞対策についてのご質問ですが、小見川大橋は、空港周辺地域と茨城県の鹿島臨海工業地帯を結ぶ県道成田小見川鹿島港線の県境に位置しており、小見川大橋付近では朝夕を中心に渋滞が発生しています。
県ではこれまでに交通量調査の結果等を踏まえた渋滞対策の検討を行い、信号サイクルの変更や右折レーンの延長などの短期対策を実施してきたところであり、現在は小見川大橋入口交差点において、神崎町側の右折レーンの設置に向けた道路拡幅工事を進めています。
引き続き実施中の対策を進めるとともに、小見川大橋付近の更なる対策の検討を進め、渋滞緩和が図られるよう取り組んでまいります。

以上でございます。

–議長
加藤裕太君。


質問・要望(第2回目)加藤裕太 議員


–加藤裕太 議員
知事を初め執行部の皆様ご答弁ありがとうございました。
それでは2回目の質問と要望をいたします。

まずSAFの促進について要望いたします。
SAFの原料について、廃食油は争奪戦状態になっており、今後の状況を考えると、いろいろな方法でSAFを製造していく必要があると考えます。
私の地元では、今回ご紹介したスイートソルガム以外の方法を検討されている方々もいらっしゃいます。
スイートソルガムも含めて、そういった新たな方法でSAFを確保しようとする取り組みを支援する施策もご検討いただき、日本を代表する成田空港を持つ千葉県として、SAFの地産地消の実現を目指して視察施策を推進していっていただくよう要望いたします。

次に、成田空港周辺地域の公共交通について要望いたします。
成田空港第2の開港プロジェクトの効果を、成田空港だけでなく、周辺地域にも波及させるためには、道路や鉄道等のインフラの整備はもちろんですが、公共交通の充実も必要だと考えます。
個人的には成田空港をよく利用しますし、飛行機に乗らない場合でも、家族で食事や買い物に行くことも多いです。
しかし、地元の方々で空港で働いている方々以外の方々にとっては、成田空港は飛行機に乗りに行く場所というイメージで、日常からはちょっと離れた場所になっているのではないかと思います。
本当の意味でエアポートシティとなるためには、周辺地域の方々にも、成田空港を今よりさらに身近な存在に感じていただくことが重要だと考えます。
そのためにも、成田空港と周辺地域を結ぶ公共交通の充実を要望いたします。

次に、サツマイモ基腐病について要望いたします。
昨年11月のお隣の茨城県でサツマイモ基腐病が発生したため、生産者の皆さんは強い危機感を持っています。
以前の鹿児島県での発生状況をご存知の生産者の方は対策をしっかりとしなければ、千葉県でも同じような状況になってしまうかもしれないと心配されていました。
千葉県としても、せっかくここまで千葉県のサツマイモのPRに力を入れてきましたので、サツマイモ基腐病が広がらないように、発生防止の対策を徹底した指定いただくことを要望いたします。

次にさつまいも博について要望いたします。
昨年夏のさつまいも博以降、単発ではなく、継続的にイベントを開催していただきたいとお願いしてきましたが、先日の冬のさつまいも博の開催、そして今年も夏のさつまいも博の千葉県開催が決定され、皆さんの誘致活動が実ったのだなと思います。
今後も継続して千葉県での開催ができるようにしていっていただくとともに、これまでいろいろな方々が努力されて育ててこられたさつまいも博自体をさらにたくさんの方々にご参加いただき、千葉県のサツマイモ、さらに多くの方々に好きになっていただけるイベントにできるよう、関係される方々と協力して行って進めていただくことを要望いたします。

次に、千葉県産農林水産物の輸出について再質問いたします。
千葉県では輸出に取り組む生産者等を支援するため、海外の現地小売店でのフェアの開催など海外プロモーションを実施し、販路拡大を進めているということでした。

そこで伺います。

直近で開催される予定の海外でのフェアにはどういったものがあるんでしょうか。

次に県立佐原病院について再質問いたします。
県立佐原病院が地域の中核病院として継続して医療を提供していくためには、医師や看護師の確保が大変重要になってくると考えます。

そこで伺います。

佐原病院における医師看護師の現在の確保状況と今後の確保策はどのようになっているんでしょうか。

次に、多古高校における学びの充実と空港関連の人材育成について要望いたします。
多古高校を地域連携協働校に指定していただいたということは、規模は小さくなりましたが、何とか今後も残していただける言っていただく方向で考えていただいているということで受けとめております。
多古町は現在も成田空港に近く、これからは成田空港担っていく地域ですので、地元に根ざした多古高校から空港関連人材を多く輩出できるように、多古高校の学びの充実と空港関連の人材育成の取り組みを具体化させていっていただくことを要望いたします。

次に、黒部川の環境整備について要望いたします。
普段から黒部川の堆積土砂撤去などの環境整備については、地元の皆さんからの要望により定期的に行って行っていただいているところですが、令和9年度に香取市で開催される全国市町村交流レガッタに向けても、防災の観点からも、環境整備をしっかりと進めていただくことを要望いたします。

次に、道路整備について要望いたします。
まず圏央道の未開通区間については、具体的な開通時期も示されたところですので、1日も早い開通に向けて進めていただくよう、国や高速道路会社への働きかけを要望いたします。

次に仮称神崎パーキングエリアについては、現在整備が進んでおり、道の駅発酵の里神崎の改修とあわせて、さらに便利で魅力的な施設になると思いますので、しっかりと進めていただくよう、国や高速道路会社への働きかけを要望いたします。

国道356号の篠原拡幅と香取小見川バイパスについては、それぞれ地元説明会を開催し、地元要望への対応状況や事業の進捗状況を説明しながら事業を進めていることを理解いたしました。
今後も、香取市や関係機関と連携し、地元の皆さんのご要望もいただいておりますので、それをしっかりと受けとめていただき、ご理解をいただきながら事業を推進していただくよう要望いたします。

次に、県道郡停車場大塚線バイパスについては、用地取得に時間を要しているとのことですが、引き続き神崎町と連携し、早期の用地取得に努めていただくことを要望いたします。
また、地元市町は、仮称県道成田神崎線として、当該バイパス東側の国道356号バイパスまでの区間の整備も要望しておりますので、当該区間についても早期に計画の具体化を図っていただきますよう要望いたします。

次に、小見川大橋の渋滞解消については、地元の皆さんの強い要望ですので、既存の発想にとらわれずに、思い切った対策をとることも御検討いただくよう要望いたします。

以上で2回目の質問と要望といたします。
よろしくお願いいたします。


答弁(第2回目)


–議長
農林水産部長、高橋輝子君。

–高橋輝子 農林水産部長
海外でのフェアの開催予定に関するご質問ですが、今月27日明後日から台湾の台北および桃園市内の高級小売店4店舗におきまして、ちーばくんのサツマイモフェアを開催する予定でございます。
台湾でのサツマイモフェアは1月に続いての開催で、県産の紅はるかの試食販売を来月5日まで実施することとしております。

以上でございます。

–議長
病院局長、山崎晋一朗君。

–山崎晋一朗 病院局長
佐原病院における医師看護師の確保についてのご質問でございますが、佐原病院における令和7年4月の常勤医師は22名、また看護師は178名であり、5年前の令和2年4月と比べて、常勤医師は5名の増、看護師は同数となっています。
現在医師確保のため、大学医局への派遣要請等を行うとともに、看護師確保のため、就職説明会等の広報活動の充実、採用後の離脱者防止のための定着対策の実施などへ取り組んでいるところであり、引き続き必要な人員の確保に努めてまいります。

以上でございます。

–議長
加藤裕太君。


質問・要望(第3回目)加藤裕太 議員


–加藤裕太 議員
ありがとうございます。
最後に要望いたします。

千葉県千葉県産農林水産物の輸出については、私も海外に行くこともありますので、世界には美味しいものがたくさんあるなとは思いますが個人的にはやはり日本のもの、そして地元のものが一番美味しいなと思っております。
料理される方々はもちろんですが、その素材となる農林水産物の生産者の皆さんの努力や思いというものも美味しさを形づくっているものだと思っています。
そういった日本の、そして千葉県のいいもの、美味しいものをもっと世界の皆さんに知って体感していいただきたいと思いますので今後も輸出をされる方々への支援に力を入れていっていただくことを要望いたします。

医療政策については、もっと大きな議論も必要ではないかと感じていますが、県立佐原病院については、医師の確保も進めてきていただいていますので、今後も地域の皆さんに求められる限り、必要な医療を提供して行っていただくことを要望いたします。

以上で一般質問を終わります。
ありがとうございました。