【速報】本日の千葉県議会 ー 岩井泰憲議員(自民党)の一般質問 2023年9月25日午後1

本日の県議会をいち早くお伝えいたします。
以下、3編あります。目的に応じて、ご活用ください。

1 こども向け要約編
2 一般向け要約編
3 議会での質問・答弁の全文書き起こし編

教育や子育てなど、小学生にも関わる内容が、議会では話し合われています。ぜひ、小学生の皆さんにもご興味をお持ちいただければ嬉しいです。

 

本日(2023/09/25)午後一人目の一般質問は、自民党の岩井泰憲議員でした。

 

1 子ども向け要約編

  1. 体験型博物館房総のむらについて
    問い: 房総のむらというのはね、千葉県にあるすごく楽しい博物館なんだよ。昭和61年にオープンして、そこではたくさんの昔のものや昔の生活、技術を見たり体験できるんだ。成田空港も近くにあるから、外国からのお友だちもよく遊びに来るんだよ。でもね、最近新しい法律ができて、この博物館が地域をもっと元気にする大事な役割をもらったんだ。地元の人たちからもいろんな要望があったけど、なかなか進展しなかったこともあったんだよね。これから千葉県がどうやって房総のむらをもっと良くして、地域を元気にするか、どんな新しいことをするのか知りたいんだ。また、新しい取り組みがどう評価されていて、地元の人たちとどう協力して、どんな新しい価値を作っていくのかについても教えてほしいな。
    答え: 房総のむらは本当に特別でいい場所なんだって。新しい法律で、地域をもっと元気にする大切な役割が増えたから、県は新しい管理者を募集するときに、たくさんの人たちと一緒に協力して、新しいプログラムを考えたり、地元の人たちの意見も大事にしたりするんだよ。ミュージアムショップを作ったり、お金を払うときに便利なキャッシュレス決済を始めたり、車をとめる場所の時間をもっと長くしたりすることで、訪れる人たちにとってもっと便利で楽しい場所になるようにするつもりなんだって。これからも房総のむらの楽しさをもっとたくさんの人に知ってもらって、みんなで一緒に楽しめるようにするために、色んな新しいことを始めるんだよ。
  2. 北総鉄道の利便性向上について
    問い: 北総鉄道の便利さをもっと良くする話があるんだ。去年の10月に、学校に行くための定期券や普通の切符が15.4%も安くなったんだよ。新しいコロナウィルスのせいで大変だったけど、最近はもう大丈夫で、乗る人もたくさん増えてきたんだ。ちなみに、去年は前の年より12.5%、393万人も増えて、全部で3531万人になったんだって。切符が安くなったおかげで、電車に乗る人が増えたけど、お金はあまり減らなくて、純利益は17億5000万円以上だったんだ。でもね、まだコロナのせいで心配だし、北総線を大事にしていかなきゃいけないと思うんだ。電車の利用者からは、「特急の数が少ない」「朝と夕方の特急が偏っている」「浅草線に直通する電車が少ない」など、もっと便利にしてほしいってお願いがあるんだよ。県が北総鉄道の大きな株主だから、便利にするための提案をしていくべきだと思うんだ。だから、2つ聞きたいんだ。1つは、県は北総鉄道をどうやって支えていくのかな。もう1つは、これからどうやって便利さを上げていくのかな、それと、今までどんなことをしてきたのかな。
    答え: 北総鉄道は以前は借金が多くて大変だったから、県がお金を出して助けてきたんだ。最近は電車に乗る人が増えて、23年もずっとお金が増えてきたけど、まだ借金が578億円もあるから、これからも大変だと思うよ。でも、県はずっと会社のことを見ていて、話し合いもしていくんだよ。北総線をもっと便利にするためには、電車を増やしたり、安全にしたりすることが大事だね。会社は、駅や電車を新しくしたり、電車の時間を変えて増やしたりして、みんなが喜ぶように頑張ってきたんだ。県も、駅をみんなが使いやすくするためのお手伝いをしてきたんだよ。これからも、お手伝いをしながら、沿線の町や会社と一緒に話し合って、北総鉄道をもっと便利にしていくんだよ。
  3. ケアマネジャーの人材不足について
    問い: 千葉県でケアマネージャーが足りないことを心配してるんだ。お年寄りがどんどん増えている千葉県で、ケアマネージャーは大事な仕事をするんだよ。でも、試験がすごく難しくて、お給料もあんまり多くないから、若い人たちがこの仕事を選ばないんだ。だから、将来お年寄りたちが困っちゃうかもしれないんだよね。県がこの問題をどう思っているのか、どんな計画があるのか、そして、これからどうしようとしているのかを、はっきりと知りたいんだ。ケアマネージャーがもっと増えるように、試験がうけやすくなるように国にお願いするのか、どんなやり方でお願いするのかも教えてほしいな。
    答え: ケアマネージャーはお年寄りの助けになるから、すごく大切な仕事をしているんだ。千葉県にはお年寄りがたくさんいて、だから、ケアマネージャーがもっとたくさん必要になってきているんだよ。県の人たちは、どの町にどれだけケアマネージャーがいるか、どうして仕事をやめちゃったのか、どうしたらまた働きたくなるか、全部調べているんだ。それに、国にお願いして、試験がうけやすくなるようにしたり、ケアマネージャーの待遇をよくするように言っているんだよ。これからもお年寄りが困らないように、ケアマネージャーを増やすためにがんばるって言ってたよ。
  4. 公立高校入学者選抜学力検査における採点誤りについて
    問い: 千葉県の公立高校の入学試験で、たくさんの答えの採点ミスがあったことを大きな問題として話したよ。このミスのせいで、本当は合格するはずだった子たちが不合格にされちゃったりしたよ。このようなミスをこれからどうやって直すのか、どうやって子どもたちや学校を助けるのか、すごく知りたいんだよ。それに、試験の答えを見る時間が1年間しかなくて、それに手続きが難しいから、もっと簡単に見られるようにしてほしいってお願いもしたんだ。そして、これからは新しいやり方で、答えをコンピュータに取り込むから、そのコピーを子どもたちに返して、もっと簡単に答えが見れるようにしてほしいって提案したんだ。
    答え: マークシートのマークの仕方をみんなに教えて、インターネットでも公開することにしたんだ。高校には、どうやって採点するかの手引きを配って、採点の道具の使い方を教える勉強会も開いたり、困ったことがあったら相談できる場所も作ったんだって。答えの保管は、学校での場所のことや、個人情報を大切にするため、事故を防ぐために1年間にしているんだって。でも、その間なら、ちゃんと自分の答えを見ることができるんだよ。手続きには、書類を出して、県がそれをチェックしたあと、30日以内に自分の答えが見れるんだって。これで、みんながもっと勉強しやすくなるといいね。
  5. 道路、河川、公園の問題について
    問い: まず、県道千葉竜ケ崎線バイパスの進み具合はどうなの? みんな、早く使いたいんだよ。次に、国道356号の安食交差点も大事だよね。ここはよく通るから、早く直してほしいな。あと、長棟川の整備も気になる。洪水がこわいから、早く直してね。北総花の丘公園では、カラスの問題があるんだ。どうにかしてほしいな。道路の雑草も多いし、防草シートを使ってほしいな。最後に、印西市の交差点、あそこ危ないから、信号を早く作ってほしいな。
    答え: みんなが心配している県道千葉竜ケ崎線バイパスだけど、まだ全部はできてないんだ。でも、残っているところも、土地を買ったり、昔の物を調べたりして、頑張って進めているよ。国道356号の安食交差点も、まだ工事中。でも、半分くらいの土地はもう手に入れて、少しずつ作っているよ。長棟川の整備事業では、壁を作ったりして、これからも計画通りに進めていくよ。北総花の丘公園のカラス対策では、木を切って、カラスが来ないようにしているよ。これからも、みんなが安心できるような方法を考えていくからね。県道の雑草対策では、シートを敷いているけど、もっといい方法も考えて、きれいに保つように頑張るよ。印西市の交差点では、道を管理している人たちと一緒に、見やすく安全な方法を考えているから、信号機も考えて、事故がないようにするよ。

 

2 一般向けの要約編

  1. 体験型博物館房総のむらについて
    質問: 千葉県の体験型博物館房総のむらに注目し、その博物館についての様々な点について詳細に問いました。房総のむらは、昭和61年に開館し、以来、房総地方の豊かな歴史や文化、伝統技術を展示・体験できる施設として、地元民及び訪日外国人に提供してきました。特に、成田空港近くという立地条件から、国際観光の重要な地位を有していると指摘されました。議員は、新たに施行された改正博物館法によって、博物館が地域活性化の一翼を担うことが求められ、房総のむらもその期待を一層受けていることを強調しました。これまでに地元からは様々な要望が出ていたが、教育施設であることから議論が進まなかった経緯もあり、新しい方針や取り組みに対する期待が高まっていると述べました。再質問では、来館者の利便性向上に資する取り組み、地元栄町との協力体制の築き方、新たな価値創出のための施策、次期指定管理者の募集について具体的に問いました。
    答弁: 知事は、房総のむらが地域活性化に大きく寄与できる施設であり、文化観光施設としての重要な位置づけを持つことを認めました。また、改正博物館法施行後の新たな期待に応えるべく、多様な連携事業や体験プログラムの開発、地元からの要望に基づく施設改善など、さまざまな取り組みを進める方針を明らかにしました。具体的には、ミュージアムショップの設置、キャッシュレス決済の導入、駐車場の開放時間延長などが検討されており、これらにより来館者の利便性向上と地域活性化を図ると述べました。これらの取り組みを通じて、房総のむらの魅力を一層高め、地域に貢献していく方針を強調しました。次期指定管理者の募集についても触れ、それによる運営の更なる向上が期待されていることを示しました。
  2. 北総鉄道の利便性向上について
    質問: 北総鉄道の利便性向上について詳細な質問を行いました。北総鉄道は昨年10月に運賃値下げを実施し、新型コロナウイルスの影響からの回復基調にあることを述べました。2022年度の輸送人員は前年比12.5%増の3531万人となり、運賃値下げの影響は確認されましたが、営業収益の減少は1.3%にとどまり、17億5000万円余りの純利益が計上されました。これにより、北総鉄道の経営状態は着実に改善し、黒字基調が続いていることを強調しました。しかしながら、利用者からはアクセス特急の運行本数がスカイライナーの半分程度と少ないこと、朝夕の特急電車の本数に偏りがあること、都営浅草線方面への直通本数が少ないことなど、利便性向上に対する強い要望が寄せられていました。県は北総鉄道の主要株主として、これらの利用者の要望に応える利便性向上策を会社と協議し、具体的な取り組みを進める必要があるとの立場を示しました。特に、印西牧の原駅では乗降客数が多いにも関わらずアクセス特急が停車せず、地元住民から停車を要望する声が高まっています。これに対し、県は地元の要望に応え、印西牧の原駅へのアクセス特急の停車や特急電車の増便に向けた働きかけを積極的に行うべきであるとの要望を出しました。
    答弁: 県担当者は、北総鉄道の経営状況について、開業以来の利用者伸び悩みなどによる厳しい経営が続いていたこと、そして県が経営安定化のために出資比率を高め、会社を支えてきた経緯を詳細に説明しました。また、近年は利用者増により23期連続の黒字が確保されるなど経営が改善していることが述べられましたが、依然として578億円の長期債務が存在し、金利動向など外部環境の変化による影響が懸念されていました。県としては、今後も会社の経営状況を注視し、意見交換を継続して行う方針が示されました。利便性向上については、鉄道が安全性と速達性に優れた公共交通機関であるため、列車本数や設備の改善は地域の発展に大いに寄与するとの認識が示されました。会社はこれまでにも駅舎や車両の改良、ダイヤ改正による本数増強などを行ってきましたし、県も駅のバリアフリー化支援などを提供していました。今後は補助制度の活用促進や利便性向上に向けた取り組みの強化が必要であり、県は沿線市や会社と連携しつつ、施策の充実に努めていくとの方針が明らかにされました。印西牧の原駅へのアクセス特急の停車や特急増発については、地元利用者の要望を踏まえ、県と会社が協力して実現に向けた取り組みを進める意向が示されました。
  3. ケアマネジャーの人材不足について
    質問: ケアマネージャーの人材不足に鋭く焦点を当てました。彼は、千葉県内の要介護認定者数の増加に伴い、ケアマネージャーの確保が喫緊の課題となっている現状を詳細に描写しました。受験資格の厳格化により受験者が減少し、実務経験要件や資格試験の難しさが、若い世代の志望を阻んでいるとの認識を示しました。議員は、県がこの深刻な問題に対してどのように認識し、具体的にどのような取り組みを行っているのかを問いました。再質問では、潜在的な有資格者の存在や職の大変さに触れ、これに見合った報酬の確保と、県としての国への働きかけの必要性を強く要望しました。さらに、介護支援専門員の未来が厳しく、それに見合わない報酬が若者の志望を減少させていることから、県の対応策や解決策を詳細に知りたいとしました。
    答弁: ケアマネージャーの重要性と人材不足問題に対する県の取り組みについて答えました。市町村へのアンケート調査や、離職したケアマネージャーに対する抽出調査を通じて、問題の現状を把握し、解決策を模索していることを説明しました。また、受験要件の見直しや、ケアマネージャーの処遇改善を国に要望し続けていることも明らかにしました。要介護認定者数の増加に伴い、ケアマネージャーの役割とその必要性が今後も増していくことを強調しました。さらに、潜在的な有資格者の復職促進や、職の責任の重さに見合った報酬の確保の重要性にも言及し、県としてこれらの課題に積極的に取り組んでいく意向を示しました。
  4. 公立高校入学者選抜学力検査における採点誤りについて
    質問:令和5年度の公立高校入学者選抜学力検査において、92の県立高校と6の私立高校で採点誤りが発覚した事案について詳細に問いました。この採点誤りが本来合格すべき受験者に与えた影響、さらには過去の答案においても採点誤りの可能性について深刻な懸念を表明しました。県教育委員会が打ち出した採点者の環境改善や採点方法の見直しといった改善策の具体性や、これらが実際にどのように実施されているのか、そして令和6年度の入試において、これらの誤りが再発しないよう、各学校への具体的な支援策がどのようになされるのかについても詳細を求めました。加えて、答案の保管期間が1年間である理由や、その期間中の情報開示請求の手続き、答案の閲覧に必要な複雑な手続きについても確認を求めました。また、令和6年度入学者選抜からの答案スキャンの活用を通じた返却手続きの簡略化について強く要望しました。
    答弁:教育長は、受験者や学校への支援について丁寧に説明しました。マークシートに関する説明会の開催、Webページによる詳細な情報公開、各高等学校への統一されたマニュアル提供、そして採点ソフトの研修会の実施が行われることを明らかにしました。これにより、入試がより円滑に実施できるよう努力がなされると述べました。また、答案の保管期間は、保管場所の確保、個人情報の厳密な管理、事故や資料の混在防止などの理由から1年間と定めていることを詳細に説明しました。さらに、この保管期間内であれば、所定の書類提出により答案の閲覧または写しの受け取りが可能であるとし、答案の閲覧手続きの簡略化や答案スキャンによる返却の実施についても検討が進められていることを伝えました。
  5. 道路、河川、公園の問題について
    質問: まず、県道千葉竜ケ崎線バイパスについて、混雑の緩和と歩行者の安全確保を目的としてバイパスの整備が進められているものの、進捗状況についての問い合わせをしました。次いで、国道356号安食交差点においても、右折レーンがないことなど安全性の問題を指摘し、改良作業の進行状況を問いました。また、長棟川の整備事業においても、印旛沼から利根川への排水能力増強が期待される中、作業の進捗についての確認が求めました。さらに、県立北総花の丘公園におけるカワウの糞害が深刻な影響を与えていることから、これに対する対策の検討を要望しました。県管理道路の雑草対策として、防草シートの設置拡大も要望しました。そして、主要地方道佐倉印西線と印西市道下池三度山線の交差点においては、複数の死亡事故が発生していることから、信号機の設置を含む安全対策の早期実施を強く求めました。
    答弁: 県道千葉竜ケ崎線バイパスに関しては、1.9kmの区間が既に供用され、残る1.5kmについても用地取得が進められていることが説明されました。国道356号安食交差点に関しては、用地取得と工事が約5割進行しており、引き続き用地取得が進められるとのことでした。長棟川の整備事業では、護岸工事が優先的に進められており、140mが完成し、さらに440mが工事中であることが報告されました。一方、北総花の丘公園におけるカワウ対策としては、既に400平方メートルの樹木が伐採され、今後も引き続き対策が検討されるとの回答がありました。県管理道路の雑草に対する対策としては、防草シートの設置などが進められていることが説明されました。そして、印西市の主要地方道佐倉印西線と印西市道下池三度山線の交差点については、警察本部長より見通し改善などの安全対策が検討中であり、信号機設置を含む対策の早期実施が要望されるとの回答がありました。

 

3 議会質問・答弁の書き起こし全文

【午後一人目】一般質問 岩井泰憲議員(自民党)

休憩前に引き続き会議を開きます。引き続き質疑並びに一般質問を行います。通告順により、岩井泰憲君。

印旛郡栄町印西市選挙区から選出の自由民主党の私は安見でございます。本日登壇の機会をくださった先輩同僚議員の皆様方に、心より感謝を申し上げたいと思います。

さて、我が党の代表質問において、印西市萩原から、栄町安食を結ぶ鎌ヶ谷本埜線バイパスが今年度内の開通見通しになったということが明らかとなりました。北千葉道路から成田空港までのアクセス向上の他、何より地元栄町の地域活性化に資する道路になるものと大きな期待が寄せられているところでございます。

諸先輩議員のこれまでのお力添えに心より感謝を申し上げるところであり、特に平成23年に亡くなられた大野誠県議には、地元におきまして、県議就任前からご尽力をいただいていたものであり、この場をお借りし、厚く厚くお礼を申し上げたいと思います。

それでは質問に入らして移らせていただきます。まずは体験型博物館房総のむらについてお伺いをいたします。昭和61年に開館した房総のむらは、県内各地から出土した考古遺物や、武家屋敷商家農家などの展示を行い、房総の伝統的な生活様式や技術が体験できる県立の博物館です。

成田空港から近く、訪日外国人にとっても日本の伝統を体験できる数少ない施設であり、過去に実施された外国人旅行者を対象としたインバウンド動向調査においても、県内の興味のある観光資源として第3位に位置するなど、本県国際観光の目玉として、大きな潜在力を有しております。

今年4月に改正博物館法が施行されたことにより、博物館は、地域との連携協力により、文化観光活動を図り、地域活性化への取り組みが明確に求め、求められるようになっております。もう房総のむらについてはこれまでも、園内でのイベント開催や開館時間の延長、飲食施設の設置など地元より要望が数多く挙げられてきたもの。

教育施設であるとの理由から、なかなか議論が深まらなかった経緯があるだけに、県としての新たな姿勢が期待されるところです。そこでお伺いをいたします房総のむらを生かした地域活性化に向けて、県はどのような取り組みを進めていくのか。

次に北総鉄道の利便性向上についてお伺いをいたします。昨年10月に、通学定期の大幅値下げや、普通運賃で最大100円の値下げなど、全体で15.4%の運賃値下げを実施した北総お手数ですが運賃値下げの効果に加え、新型コロナウイルス感染症の影響から脱し、回復の基調にあるところです。

2022年度の輸送人員は、前期比393万人余り。12.5%増の3531万人でありました。運賃値下げの影響を受けたものの、営業収益について1.3%減に踏みとどまったことなどから、同期の純利益として17億5000万円余りを計上しています。

前期末時点で残存していた14億6000万円の繰越損失を解消し、利益上、剰余金が2億8000万円、8800万円となったとのことであります。新型コロナウイルス感染症の出口が見えていなかった昨年10月の運賃値下げの決断について改めて評価をするとともに、いまだ利用者の勤務形態や生活様式の変化に伴う輸送事業の先行きが懸念される状況にありまして、沿線市民の貴重な足である北総線を守り育てるべく、北総線の利用促進を図っていかなければならないと考えます。

さて北総線の利用者からは、その利便性向上についての要望、そして疑問の声聞かれるところであります。沿線市民も多く利用するアクセス特急の運行本数、これがスカイライナーの半分ほどとなっていること。朝夕の地元の市通勤通学の足となっている北総鉄道が運行している。

特急電車について、朝の上りの時間帯が5本であるのに対し、帰宅時間帯が下りが2本しか運行されていないこと。スカイライナーを除く北総線列車のほとんどが、都営地下鉄浅草線への乗り入れとなっており、日暮里京成上野駅方面への乗り入れが少ないことなどであります。

県が県民の生活の向上のため、汗を流していくのは当然のことでありまして、株式の22%余りを保有する北総鉄道については、主要株主の一つとして、北総鉄道の利用促進に繋がる利便性向上に関わる提案していくべきだと考えます。

そこでお伺いをいたします。一つ目に、県は株主として北総鉄道の経営にどう関わっていくのか。二つ目に、北総線の利便性向上について、今までどのような取り組みが行われてきたのか、また今後どのように取り組んでいくのか。

次に、ケアマネージャーの人材不足についてお伺いをいたします。今年6月に開催された、日本介護支援専門員専門委員、ケアマネージャーのことでありますが、協会の総会において、事業計画等の報告がなされる中、同会の副会長からは、人材確保が一番大きな課題である。

若い世代に志望していただかないと、介護支援専門員の未来は厳しいとの懸念の声が上がっています。県高齢者保健福祉計画によると、平成20年度に17万人弱であった県内の要介護等認定者数は、令和5年度には32万4000人。

令和22年度には42万2000人にまで増加すると見込まれています。さらに要介護4から5のいわゆる重度者は、令和22年度に9万4000人にまで上るとされ、ケアマネージャーの確保は喫緊の課題となっている。

です。ケアマネ不足に拍車をかけているのが平成30年の受験資格の変更であります。それまでホームヘルパーなどの経験などでも受けられていたものが、介護福祉士や看護師などでかつ、実務経験5年以上などとハードルが上げられたことで、受験者が半減しています。

そもそもケアマネージャーの平均基本給22万28万とび70円というのは、看護職員や理学療法士とほぼ同額でありまして、これは専門職の資格を有しながら、5年以上の実務経験、実務経験、そしてかつ合格率10%~20%という難関資格試験を経て、あえてケアマネージャーになりたいという。

モチベーションにはなりにくいのではないかと思われるところです。そこでお伺いをいたします。ケアマネジャーの役割と人材不足の状況についてどのように認識しているのか。また二つ目に、ケアマネージャーの不足が生じないよう、県として、どのように取り組んでいるのか。

次に公立高校入学者選抜学力検査における採点誤りについてお伺いをいたします。

今年2月に実施された令和5年度学力検査においては、県立小金高校での自己情報開示請求による当該受験者の採点誤りの判明に端を発し、全公立高校での一斉点検を行った結果、県立高校120校中92校870件私立高校7校中6校63件の採点誤りが発覚

するに至っています。本来合格とすべき受験者を不合格としている事例があったこと。保管していた令和4年度学力検査の答案についても、4校4校中3校40件の採点誤りが確認され、令和4年度以前の入学者選抜学力検査においても、多くの採点誤りがあったと推察されることは、特に重大であり、採点誤りの再発防止に全力を挙げて全力を挙げて取り組んでもらいたいところであります。

県教育委員会は、採点誤りが発生した原因として、採点期間の短さ、長時間にわたる採点業務採点作業に集中できない採点者の環境を回答用紙における証文得点記入欄の不備などはマークシート式学力検査問題の採用合否ボーダーライン付近の答案点検の実施採点点検を行うための臨時休業日の追加などの改善策を発表しています。

また採点点検は全ての学校において同一の方法で行うとしていますが、学校教職員の意識向上やスキルアップが求められるところであり、特に改善策の実施導入元年となる。令和6年度入試に当たっては、各校への十分な支援が必要です。

そこでお伺いいたします。一つ目に、令和6年度入学者選抜を改善するにあたり、受験者や学校に対してどのような支援を行うのか。二つ目に、答案の保管期間が1年間であるのはなぜか。また、その期間に行う自分の答案を見るための保有個人情報、情報開示請求はどのような手続きが必要なのか。

最後に、地域の道路問題等についてお伺いをいたします。まずは県道千葉竜ケ崎線バイパスについてです。県道千葉竜ケ崎線は千葉市稲毛区から茨城県龍ケ崎市までの約38kmを結ぶ主要地方道であります。特に、印西市草深地先から国道356号、大森地先までの区間では、近隣に大型物流施設の進出が相次ぎ、大型車など業務用車両の往来も目立つようになっています。

加えて、現道の線形が良くなく、歩道が確保できないほど幅員が狭い上、大森交差点においては右折レーンが設置できないでいるため、朝夕はもちろん、日中でさえ車両が数珠繋ぎ状態となっているところでございます。そこでお伺いをいたします。

県道千葉竜ケ崎線バイパスの進捗状況はどうか。

次に、国道356号安食交差点改良についてです。印旛郡栄町にある安食交差点は、国道356号と県道成田安食線が交差しており、地域にとって大変重要な交通の結節点です。

しかしながら、安食交差点付近は交通が集中するとともに、町道交差点が隣接し、右折レーンがないことから、朝夕を中心に渋滞が発生しております。また、安食小学校の通学路に指定されているものの、細い路肩を歩きながら通学しなければならない現状にあり、ランドセルを背負った子供たちの横を自動車が走り抜けるその姿を目の当たりにし、早期改善を強く期待をしております。

そこでお伺いをいたします国道356号安食交差点改良の進捗状況はどうか。

次に長門川の整備事業についてです。印旛沼流域の佐倉市において、10月の観測史上1位となる雨量を記録し、印旛沼で一時、堤防満杯となるなど、極めて水位の高い状態が5日間も続いたというのは、2019年10月のことです。

それを契機に、印旛沼流域の浸水被害を軽減するための長棟川整備が進められているところであり、沿線の住民からも大きな期待が寄せられています。そこでお伺いいたします。長棟川の整備事業について、進捗状況はどうか。

次は主要地方道佐倉印西線と、印西市道、下池三度山線が交わる交差点についてです。同交差点は、印西市役所本野支所の前の道路である印西市道下池三度山線を南方へ侵攻し、印西市竜腹寺で、主要地方道佐倉印西線と交わる十字路交差点。

この交差点から佐倉印西線に出ることで、様々な方向に向かうことができるため、元の地域の住民にとって、移動の起点となっています。しかし、同書では、平成22年の四輪車と歩行者による死亡事故が続き、今年1月にも、四輪車と二輪車が絡む絡む死亡事故が発生しております。

地元町内会から同交差点の信号機設置要望が上げられた直後のこの今年の5月にも、車3台が絡む重大な人身事故発生しており、信号機設置などの安全対策の早急な検討が必要であるというふうに考えます。そこでお伺いをいたします。

主要地方道佐倉印西線と、印西市、印西市道下池三度山線が交わる交差点に対する今後の安全対策はどうか。次は県立北総花の丘公園におけるカワウ対策についてです。県立北総花の丘公園には、カワウが生息しているところですが、その数の多さが問題となってまいりました。

2012年に確認された1888羽というのは、県内総個体数の当時の3割にも相当し、またねぐらとしてのみ利用していたものが、今は公園内で営巣するようになっているため、個体数はさらに増加している状況です。カワウの糞は窒素や燐を含有しているため、公園内の草木を根本からカラスなどを自然環境に深刻な影響を与えてきました。

公園に隣接する住宅街では、糞の臭いがひどい。洗濯物を外に干しておけない。車のボンネットが汚れるなどの悲鳴が上がっているのです。公園管理者として、近隣住民の生活に悪影響を及ぼす及ぼすことがないよう、カワウへの対策が求められます。

そこでお伺いいたします。県立北総花の丘公園におけるカワウ対策はどうか。最後に、県管理道路の雑草対策についてです。普段より地元の住民から多くの要望指摘。預かっているところでありますが、その中でも、特に多いのが道路沿線の雑草についてです。

雑草が伸び始める夏前頃から地域内の問題箇所の指摘が多く寄せられますが、地域の土木事務所に丁寧に対応いただいており、ありがたく感じております。中でも防草シートによる雑草対策は、時期を問わず綺麗な状態が続くと、地域の住民からも、評価が高いところでありまして、その活用が期待をされるところです。

そこでお伺いをいたします。県管理道路における雑草対策として、防草シートの設置を進める進めるべきと考えるがどうか。以上で1問目といたします。どうぞよろしくお願いいたします。

岩井泰憲君の質問に対する当局の答弁を求めます。

知事、熊谷俊人君。

自民党の岩井泰憲議員のご質問にお答えをいたします。まず体験型博物館房総のむらについてお答えをいたします。房総のむらを生かした地域活性化についてのご質問ですが、房総のむら、成田空港に隣接する恵まれた立地と参加体験型博物館という特色を持つ施設であり、本年4月に施行された改正博物館法で期待される文化観光施設としての役割を果たすことが重要です。

このため県では来年度からの次期指定管理者の募集にあたり、多様な主体との連携事業や地域振興を目的とした体験プログラムの開発実施さらには地元からの要望も踏まえ、ミュージアムショップの設置、キャッシュレス決済の導入、駐車場の開放時間延長など、来館者の利便性向上に資する取り組みの提案を求めることとしております。

こうした取り組みを着実に進めることで、地域活性化に資する施設として、房総のむらの魅力を高めてまいります。

次にケアマネージャーの人材不足に対する県の取り組みについてのご質問にお答えをいたします。ケアマネージャー介護が必要な人を支援に繋げる重要な役割を担っていますが、その人員数や地域的な偏在、利用者への関わり方などが、市町村や対応するケースによって異なることから、実態等を把握するため、市町村に対しアンケート調査を実施することとしております。

また有資格者で現在業務に従事していないケアマネージャーに対し、その離職内容や復職への課題などについて、抽出調査を行い、ケアマネジャーの確保の世も、課題を検討いたします。国に対しては、ケアマネージャーの確保に資するため、厳格化された受験要件の見直しや介護に携わる全ての職員の処遇改善を要望しているところです。

今後も利用者が必要なサービスを受けられるよう努めてまいります。私からは以上でございます。他の質問につきましては担当部局長からお答えをいたします。

総合企画部長、冨沢昇君。

北総鉄道についてお答えいたします。

まず、北総鉄道の経営に関するご質問ですが、北総地域にとって重要な公共交通である北総鉄道は、建設にかかる多額の有利子負債を抱え、開業後の利用者も伸び悩み、厳しい経営状況が続いたことから、県は、経営安定化を図るため、会社に対する出資を増やしてきたところです。

近年は利用者の増加等を背景に、23期連続の黒字を確保し、令和4年度には累積損失も解消しましたが、依然として約578億円の長期債務を抱えており、今後の金利動向によっては、会社の経営に影響を与える可能性もあります。

県としては、こうした会社の経営状況を注視しつつ、併せて鉄道の安全運行の確保や利用者サービスの向上の確保の取り組みに関することも含め、会社と意見交換をしてまいります。

次に、北総線の利便性向上に関するご質問ですが、鉄道は大量の利用客を安全迅速に輸送できる重要な社会インフラであり、列車の運行本数の増加や安全性の向上などの取り組みは、沿線地域の魅力を高めるものと考えています。

会社では多額の長期債務を抱える中で、駅や車両のリニューアルを計画的に実施するとともに、昨年10月の運賃引き下げを契機としたダイヤ改正では、日中の列車の運行本数を増やすなど、利用客へのサービス向上に積極的に取り組んできたところです。

一方県ではこれまで、駅の利便性を高めるエレベーター等のバリアフリー施設の整備に対する補助を行ってきたところであり、今後もこうした補助の活用を図るとともに、北総鉄道の利便性向上について、沿線市や会社と意見交換をしてまいります。

私からは以上です。

健康福祉部長、高梨みちえ君。

私からは、ケアマネジャーの役割と状況についてお答えいたします。ケアマネージャーは、要介護等認定者からの相談に応じて、1人1人のニーズに合ったケアプランを作成するなど、介護を必要とする人を適切なサービスに繋げる重要な役割を担っている専門職です。

県内の要介護等認定者数は、平成30年度には200約27万人だったものが、令和4年度には約30万人と年々増加しており、地域によっては担当するケアマネージャーの確保に時間がかかり、支援の開始が遅れることがあると聞いています。

今後さらに急速な高齢化が見込まれており、ケアマネージャーの必要性はますます高くなっていく高まっていくものと認識しております。以上でございます。

教育長、冨塚昌子君。

公立高校入学者選抜の改善を行う上での受験者や学校への支援についてのご質問ですが、県教育委員会では、受験者の関心が高いマークシートについて、8月に開催した公立中学校教員を対象とした説明会において、解答用紙のイメージを示し、マークの仕方などを説明するとともに、Webページにも公表し、受験者に周知したところです。

各高等学校に対しては、採点方法や手順を示したマニュアルを県が統一して作成し、提示するとともに、読み取り機や採点ソフトを実際に扱う研修会を実施する他、相談窓口を設け、機器の使用方法等に関する個別の相談にも応じてまいります。

今後も入試に関する情報を随時Webページに掲載するなど、入試が円滑に実施できるよう支援してまいります。答案の保管期間と開示請求についてのご質問ですが、答案の保管期間については、学校内での保管場所の確保や個人情報の管理に加え、前年の資料との混在による事故の未然防止などの理由により、合格発表翌日から1年間と定めています。

この保管期間内においては、学力検査等の答案について保有個人情報開示請求により閲覧することができます。手続きとしては、請求者が受験した高等学校または県の情報公開窓口に所定の書類を提出し、その後、条例に基づく県の事務処理を経て、30日以内に閲覧または写しを受け取ることができます。

以上でございます。

県土整備部長、池口正晃君。

私からはまず、県道千葉竜ケ崎線バイパスの進捗状況についてのご質問にお答えします。県道千葉竜ケ崎線では、交通混雑の緩和と歩行者の安全を確保するため、印西市福家から大森までの3.4kmについて、バイパスを整備しており、これまでに1.9km区間を供用しています。

残る1.5km区間については、用地取得率が約9割となっており、引き続き残る用地の取得を進めながら、取得した用地において、埋蔵文化財調査を実施しているところです。

次に、県道356号安食交差点改良の進捗状況についてのご質問ですが、国道356号安食交差点および隣接する交差点には、右折レーンがなく、歩道も未整備であることから、安全で円滑な通行を確保するため、交差点改良と歩道整備を進めております。

これまでに約5割の用地を取得し、約50m区間の工事を実施したところです。引き続き地元の皆様のご理解とご協力をいただきながら、残る用地の取得を進め、事業の推進に努めてまいります。

次に、長棟川の整備に関するご質問ですが、長棟川では、印旛沼から利根川への排水能力を増強するため、富士見橋から酒直水門までの約4km区間において、護岸と堤防の整備を進めているところです。

このうち、護岸の高さが不足している箇所から優先して護岸工事を施工することとしており、既に140mが完成し、現在440mの工事を進めています。

次に、北総花の丘公園におけるカワウ対策についてのご質問ですが、北総花の丘公園では、公園内にある戸上川、防災調節池周辺の樹木に多くのカワウが並走しており、その糞被害の改善について、近隣住民から要望をいただいているところです。

このため県では、周辺の住宅地への影響を勘案し、カワウの営巣を抑制するため、昨年度から調節池周辺の樹木の伐採に着手しており、本年4月までに約400平方メートルの伐採を実施したところです。引き続き、伐採を実施するとともに、専門家の意見を聞きながら、その他の有効な対策についても検討してまいります。

最後に県管理道路の雑草対策についてのご質問ですが、県管理道路では路肩や道路のり面などで広範囲にわたり、雑草が繁茂し、交通に影響がある箇所において、除草に代わる対策として、長期的な暴走効果が得られるシートの設置を行ってきたところです。

さらに、国道464号などの幹線道路においては、コンクリートの打設による暴走対策も行うこととしており、引き続き道路の適切な維持管理に努めてまいります。以上でございます。

警察本部長、宮沢忠孝君。

私からは、印西市、利府久慈地先の交差点の安全対策に関するご質問に、お答えいたします。

ご指摘の交差点につきましては、主要地方道佐倉印西線の緩やかに湾曲した道路形状や、交差点周辺の建物等の影響により見通しが阻害され、これが事故発生の一つの要因となっているものと考えております。そのため県警では、道路管理者と連携しながら、道路の見通しを改善する対策を検討し、当初の安全性を確保してまいりたいと。

考えております。今後、可能な対策から順次実施し、その効果を見極めながら、引き続き安全対策を推進してまいります。以上でございます。

岩井泰憲君。

ご答弁ありがとうございました。それでは何点かの御意見と要望を申し上げてまいりたいというふうに思います。

まずは房総のむらについてです。来年度からの次期指定管理者の募集に当たり、ミュージアムショップの設置、駐車場の開放時間の延長などの、来館者の利便性向上に資する取り組みを案させるとのことでありまして、これまでになかった取り組みであり、県の姿勢、大きな変化が感じられるものと率直に評価をしていきたいというふうに思います。

体験型博物館である房総のむらは県立の施設でありますが、地元栄町の地域活性化を果たす起爆剤的な位置づけであることに間違いはありません。消化の町並みを生かした体験メニューの設定旧学習院初等科制度を活用したコンサートや伝統芸能などの取り組みなど、新たな価値を創出する取り組み、期待したいところでありますし、そのためにも、地元自治体である栄町と都度連絡取りながら、協力体制築いていっていただきたいというふうに思います。

次に北総鉄道の利便性向上についてです。千葉県は北総鉄道社の大株主という立場にありますが、これまでは、同社の経営状況等について、直接年に1回程度というふうに聞いておりますけれども、報告をもらうという程度であったというふうに聞いております。

北総鉄道の利便性向上の取り組みについて、今後ですね、会社と意見交換をしていくとの、これまでに比べてですねより踏み込んだ答弁であったと。そこに大きな期待を寄せてまいりたいというふうに思います。さて、印西市のこの自治会連合会ではですね、各自治会の連名で印西牧の原駅の利便性向上についての要望書を、提出するとの話を伺っております。

印西牧の原駅は、優等列車であるアクセス特急。上下線ともに1本も停車しておりません。同駅は北総線の中では、千葉ニュータウン中央駅、それから新鎌ヶ谷駅、さらには東松戸駅について4番目の乗降客数を数えているにもかかわらず、他の駅での乗り換えを強いられる状況にありまして、その点での地元からの改善の要望が上がるわけです。

そこで、地元住民からの要望状況を踏まえながら、印西牧の原駅へのアクセス特急の停車や北総鉄道が運行する。特急電車の増便、その実現に向けて県として働きかけを行っていくよう要望したいと思います。

次にケアマネージャーの人材不足の問題です。

答弁の中では、潜在的有資格者についての言及があり、その実態調査を行っていくとのことでありました。確かにですね、資格を持ちながらも現場に立たれていないというケアマネージャーさんが、本件千葉県内に今1万5000人以上おられるそうです。

ですので、現場復帰してもらえたらとの理屈ももちろんわかるところであるわけですがただですね、お話聞いていくと、本当にですね、責任の重い仕事で、携帯電話に24時間利用者の方々から連絡が入ってくる。だから、片時もですね、その携帯電話を手元から離すことができない。

そのぐらい仕事が大変な割にはですね、報酬が十分ではないとの話が聞かれるところでありまして。何より、ケアマネジャー職の処遇の改善が求められるところだと思います。来年は介護報酬改定の年を迎えますけれども、そういう点で県として引き続き国へのですね、働きかけ、県としてもですね、要望されるよう、お願いしたいと思います。

次に公立高校入学者選抜学力検査における採点誤りについてであります。学力検査の点数は、簡易な手続きにより請求した当日に知ることができるんですね。その一方で、答案自体を、点数だけではなく答案自体を見るためには複雑な手続きが必要となっています。

法的な側面があるということも理解しながらもですね、案についても簡略化した手続きで開示できるようにすることが望ましいところです。令和6年度入学者選抜からは、各受験者の答案スキャンしてですね、それで採点を行ったということでありますので、これを活用して、受験者に答案の写しを返却するようにすれば、指摘したような複雑な手続きが不要になります。

そこで、公立高校入学者選抜学力検査において、受験者に答案の写し、返却するようにですね検討するよう要望したいと思います。

主要地方道佐倉印西線と、印西市道下池三度山線が交わる交差点についてです。

県警においても当該交差点の見通しの悪さを認識し対策を検討しているとのことでありますので、対策を早期に実施し、実行し、地域住民の安全確保に当たってもらいたいと思い警察庁が示すですね、信号機の設置指針では、信号機設置の条件の一つとして、信号機の設置にすることにより、設置によりですね、抑止することができたと考えられる人身事故が設置を検討する前の1年間に2件以上発生し、かつ、他のですね、安全対策により代替することができないことを示しています。そこで、龍福寺交差点の安全確保のために何が必要なのかしっかり考えていただきまして、その中で、信号機設置も一つの選択肢として、検討を進めるよう要望したいと思います。最後に雑草対策における防草シートの活用についてです。

出先機関である土木事務所においては、地元要望も聞きながら雑草対策をしてもらっていることについては、先ほども述べたところであります。しかし作業が間に合わず、道路の見通しがきかなくなるほどまで雑草が伸びきってしまうケースも散見されています。

一方で防草シートが設置された箇所では年間を通じてですね、雑草の繁茂を抑えることができることから、申し上げたように住民からの評判も良いところです。そこで、防草シートにかかるコストや、その効果などを検証しながら、道路の維持管理により活用していくことをですね、要望したいと思います。

以上をもちましてですね、本日の私岩井からの一般質問を終了いたします。ご清聴ありがとうございました。

ありがとうございます。