【速報】本日の千葉県議会 ー 守屋貴子議員(立憲民)の一般質問 2023年9月25日午後2

本日の県議会をいち早くお伝えいたします。
以下、3編あります。目的に応じて、ご活用ください。

1 こども向け要約編
2 一般向け要約編
3 議会での質問・答弁の全文書き起こし編

教育や子育てなど、小学生にも関わる内容が、議会では話し合われています。ぜひ、小学生の皆さんにもご興味をお持ちいただければ嬉しいです。

 

本日(2023/09/25)午後の一般質問は、立憲民主党の守屋貴子議員でした。

 

1 子ども向け要約編

  1. 女性消防団員について
    問い: 女性の消防団員は、火事や地震のとき、大人や子どもたちを助ける大切な仕事があるんだ。でも、消防団員って、最近少なくなってきているんだよね。特に、女性の消防団員はまだまだ少ないんだ。女性は、おうちのことや、子どもの世話もしなくちゃいけないから、消防団に入るのは大変かもしれないね。だから、女性が消防団に入りやすくする方法はないかな? それと、女性の消防団員をもっと増やすにはどうしたらいいかな? そして、女性が消防団でどんな活動ができるか、どんなお手伝いが期待されているかも知りたいんだ。
    答え: 県の人たちは、女性が消防団に入りやすいように、色々な考え方でお手伝いしているんだよ。たとえば、女性が着替えたり寝るための部屋をきれいにしたり、女性に火の用心のことを教えるクラスを作ったりしているんだよ。そうすることで、女性の消防団員はちょっぴりずつ増えてきていて、5年前よりも9人に1人増えたんだよ。これからも、女性が消防団に入りやすいように、もっといろんな方法で助けるつもりだよ。それで、女性の消防団員がもっとたくさん増えるといいね。
  2. 子育て支援について
    問い: 子どもたちの健康や学びのために、いろんな質問をしたんだよ。まず、子どものお医者さん代の月額上限と高校生へのプレゼントのことを具体的に聞いたんだ。それから、インフルエンザは風邪よりもつらいから、予防接種の助けについて知りたかったんだよ。プレーパークは遊び場で、子どもたちの成長を助ける大切な場所だから、県の手伝いをお願いしたんだ。学校の図書館も大事だから、きれいにして、先生方にも協力してもらいたいと思っているんだよ。ICT支援員っていうのは、コンピューターの先生だけど、もっと増やしてほしいと言ったんだ。先生たちの家での仕事も、ちゃんと見てほしいと思っているんだよ。
    答え: 健康福祉部長は、お医者さん代の月額上限と高校生へのプレゼントについて詳しいことを教えてくれたんだ。保健医療部長は、インフルエンザの予防接種の助けのこと、どの市町村でもやっているか教えてくれたんだよ。都市整備局長は、プレーパークの計画について話してくれたんだ。それから、教育長は、学校の図書館がきれいで、みんなが使いやすいように、どうやって頑張っているかを説明してくれたんだよ。また、コンピューターの先生(ICT支援員)や先生たちの家での仕事についても、具体的にどうしているか教えてくれたんだ。これからどうするかも、きちんと話してくれたよ。
  3. 公共交通について
    問い: バスが大変なんだよね。人が少なくなっちゃって、コロナのせいでお客さんが減っちゃった。でもガソリン代は高くなっちゃって、バス会社のお金の計算が大変になっちゃったんだ。だから、バスのお金をもっと払わなきゃいけなくなっちゃうの? 千葉県でもそうなるのかな? 子どもやおじいちゃんおばあちゃんがバスに乗りにくくなっちゃうのも困るよね。バス会社はがんばってるけど、もっと助けてあげないとダメかな。通学パスや障害者割引、それをバス会社ががんばってるから、千葉県も手伝ってあげたほうがいいよね。そして、バスを運転する人が足りないって聞いたけど、千葉県はどうやって増やしてるの?それと、バスの運転手がすぐやめちゃったりしないように、どうやって支えてるのかな?
    答え: 千葉県にはバス会社が31社あるんだ。でも14社はお金が足りなくて、7月からバス代をちょっとだけ上げるんだって。コロナでお客さんが減っちゃったし、ガソリン代や人のお金も増えちゃったから、大変なんだよね。でも、千葉県はずっと国と一緒にバス会社を助けてるよ。国が新しいルールを作るから、千葉県もそれを見てバス会社を助けるんだよ。通学パスはほとんどの会社がやってて、お金が4割引になることが多いんだよ。障害者割引も、たくさんの会社がやってるよ。運転手が足りないのは困るけど、千葉県はバス会社と一緒に考えたり、勉強会をしたり、去年は122人が新しく運転手になったんだ。千葉県はこれからも運転手が増えるようにがんばるよ。運転手が長く働けるように、千葉県はバス会社とハローワークで話をして、いろんな情報を出してくれるんだよ。10月からは千葉県のホームページでその情報を見ることができるんだって。だから、運転手ががんばれるように支えていくよ。
  4. 文化芸術について
    問い:文化や芸術の話をしたよ。若い芸術家たちが困っているから、助けてあげることが大事だって言ったんだ。新しいコロナウイルスのせいで、お金をたくさん失くしたり、作品を作る場所がなくなったりした芸術家がいるから、みんなで助けてあげないといけないんだよ。それから、障害がある人たちも芸術を楽しめるように、助ける方法を考えなくちゃだって話したんだ。外国の芸術家ともっと友だちになりたいから、成田空港を使って、たくさんの外国の芸術家を日本に招待するのがいいかなってみんなで考えたんだよ。そして、産業科学館のことも話したんだ。そこには大きなお店や図書館があって、もっとその辺りと仲良くすると、みんなで楽しい場所になるかもしれないって伝えたんだ。
    答え:若い芸術家たちのために、新しい助けの仕組みを作るんだって。これから、もっと手伝ってくれるって言ってたよ。障害がある人たちのためにも、いろんな助けがあるんだよ。支援センターっていうところを作ったり、作品をたくさんの人に見てもらえる機会を作ったりしてるんだって。外国の人ともっと友だちになるために、オランダからの芸術家を招待して、美術館で作品を見せるんだって。すごいね!産業科学館も、近くのお店や図書館と一緒に、もっと楽しい場所にする計画が始まったんだって。これから、どんどん楽しいことが増えるんだね。
  5. 環境対策について
    問い: 千葉県で、地球にやさしい活動がたくさん行われているんだよ。その中で、「千葉エコスタイル」という名前の活動があって、そこでは食べ物のゴミを減らしたり、みんなにマイボトルやマイカップを使ってもらったりしてるんだ。これには、「千葉食べきりエコスタイル」と「千葉マイボトルマイカップ推進エコスタイル」という、2つの大切な活動があるんだよ。食べ物のゴミって、考えたことある? 外で食事をするとき、食べきれないこと、あるよね。それと、飲み物を買うときに、いつも新しいボトルやカップが使われること、気になるよね。それに、他のところでは、外で暑い日に水がもらえる場所が作られているって聞いたことある? そういう場所、千葉県にもほしいと思わない?
    答え: 食べきりエコスタイルについて、外で食べるときには、食べ物を残さないようにして、食べ物を買いすぎないようにみんなにお願いしているんだって。食べきれる量だけを注文するんだよ。そして、この活動には、546軒ものお店が協力しているんだ。これって、すごいことだよね。マイボトルマイカップ推進エコスタイルについても、井上さんは、みんなに自分のボトルやカップを持ってきて使うように言って、使い捨ての容器を減らそうとしているんだ。この活動にも、510軒のお店が一緒にやってくれているんだよ。井上さんたちは、これらの活動をもっとたくさんの人たちに知ってもらうために、イベントで話したり、インターネットで情報を出したりして、千葉県のみんなに協力してもらおうとしているんだ。これからも、千葉県は、もっと地球にやさしい活動を増やしていくんだって。
  6. 江戸川第一終末処理場について
    問い: 江戸川第一終末処理場という大切な場所で、いろんな工事が進んでいるんだよ。この場所には、まだ下水道ができていなくて、水がきれいにならない家がたくさんあるんだ。市川市のみんなも、早く下水道をつくってほしいと思っているんだよ。でも、今ある施設は古くなってきて、新しい施設が必要なんだ。だから、江戸川第一終末処理場の今の様子やこれからの予定、それから土地がどれくらい手に入ったか、教えてほしいんだ。地元の人たちも土地を売ることについて色々考えているから、みんなの気持ちを大事にして、土地の買い取りを進めてほしいよ。
    答え: 江戸川第一終末処理場では、大きな計画があって、すでに一部の施設はできて使えるようになっているんだよ。第2系列の工事も進んでいて、これからもっとたくさんの汚れた水をきれいにするためのタンクを作っていくんだ。未来のために、まだ下水道ができていない地域にも、しっかりと新しい施設を作っていく予定だよ。土地については、必要な土地の7割くらいはもう手に入れていて、残りの部分も少しずつ買っていくからね。地元の人たちの願いも大切にして、みんなが納得できるように土地の買い取りを進めていくよ。だから、みんなが安心して、きれいな水が使える日がくるようにがんばるんだ。

 

2 一般向けの要約編

  1. 女性消防団員について
    質問: 女性消防団員の重要性について強調しました。災害時において、女性消防団員は細やかな気配りや応急手当で大きな役割を果たすとし、女性団員の活動が男性中心であること、家事や育児と並行しての参加が求められることから、女性の参加が敷居高いと述べました。それぞれの事情に応じた活動の推進を提案し、女性消防団員の増加が地域防災に大きく貢献するとしました。団員数は年に500人以上減少しており、市川市でも同様の減少傾向が見られましたが、女性団員の数は増加しているとの情報も挙げました。女性のライフスタイルや事情に応じた活動が必要であると強調し、市川市の事例を挙げて団員数の減少と女性団員数の増加の両方の動向について詳細に問いました。さらに、女性の参加しやすい活動形態の確認や、女性消防団員の活用方法の周知、消防団活動への理解促進の必要性についても要望しました。女性消防団員の現状および増加に向けた取り組みについても詳細に問いました。
    答弁: 知事の熊谷俊人氏は、女性消防団員の重要性を認識し、増加に向けた取り組みについて答えました。女性が活躍する様子を広く発信し、女性が参加しやすい環境作りが重要であると述べ、地域の実情に応じた取り組みを進めることを強調しました。女性団員の少ない地域では防災講座を実施し、理解を深める活動を行っており、新たな女性団員加入に対する施設整備の補助も実施していると明らかにしました。添谷進防災危機管理部長も、女性消防団員の数が628人に増加し、5年前と比べて9%増加していると報告しました。女性団員は多岐にわたる活動をしており、今後もその充実強化を図ると説明しました。また、市町村との連携を強化し、女性の参加を促進するための様々な活動と取り組みについても詳細に述べました。女性消防団員の活躍の広報と、女性が参加しやすい環境の整備を通じて、女性団員の加入促進と活動の充実強化に努める方針を強調し、締めくくりました。
  2. 子育て支援について
    質問: 初めに子育て支援に焦点を当て、子供医療費助成制度の自己負担の月額上限導入の進行具体状況や、高校生相当年齢を対象とした現物給付の現況について熟知するために問いました。この点においては、月額上限導入後の実施状況と高校生を対象とした現物給付の具体的な状況が特に注目されました。続いて、季節性インフルエンザの予防接種について、市町村での接種に対する助成費用の取り組み状況と、特に子供への接種に関する費用助成の実施状況について明らかにしました。ここで、集団感染防止等の観点から、予防接種の重要性を強く訴えました。次に、プレーパークに関して、八千代広域公園での取り組みを例に挙げながら、県内プレーパーク団体との連携強化を要望しました。プレーパークの活用による自然環境保育の重要性を強調し、県の積極的な支援を求めました。その後、学校図書館における環境整備充実と活用推進の取り組み状況、および教職員への働きかけに関しても問いました。このコンテクストで、自然保育との関連性を指摘し、学校司書の配置の重要性についても訴えました。最終的に、ICT支援員の増員問題と教員の業務の持ち帰りに関しても問いました。再質問セッションでは、これらのテーマについてさらに詳しく探求し、それぞれの分野での具体的な要望を述べました。
    答弁: 各部門の担当者から詳細な答弁がなされました。健康福祉部長は子育て支援に関して、月額上限制度と高校生への現物給付の実施状況について詳細に説明しました。次に、保健医療担当部長は市町村におけるインフルエンザ予防接種助成の現状について明確に述べました。都市整備局長からは、八千代広域公園でのプレーパーク計画についての取り組みが示され、プレーパークの活用による自然環境保育の実施状況についても言及されました。教育長は、学校図書館の活用推進について、さらには、教職員への働きかけ、ICT支援員の配置やその効果、そして教員の持ち帰り業務について詳細に回答しました。再答弁セッションでは、教育長が学校司書の配置状況やICT支援員の負担軽減効果、持ち帰り業務の実態把握についてさらに深く語りました。これらの答弁を通じて、それぞれの施策や取り組みの具体的な実施状況が明らかにされるとともに、今後の方針や対応についても具体的に述べられました。
  3. 公共交通について
    質問: 公共交通は、人口減少や新型コロナの影響を大いに受けています。県内の路線バス事業者は、利用者数の低迷とコスト増加のため全国的にバス運賃の値上げを余儀なくされている状況です。これについて、事業者の運賃改定状況を伺いました。加えて、交通弱者へのサービスが事業者にとって重荷であるという課題も提起しました。令和5年地域交通法改正の付帯決議においては、通学定期や障害者割引などの社会政策費用の負担について国で検討されていますが、当面の間は事業者の努力で続けることとされていました。この厳しい状況下で、県としてバス事業者への支援の必要性、そして具体的な支援方法について伺いました。また、運転手不足問題についても触れ、事業者が運転士不足にどのように対処し、県としてどのような支援が行えるかを問いました。再質問として、路線バス運賃の値上げが交通弱者、特に子供や高齢者に与える影響、通学定期券や障害者割引の現状、そして運転手不足の背景にある人件費増についても触れました。さらに、新規採用があったにせよ、運転士の定着が不十分では意味がないため、運転士の定着支援についても伺いました。
    答弁: 運賃改定について、県内31社の路線バス事業者のうち14社が国の認可を受け、7月以降平均1割の値上げを行う予定でした。収支の悪化を主な理由として、運賃改定が進められていました。事業者に対する公共交通事業者支援として、国と協調し、これまでに補助金や支援金の交付が行われていました。地域交通法改正の付帯決議を考慮し、今後も必要な支援を検討していく方針でした。運転士不足対策としては、事業者との連携のもと、セミナーや助成金を用いた免許取得支援等が行われていました。今後も運転手の確保のための協力が続けられる予定でした。通学定期券の割引は29社で実施されており、割引率はおおむね40%でした。障害者割引も全社で取り組まれ、28社では定期券割引と合わせ、最大5割引となっていました。運転士の定着支援については、労働局との協力のもと、就職説明会の情報発信や魅力発信を行い、県ホームページで順次掲載していく予定でした。運転士の確保定着に資する情報発信が強化されることで、運転士不足問題の改善が期待されていました。
  4. 文化芸術について
    質問:若手芸術家、障害者の文化芸術活動、及び文化芸術の海外交流についての支援に関して問いました。若手芸術家への支援においては、コロナ禍による厳しい状況、特に収入減少や活動の場の制限が影響を与えていることに触れ、切れ目のない支援体制の構築と支援対象者の拡大を強く要望しました。また、新たにアーティスト・フォローアップ・モデル事業の継続と対象範囲の拡大も求めました。障害者の文化芸術活動に関しては、これを通じた社会参加の促進が重要であることを強調し、支援の充実を求めました。さらに、海外との文化交流の観点から、成田空港を起点としたアーティスト・イン・レジデンスの実施や海外芸術家との交流拡大を提案しました。この他にも、現代産業科学館とその周辺の商業施設や図書館などとの連携による地域活性化、食文化や芸術、歴史資源の融合による新たな取り組みの実施も要望しました。
    答弁:知事は、これらの質問に対し、若手芸術家への支援として、新設されたアーティスト・フォローアップ・モデル事業を来年度から本格的に運用し、これにより若手芸術家の支援体制の構築と拡大を図る方針を示しました。障害者の文化芸術活動への支援については、支援センターの設置や発表機会の提供などの取り組みを行っており、これらの支援を通じて障害者の社会参加を促進し、文化芸術活動の充実を図っていくと説明しました。また、海外との文化交流に関しては、オランダのアーティストを招聘した美術館の企画展示を例に挙げ、交流事業の推進を表明しました。さらに、現代産業科学館においては、周辺施設との連携事業が始まっており、各施設の特徴を活かしながら地域連携を進める方向性を示しました。これにより、地域の活性化や新たな取り組みの展開が期待されています。
  5. 環境対策について
    質問: 環境対策に注目し、千葉県の具体的な取り組みについて問いました。千葉県では、千葉エコスタイルの推進を通じて、ゴミ削減を図るためのライフスタイルの実践が促進されています。この枠組みの一環として、食べ物のゴミ量を減少させる千葉食べきりエコスタイル、並びに、マイボトルとマイカップの利用を推進する千葉マイボトルマイカップ推進エコスタイルの進展状況について詳細を求めました。これらの取り組みは、外食時の食べ切りや食材の買いすぎ防止、使い捨て容器の削減を通じて、環境保護に寄与します。再質問として、東京都や神奈川県におけるマイボトル用の給水所設置といった暑さ対策について触れ、千葉県でも同様の取り組みを考慮し実施するよう強く要望しました。これらの給水所は、高温時に県民の命を守る重要な施設となりえます。そして、協力店や企業局との協力により、多様な方法で給水所の設置が実現可能であると指摘しました。
    答弁: 環境生活部長は、千葉食べきりエコスタイルについて、外食時の食べ切りや食材の買いすぎを防ぐための啓発活動を行っており、協力する店舗が546点に上ることを報告しました。また、千葉マイボトルマイカップ推進エコスタイルにおいては、マイボトルやマイカップの利用を促進し、使い捨て容器の削減を呼びかける活動が進められており、510点の店舗が協力していることも明らかにされました。井上部長は、これらの取り組みをより広く県民に知ってもらい、実践してもらうために、イベントやSNSを通じた情報発信、さらに協力事業者の取り組みを県ホームページで紹介するなど、さまざまな普及活動を展開していると説明しました。そして、県民一人一人が具体的な行動に移すことで、環境保護とゴミの削減が進む方針を強調しました。
  6. 江戸川第一終末処理場について
    質問: 江戸川第一終末処理場において、現状と今後の整備状況について詳細に尋ねました。全9系列中、第1系列の供用が既に始まっており、第2系列の供用開始が令和9年度に予定されていること、さらに、江戸川左岸流域下水道の未復旧人口が約24万人であり、市川市の下水道普及率が77.5%に留まっている現状を報告しました。これに加え、市川市の菅野処理区が老朽化していること、そして将来的に県の処理場がこれを受け入れる計画があることについても触れました。さらに、江戸川第一終末処理場の全体計画の完了と、それに続く次期計画の策定の重要性を強調しました。用地買収の進捗状況についても質問を行い、地権者の中には高齢者も含まれており、早期の交渉終了を望む声が挙がっていたことを伝えました。これらの地権者からの申し出に対して、積極的に交渉に応じるよう強い要望を出しました。また、特に未普及地域の解消や菅野処理区の問題、全体計画の見直しについても詳細な質問を行いました。
    答弁: 都市整備局長は、江戸川第一終末処理場の第1系列が令和3年3月に供用開始されたこと、第2系列の整備が進行中であること、そして第3系列の整備も予定されていることを明らかにしました。未普及地域の早期解消や、老朽化している菅野処理区の編入も進める方針であることが述べられました。また、用地買収については、処理場面積30ヘクタールのうち約7割が既に取得済みであり、北側区域はほぼ完了しており、南側区域の取得は1割程度に留まっているとのことでした。さらに、人口動向や土地利用状況を考慮に入れつつ、全体計画の見直しと用地買収を進める方針が示されました。これにより、地権者との交渉や未普及地域の問題解消、菅野処理区の老朽化対策等、多岐にわたる課題に対して、綿密な計画が進められることが期待されました。

 

3 議会質問・答弁の書き起こし全文

【午後二人目】一般質問 守屋貴子議員(立憲民)

次に、守屋貴子君。

市川市選出の守屋貴子です。通告に従いまして、順次質問をしてまいります。今日は日頃お世話になっている皆様が応援に来てくださいました。

執行部の皆様におかれましても、明快で前向きなご答弁をお願いをいたします。まず、台風13号により被災された皆様に心からお見舞いを申し上げるとともに、日々復旧復興にご尽力されている全ての皆様に、心から感謝を申し上げます。

1日も早い復旧復興をお祈りを申し上げます。そこで今回は一つ目として、女性消防団員について伺ってまいります。災害時には、きめ細やかな気配りやソフトな面を生かした応急手当、避難所での支援活動を行う女性消防団員の役割は非常に大きいと考えます。消防団は地域防災の中核を担っており、災害時にはなくてはならない存在である一方、近年、団員数は右肩下がりに減少を続けており、消防団の過去3年間の推移を見ても、団員数は2万4179人から2万3057人と、年に500人を超えるペースで減少しています。

私の地元の市川市においても、3年前の団員数が、男女合わせて339人だったものが321人女性消防団員については17人であったものが、18人となっています。消防団では、女性に求められる役割もあると思いますが、まだまだ男性の活動という意識が強く、女性が消防団に入団するということにはまだ敷居が高いのかなという印象です。

女性は家事育児をこなす中でお仕事をされている方も多く、それぞれの事情に応じた活動ができるような働きかけがあっても良いのではないかと考えます。消防団員の減少に歯止めをかけるためにも、消防団の活躍に対する理解を深め、女性消防団員の増員について働きかけることが重要だと考えます。

そこで伺います。1、女性消防団員の現状についてはどうか。2、女性消防団員の増加に向けてどのように取り組んでいるのか。

次に子育て支援についてです。一つ目として、子供医療費について伺います。今回千葉県における新たな拡充の方向性が示され、8月から同一医療機関における同一月の受診は、入院は11日通院は6回以降の自己負担額が無料となりました。

また、それに伴い、高校生相当年齢、つまり18歳までの現物給付が可能となりました。この拡充は、子育て世帯に対し、大きな負担軽減に繋がるとの声も聞かれている一方で、市町村の協力が欠かせない制度でもあります。

制度が8月からスタートして1ヶ月が経過をしましたが、現状どうなのか気になるところです。そこで伺います。1、子供医療費助成制度の自己負担の月額上限導入の実施状況はどうか。二つ目として、市町村による高校生を対象にした女性と現物給付の状況はどうか。

次に季節性インフルエンザの予防接種についてです。65歳以上の高齢者が定期接種との対象となっております。新型コロナウイルス感染症が確認されて以降、ダブルの流行の回避、発熱外来や医療資源の逼迫を防ぐという観点から、この間定期接種対象者以外への接種費用の助成を開始した自治体もあると認識をしています。

現在、コロナは感染症法上5類へと移行し、季節性インフルエンザと同じ位置付けとなりましたが、感染者数についてはまだ多い状況にあり、引き続き注意が必要であると考えています。また、感染症法上同じ位置付けとなっている季節性インフルエンザにおいても、例年と異なる発生状況であることから、予防接種は重要と考えています。

お子様に関しては、保育園や幼稚園学校など集団生活の中でクラスターの発生が懸念されること。また、同居しているご家族への感染が広がる可能性がある一方で、予防接種費用が家計にかかる負担が大きいことから接種を敬遠される傾向があります。

特に、多子世帯はシーズンごとに2回の接種が必要な12歳までのお子様については、何らかの支援が必要と考えます。そこで伺います。季節性インフルエンザの予防接種について、市町村での接種に対する助成費用助成の取り組み状況はどうか。

また、そのうち子供への接種に対する費用助成の取り組み状況はどうか。

次にプレーパークについて伺います。県内にはプレーパークで活動している団体が43あると聞いていますが、外遊びが少なくなってきている昨今の子供たちの育ちにとってますます重要な役割を担うと考えます。

プレーパークは、公園や空き地などで、子供たちが想像力を持って工夫をしながら、遊びやルールを作り、遊びの中から自由な発想や学びを習得していく場所です。プレーリーダーと呼ばれる子供たちの安全を見守る見守る大人がいることも重要な特徴となっています。

本県は、子供たちが身近で豊かな自然との関わりを通じて自ら考え行動し、成長しようとする力を育む環境作りを応援するとして、自然保育をすすめようとしております。プレーパークはこのような県の動きに合致するものであり、千葉県の子供たちの育ちを支える取り組みとの連携が図れるものと考えています。

令和3年度に虐待により亡くなった子供は全国で74人となっており、国も地方自治体も虐待の防止に向けた対応を強化しています。プレーリーダーがいるプレーパークは、社会的養護が必要な子供や、虐待やネグレクトといった福祉へ繋げていく必要がある子供を見極める場ともなり、様々な取り組みとの連携が図れるものと考えます。

そこで伺います。1、県立都市公園におけるプレーパークの実施状況はどうか。2、プレーパークの活用により、県が本年度創設した自然環境保育の取り組みを園庭のない保育所等でも実施できると考えるがどうか。

次に学校図書館について伺います。

文部科学省は、第6次学校図書館図書整備等5ヶ年計画が令和4年度から8年度を対象期間として策定し、5ヶ年で全ての小中学校等において、学校図書館図書標準の達成を目指すとともに、当初の方針新聞の複数地配備および学校司書の配置拡充を図るため、総額2400億円が交付されることになっております。

当該計画では、学校図書館の日常の運営管理、運営管理や学校図書館を活用した教育活動の支援等を行う。専門的な知識、技能を持った学校司書の更なる配置拡充を図ることとされています。子供たちが学校図書館を活用するには、本の選び方や新聞の読み解き方ときには読み聞かせなど、耳から入る音で教えていくといった人の存在が欠かせないと考えます。

千葉県は第3期千葉県教育振興生活計画に基づき、第4次千葉県子供読書活動推進計画を策定しており、読書県千葉を進めています。その中間評価報告が報告書が今年の7月に示され、子供の読書活動推進体制の整備についての中で学校図書館法第6条の規定による学校司書については、市町村に対し、その効果を示すなど、配置促進に努めるとともに、県立学校においては、優秀優良学校図書館認定事業で、学校図書館専任職員の配置について周知していくとあります。

小中高等学校における子供の発達段階に応じた学校図書館の活用の充実は大変重要であると考えます。そこで伺います。1、学校図書館の環境整備の充実や活用の推進について、どのように取り組んでいるのか。2、学校図書館の活用推進について、教職員への働きかけが大切だと考えるがどうか。

次に学校の先生と子供の時間について伺います。国によるGIGAスクール構想や先生の負担軽減に向けて、ICTの活用が進められています。しかしながらICTを活用した学びの充実に向けた授業での活用方法や、日常のメンテナンスなどの活用について地域や学校間で格差が生じていると伺っています。

ICT支援員については、学校のICT化に向けた環境整備5ヶ年計画において、令和6年度までに4校に1人分の地方財政措置が行われています。県は国に対し、GIGAスクール構想実現に向けた取り組みへの支援についてICT支援員の増員や配置、ICT活用教育アドバイザーの配置に対する予算措置の拡充を求めている状況ですが、市町村や学校においても、ICT支援に対する期待は大きいものと考えます。

そこで伺います。ICT活用における学校間の格差解消や教員の業務改善のために、ICT支援員を増員すべきと考えるがどうか。

次に、学校の先生の持ち帰りについてです。先生方の勤務実態として持ち帰り業務という特有の残業形態が浮き彫りになっています。

テストの問題の作成や行事や授業の準備などを自宅に持ち帰って取り組んでいます。国の調査では、2022年、小学校で平日37分、休日36分、中学校で平日32分、休日49分となっており、持ち帰り業務を問題視する声が上がっています。

そこで伺います。教員の業務の持ち帰りについてどのように認識しているのか。

次に公共交通について伺います。新聞の報道では、人口減少や新型コロナの影響で利用者が低迷する中、燃料費の高騰や設備投資により、経費が増えていることを受け、全国的に路線バスの値上げが相次いれているとのことであり、県内直近の状況の値上げの状況も気になるところです。

そこで伺います。県内における路線バス事業者の運賃改定の状況はどうか。また、路線バスにとどまらず、鉄道事業者とともに大きく課題として取り上げられているのは、交通弱者に対するサービスが、本県では、事業者任せになっており、事業者の重荷になっていると伺っています。

令和5年3月に改正地域交通法が成立しましたが、その付帯決議において、政府は、乗合バスと自動車運送事業の運転手が不足している状況に鑑み、路線維持や鉄道をバスに転換する場合に、運転手が確保できない懸念もあることから、その確保のための支援策を講じることや通学定期や障害者割引等の社会政策に関わる費用を、交通事業者が負担していることを踏まえ、文教や福祉分野においても、交通事業者支援のための仕組み作りについて検討することとされており、今後、国において具体的な検討がなされるものと思いますが、当面はこうしたサービスは、事業者の経営努力の中で続けていくことになると思います。

厳しい状況の中、社会政策に協力しているバス事業者に対し、県としても、支援していく必要があるのではないでしょうか?そこで伺います。通学定期券割引や障害者割引等を会社独自の経営努力で行う公共交通事業者に対し、県はどのように支援をしていくのか。

さらに、かねてより課題となっている運転手不足も業界全体で深刻化しており、運転手不足を利用とするバスの減便などが相次いでいるようです。県として、これまでバス事業者に対する支援を行ってきたと思いますが、今後は運転手を確保する取り組みにも力を入れていく必要があるのではないでしょうか?そこで伺います。

運転士不足に悩むバス事業者に対し、今後県としてどのように取り組んでいくのか。

次に、文化芸術について、一つ目として、若手芸術家への支援について伺います。コロナウイルスがもたらした閉塞感や孤独感、先の見えない不安の中にいるときこそ、芸術が人間の心や日常にもたらす影響を実感し、改めて文化芸術は、新たな生活を送る上で、豊かな生活を送る上で何何ものにも代えがたいものであると認識しています。

しかし、コロナの影響により、イベントや施設利用に係る制限により、文化芸術の継承や若者の参加活動に携わる方々に多大なイメージを与えました。特に若手芸術家に対しては、収入の減少や、活動拠点の確保、発表の場の減少など厳しい状況にあると聞いています。

文化芸術を支え、守り、繋げていく体制、豊かな才能が埋もれてしまわないような支援体制が必要だと考えます。今年2月の我が会派の代表質問でもこのことを取り上げさせていただいておりますが、その際のご答弁では、アーティストフォローアップモデル事業を立ち上げると伺っております。

ぜひ本県から国内外に羽ばたく芸術家の育成に繋げてほしいと考えます。そこで伺います。若手芸術家への支援について、県はどのように取り組んでいるのか。昨今では、障害者の方が書いた餅をデザインにして、地域の特産品とするなどの動きも出てきており、障害のある人の特性を生かし、なりわいとするソーシャルビジネスもあると伺っています。

文字に関わらず、障害者の方々の文化芸術から生まれた創作物が地域社会全体に広がり、障害のある方への意識の変化個々の違いを受け入れ、誰もが自分らしく生きられる社会を目指していくことが大切だと考えます。千葉県では、昨年度よりパラスポーツだけではなくて、障害者文化芸術活動に関する業務についても、担当部局を健康福祉部からスポーツ文化局移管し、スポーツ文化の振興として一体的に取り組んでいくと伺っています。

そこで伺います。障害者の文化芸術活動への支援のために、県は今後どのような取り組みをしていくのか。先日、会派の有志で、松戸市にあるParadiseAIRを視察しました。この施設は、アーティストレジデンスとして、世界中のアーティストが旅の途中で立ち寄るトランジットポイントとして、様々な人が集い、行き交う新しい拠点となることを目指して活動している施設で、松戸市が助成をしており、2019年度は文化庁の文化芸術創造拠点形成事業にも制定されています。

日本の玄関口である成田空港を有する本県は、海外の芸術家が本県で滞在し、創作活動をしつつ、日本各地へと移転、移動する拠点になるフィールドを持っていると考えます。ぜひ世界のアートに触れ合う機会を創出すべきと考えます。

そこで伺います。県は、文化芸術における海外との交流について、どのような取り組みを行っているのか。

次に現代産業科学館について伺います。私は6月15日に会派の有志の皆様と、現代産業科学館に伺い、現状や課題について視察を行いました。

この日は千葉県民の日でもあり、多くの親子連れや子供たちが訪れており、科学実験や体験コーナーの前に釘付けになって、夢中で見て触れて体験しているそんな姿がとても印象的でした。隣接する大型ショッピングセンターや市川市の持つ中央図書館との相互間の往来も多くあり、一つの空間として皆様が一揆をしていたように見受けられました。

昨年、令和4年度に、博物館法の一部が改正され、目的に、文化芸術基本法の精神に基づくことが明記されました。また、他の博物館との連携、地域の多様な主体との連携協力による文化機関、文化観光など地域の活力の向上への寄与を努力義務化したことを考えると、当該施設を取り巻く環境は、まさにこれからの博物館の活用のロールモデルとなると考えます。

そこで伺います。現代産業科学館は、恵まれた立地を生かし、地域の様々な主体と連携した取り組みを進めるべきと考えるがどうか。

次に、環境対策について伺います。ゴミの削減には、県民一人一人の具体的な行動が重要です。

県では、ゴミを減らすために、身の回りでできることを実践するライフスタイルを千葉エコスタイルとして推奨し、取り組みを推進しています。そこで伺います。食べ物がゴミになる量を減らす量を減らすことを目的とした千葉食べきりエコスタイルおよびマイボトル等の利用を促進する千葉マイボトルマイカップ推進エコスタイルの取り組み状況はどうか。

次に江戸川第一終末処理場について伺います。江戸川第一終末処理場については、現在全9系列のうち、令和2年度の第1系列供用後、第2系列の工事が令和9年度の供用を目指して進められています。現在、江戸川左岸流域下水道の計画区域では未復旧人口が、流域全体で約24万人と聞いており、地元市である市川市は下水道普及率77.5%、約11万人が未復旧となっており、早期解消が必要です。

また、市川市が単独で運営している公共下水道の菅野処理区は、施設が老朽化しているため、将来は県の流域下水道で汚水を受け入れることが計画されておりますが、県の処理場の受け入れ能力が気になるところです。江戸川左岸流域下水道の施設整備に係る全体計画の計画年度が令和に6年度に完了することから、次期計画を早期に策定した上で、江戸川第一終末処理場の1日も早い完成が望まれます。

そこで伺います。1.江戸川第一終末処理場の現在の整備の状況と今後の進め方はどうか。2.江戸川第一終末処理場の用地買収の状況はどうか。以上が1回目の質問です。明快で前向きなご答弁をお願いいたします。

守屋貴子君の質問に対する当局の答弁を求めます。

知事、熊谷俊人君。

立憲民主党の守屋貴子議員のご質問にお答えをいたします。まず、女性消防団員についてお答えをいたします。女性消防団員の増加に向けた取り組みについてのご質問ですが、消防団活動への女性の参加促進には、女性が消防団の中で活躍していることを広く発信するとともに、消防団活動における施設整備の面からも、女性が参加しやすい環境作りを進めていくことが重要です。

そこで県では市町村と連携をし地域の実情に応じた取り組みを行っており、特に女性団員の少ない地域では、女性を対象とした防災講座を実施し、女性団員の活動を紹介するなど、消防団への理解を深めてもらう取り組みを進めているところです。

また新たに女性が消防団に加入した市町村に対しては更衣室や仮眠室など、拠点施設の整備に係る補助率のかさ上げにより支援を行っており、引き続き女性消防団員の加入促進に向けて取り組んでまいります。

次に文化芸術についてお答えいたします。

若手芸術家への支援についてのご質問ですが、若者の文化芸術活動の支援については、千葉県文化芸術推進基本計画に基づき、既存の枠にとらわれない創造的な文化芸術活動を支援するとともに、自己表現できる機会を提供することとしています。

そこで県では今年度新たに将来の芸術家を育成するためのアーティストフォローアップモデル事業を立ち上げ、専門家の助言などによる伴走型の支援や資金面での支援を行うことといたしました。今年度内に支援対象者を決定し、来年度以降、アーティストのキャリア形成に向けた具体的な支援を行う予定であり、こうした取り組みを通じて、千葉文化の新たな担い手となる若者の文化芸術活動を支援してまいります。

私からは以上でございます。他の質問につきましては担当部局長からお答えをいたします。

防災危機管理部長、添谷進君。

女性消防団員の現状についてお答えをいたします。本年4月1日現在、県内35の消防団において、628人の女性消防団員が活動しており、5年前と比較すると約9%増加している状況です。

消防団は地域防災の中核として、住民の安心安全を守る重要な役割を果たしており、女性団員は、平時から応急救護等の住民指導や、防災啓発の他、災害時には避難誘導や避難所支援など、多岐にわたって活躍しています。

今後も女性団員の充実強化を図るため、失礼しました。消防団の充実強化を図るため、女性団員の加入促進に努めてまいります。以上でございます。

健康福祉部長、高梨みちえ君。

私からは、子育て支援についてお答えいたします。

子供医療費助成制度の自己負担の所、月額上限に関するご質問ですが、県では、通院は小学校3年生まで、入院は中学校3年生までを対象に、通院1回。入院1日あたり300円の自己負担で受診ができる子供医療費助成制度を市町村とともに実施してきました。

本年8月からは自己負担に月額上限を設け、子供の持病等で通院回数が多い場合や、長期入院となる場合における保護者の負担軽減を図ったところであり、自己負担が設定されている全ての市町村において、8月から月額上限が適用されています。

次に、高校生を対象とした助成等に関するご質問ですが、本年8月1日現在、高校生を対象として医療費を助成している市町村数は、通院については42団体。入院については45団体となっています。さらに10月からは通院については46団体、入院については49団体となる予定です。

また、市町村が高校生に助成を行う場合には、利用者が医療機関の窓口で一度支払った後に払い戻しの申請を行う償還払い方式となっていました。8月診療分からは、中学生までと同様に受給権を使う、現物給付方式の環境整えた結果、29団体で現物給付方式が導入され、さらに10月からは35団体が現物給付方式となる予定です。

次に、プレーパークの活用についてのご質問ですが、県では、子供が自然との関わりを通じて、豊かな人間性を育み、心身の調和のとれた発達の基礎を培うため、千葉県自然環境保育認証制度を創設し、幼稚園や保育所等におけるそれぞれの地域環境に応じた自然体験活動を支援しています。

一方、保育所等の中には園庭や近隣に公園がないなどの理由により、自然体験活動を十分に行うための場所の確保が難しい施設もあると考えられます。こうした園庭等のない保育所等についても、自然体験活動の充実を図るため、県が開催を予定している自然環境保育の事例発表等を行う活動報告会に参加を促し、認証団体やプレーパーク関係者等との交流を図ってまいります。以上でございます。

保健医療担当部長、鈴木貴士君。

私からは、インフルエンザの予防接種についてお答えいたします。

予防接種法によるインフルエンザワクチンの定期接種は、65歳以上の高齢者等が対象であり、これ以外の方へ行われる任意接種の費用は全額自己負担となりますが、一部の市町村では費用助成を行っています。市町村における任意接種の費用助成については、本年度は18団体が予定しており、前年度から1団体減少しています。

また、そのうち12歳までの子供を対象に助成を予定しているのは15団体で、前年度から2団体減少しています。以上でございます。

都市整備局長、小川剛志君。

私からは、子育て支援と江戸川第一終末処理場についての3問にお答えします。

初めに、県立都市公園におけるプレーパークについてのご質問ですが、プレーパークとは、通常公園にあるブランコやシーソーなどの遊具はなく、子供たちが自由な発想で工夫し、楽しむ遊び場のことです。県立都市公園においては、このプレーパークの取り組みを青葉の森公園で、平成27年度から柏の森公園では、令和3年度から年数回イベントとして実施しているところです。

また、整備中の八千代広域公園では、既存の樹林地を活用して自由に遊べるプレーパークの無料を計画しており、今後、子供たちがのびのびと楽しく遊べる公園作りに取り組んでまいります。

次に、江戸川第一終末処理場の整備の状況についてのご質問ですが、計画している全9系列のうち、第1系列については、令和3年3月に供用を開始したところです。現在、令和9年度の完成を目指し、第2系列の整備を進めており、汚水を処理する反応タンクなどの工事を行っております。

今後、未普及地域の早期解消や、市川市が単独で処理を行っている菅野処理区などの流域下水道への編入を進めるため、第3系列についても整備を進めてまいります。最後に、処理場の用地買収の状況についてのご質問ですが、県では平成18年度から用地買収に着手しており、処理場面積30ヘクタールのうち約7割の用地を取得しております。

施設整備を先行する北側区域20ヘクタールについては、ほぼ用地買収が完了しており、南側区域の10ヘクタールについては、約1割の用地を取得しているところです。今後人口の動向や、土地利用の状況などを踏まえ、流域下水道の全体計画を見直すこととしており、施設の整備計画に合わせ、用地買収を進めてまいります。

私からは以上でございます。

教育長、冨塚昌子君。

初めに学校図書館の環境整備や活用についてのご質問ですが、学校図書館は、児童生徒の自主的自発的な学習活動や読書活動の充実に欠かせない設備であり、その整備の充実や活用の推進を図ることは重要であると認識しています。

県教育委員会では、蔵相冊数や新聞の配備数など、学校図書館の状況に関する自己評価表を独自に作成し、令和4年度は、達成度の高い小学校355校、中学校134校を優秀学校図書館に認定するなど、望ましい学校図書館のあり方について啓発してきました。

令和4年度からは高等学校も認定事業の対象に加えたところであり、今後も有効な活用事例を広く周知するなど、学校図書館の環境整備の充実や活用の推進に取り組んでまいります。学校図書館に関する教職員への働きかけについてのご質問ですが、各学校における学校図書館の活用推進には、読書活動の充実に対する教職員の意識向上を図ることが必要です。

そのため、県教育委員会では、校長に対しては、外部有識者を講師に招き、学校図書館長としての役割についての研修を司書教諭等に対しては、学校図書館の優れた実践事例等についての研修をそれぞれ実施しています。これらに加え、今年度は一般の教職員向けに、学校図書館の活用事例等をまとめたリーフレットを新たに作成し、学校図書館の活用推進について、さらに広く、教職員へ働きかけてまいります。

次にICT支援員の増員についてのご質問ですが、ICT関連業務は多岐にわたっており、ICT支援員が1人1台端末を活用した授業支援の他、校務支援、環境整備支援などに従事することは、学校間のICT活用状況の差を解消し、教員の働き方改革に資するものであると認識しております。

本年6月現在、県内市町村の約6割がICT支援員を国の計画の水準である。4校に1人以上配置していますが、依然として約7割の市町村は学校のニーズに対し、配置が十分ではないとしています。県教育委員会としては、市町村に対し、ICT支援員を派遣可能な企業リストを提供するとともに、国に対して配置に係る財政措置の拡充に続いて、様々な機会を通じて引き続き要望してまいります。

最後に教員の業務の持ち帰りについてのご質問ですが、教員が授業の準備や教材研究等を自宅で行う場合があることは、県教育委員会としても認識しており、国の指針に基づき、縮減に取り組む必要があると考えています。

そのため今年度は、専門知識を持つ民間企業を活用し、教員が担う業務やICTの活用による校務効率化の状況など学校現場の実態を調査しており、今後、この調査結果を踏まえ、教員の負担軽減や業務改善に向けた更なる方策を検討してまいります。

以上でございます。

総合企画部長、冨沢昇君。

公共交通に関するご質問にお答えします。まず、路線バス事業者の運賃改定に関するご質問ですが、県内に路線を有するバス事業者は31社ありますが、そのうち14社が国から上限運賃の変更認可を受けており、今年7月以降、平均1割程度の運賃引き上げを順次行っていく予定です。

各事業者とも、コロナウイルス感染症の影響により減少した利用者が回復しないことに伴う収入の減少や、燃料費や人件費などの経費の増加により、収支が悪化していることなどから、運賃改定の判断をしたものと承知しています。

次に、公共交通事業者に対する県の支援に関するご質問ですが、公共交通事業者や関係団体等からは、利用者の減少や燃料費の高騰、運転手不足等により厳しい経営状況にあると聞いています。県ではこれまで、赤字バス路線に対する国との協調補助や、国の交付金を活用した事業者への支援金の交付などを行ってきたところです。

先般の地域交通法の改正に際し、通学定期などの社会政策に係る費用を負担している交通事業者を支援する仕組みを検討する旨の付帯決議がなされていることから、これに関する国の検討状況等を注視しつつ、必要な支援を検討してまいります。

次に、運転士不足に対する県の取り組みに関するご質問ですが、バス事業については、運転手の高齢化が進む一方、不規則な就業形態などを背景に、新たな人材の確保が難しい状況となっています。このため、県において、乗合バス事業者向けの会議を開催し、運転手確保等に資する先進事例の紹介や、セミナーを実施する他、令和4年度には関係団体が県の運輸事業振興助成交付金を活用して、バス事業者に対し、122名分の二種免許取得支援を行ったところです。

県としては、関係者と連携しながら、こうした取り組みを行うことで、事業者の運転手確保に協力してまいります。私からは以上です。

スポーツ文化局長、岡田慎太郎君。

初めに障害者の文化芸術活動への支援についてのご質問ですが、障害の有無や年齢等に関わらず、誰もが文化芸術活動を行い、鑑賞することができる環境を整備することは重要です。

そこで県では、障害者文化芸術の振興を図るため、千葉県障害者芸術文化活動支援センターを設置し、活動に関する相談対応、指導者の育成や、関係者のネットワーク作り、発表機会の創出等に取り組んでいます。また、今年度はこれまで身体障害のある方を対象として、県立美術館で開催していた作品展を障害の種別を超えて広く募集して開催する予定であり、引き続き障害のある方が生活の中で、文化芸術を楽しめる環境作りに努めてまいります。

次に、文化芸術における海外との交流についてのご質問ですが、県では、東京2020大会のレガシーとして、千葉県がホストタウンとなったオランダ王国と、教育文化スポーツ等の分野で幅広く交流を深めるよう取り組んでいるところです。

その一環として、海外アーティスト個人にスポットを当てた県立美術館初の企画展となる。オランダ出身の世界的アーティストテオヤンセンの作品展を来月から開催する予定です。この企画展では、プラスチックチューブなどを組み合わせ、わずかな風でも歩くように動く作品を展示するとともに、海岸沿いで実演イベントを実施し、本県ならではのアートシーンを創出することとしており、今後もこのような取り組みを通じ、文化芸術における海外との交流を推進してまいります。

最後に、現代産業科学館の地域連携についてのご質問ですが、現代産業科学館は、平成6年の開館以来、地元企業や学校等との連携支援のもと、本県の現代産業の歴史の展示や、実験実験教室、講演会などの活動を展開してきたところであり、来年開館開館30周年を迎えます。

本年4月に、博物館と多様な主体との連携による地域活性化などを目的とした改正博物館法が施行されたことを機に、隣接する大型商業施設や市の文教施設と連携して、地域を活性化する取り組みを今年度から始めたところです。

具体的には、この夏のプラネタリウム開催に合わせ、商業施設内の書店では、宇宙や星の特設コーナーが設置され、市の図書館では、星に関する本の読み聞かせ会が開催されました。今後も各施設が連携して連携し、それぞれの強み、強みを生かした取り組みを進めてまいります。

以上でございます。

環境生活部長、井上容子君。

私からは、千葉エコスタイルの取り組み状況についてのご質問にお答えいたします。千葉食べきりエコスタイルでは、外食での食べ切り、食材の買いすぎ防止等を呼びかけており、これに賛同し、ハーフサイズメニューの設定や、バラ売り少量パックでの販売など、食べ残しの削減に取り組む協力店は、546点となっています。

また、千葉マイボトルマイカップ推進エコスタイルでは、マイボトル等の利用によるペットボトル等の使い捨て容器の使用削減を呼びかけており、この趣旨に賛同して、マイボトル等への飲料や水の提供を行う510点を、協力店として登録しています。

これらの取り組みを広く周知し、県民の皆様に実践していただくため、イベントでの啓発や、SNSを通じた情報発信を行うとともに、協力事業者の取り組みを県ホームページで紹介するなど、普及に努めています。以上でございます。

守屋貴子君。

ご答弁伺いましてありがとうございました。いくつかの再質問と要望をさせていただきます。まず、女性消防団員についてでありますけれども、日ごろの活動はもちろんですが、災害時の女性消防団員の役割、これは非常に皆様にとっては重要だというふうに考えております。

ぜひ女性に対して参加しやすい活動形態や求められている活動分野を確認して、県内市町村に対し、もっと女性消防団員を生かすやり方を周知していただきたいと思います。また、県民に対しても、消防団活動への理解促進をしっかりとアプローチしていただくようにお願いをいたします。要望です。

次に季節性インフルエンザの予防接種についてでありますけれども、今費用助成をする市町村減少しておりましたが、9月20日に県が発表した定点当たりの感染者患者報告数は14.54となっておりまして、同日、インフルエンザ注意報が発令され、例年より早い時期から患者の増加傾向がみられています。

9月8日には千葉県はインフルエンザの流行について今シーズン初となる集団発生による学級閉鎖があった旨の報道発表し、早めに予防接種を受けるようにと、県民に注意喚起を行っています。重症化予防はもとより、集団感染防止、医療の逼迫、さらには医療費の削減という観点からこの予防接種は大変有効だというふうに考えております。

ぜひ、費用助成に対する市町村への働きかけや、県としても、県民の疾病予防対策としての助成制度の創設を要望をいたします。

次にプレーパークについてです。現在、八千代に整備中の八千代広域公園の話が出ましたプレーパークの森を計画しているとのことであります。

ぜひ、県内で活動している団体43ありますけれども、開催する研修等において、スタートアップとか、人材育成、またプレーパークに必要な環境整備などについて助言やアドバイスをもらうなど、連携をして、いつでも子供たちが安全に遊びに来られる居場所となるように要望いたします。

また自然環境、自然保育での取り組み、これは子供たちの育ちにとって五感を刺激するとても良い環境が整うと考えています。プレーパークは未就学児だけではなくて、小学校中学生、小学生中学生なども生きる力を育む場所であり、また様々な環境で育つ子供たちの貴重な居場所にもなります。

自然環境での育ちを切れ目のない支援としていくにはこのプレーパークが必要だと考えています。ぜひ多くの子供たちのための居場所となるように、県としても連携していただくことを強く要望いたします。学校図書館についてです。

再質問です。本件は自然保育という観点を進めようとする中で、自然の中で体験したことや、目で見たもの、そして触れたもの感じたことを本で調べ、学ぶ力を養うということはとても重要です。また、想像力や感性や感情を、本を通して表現の仕方を学ぶなど、読書は、子供たちの育ちをさらに深めていく力になっていきます。

そのためには、各学校における学校司書の配置、これが欠かせないと考えます。そこで伺います。県内公立小中学校における学校司書の配置状況はどうか。

次に、ICT支援についてです。ご答弁ありがとうございました。

端末の管理やトラブルの対応、授業での教員の指導を支えるなどの役割があると伺っています。県教育委員会は国に対して配置に係る財政措置の拡充について国に要望しておりますけれども、4校に1人の配置ができていない4割約4割の自治体への対応を含め、県としての更なる取り組みが必要と考えます。

そこで再質問させていただきます。ICT支援員の拡充とともに、活用の工夫によって先生の負担軽減に繋がる、繋げることができると考えるがどうか。

次に持ち帰りについてです。こちらも再質問させていただきます。令和2年1月17日に発出された公立学校の教育職員の業務量の適切な管理、その他教育職員の服務を監督する教育委員会が教育職員の健康および福祉の確保を図るために講ずべき措置に関する指針では、持ち帰り業務について、本来の業務の持ち帰りは行わないことが原則上限を遵守するためだけに自宅等に持ち帰って業務を行う時間が増えることは厳に避ける。

仮に業務の持ち帰りが行われている実態がある場合には、その実態把握に努めるとともに、業務の持ち帰りの縮減に向けた取り組みを進めるとあります。そこでお伺いいたします。県立学校において、県教員の業務の持ち帰りについても実態把握すべきと考えるがどうか。

次に公共交通についてです。こちらも2点再質問いたします。県内路線バスの運賃引き上げについては、交通弱者と言われている子供や高齢者の皆様に大きな影響を与えることになります。このままいくと、通学定期券とか、あとは障害者割引についても、地域の格差や割引率の削減など、利用者への影響は避けられない状況にあると考えます。

そこで伺います。県内における路線バス事業者の通学定期券割引や障害者割引の状況はどうか。また、県内路線バスの運賃引き上げの背景には、深刻な運転手不足による人材確保の経費が増加しているとも聞いています。先ほど、運転手確保については、令和4年で122名の採用に繋げたといった部長からのご答弁がありましたけれども、せっかく新規採用をしても、離職してしまっては意味がないものになってしまうと思います。その運転手がしっかりと定着をしていく取り組みをしていく必要もあると考えます。

そこで伺います。運転士の定着支援について、県も取り組んでいくべきと考えるがどうか。

次に若手芸術家への支援についてです要望させていただきます。今年度アーティストフォローアップモデル事業の選定を行っているということ来年から実施ということなんですけどぜひ、これ切れ目のない事業となるように要望をいたします。

また、選考の基準が今限られているようですけれども、ぜひ、年齢や分野等選考枠を広げて、より多くの若手が機会を得られるようにしていただきたいと、これは強く要望させていただきます。そして外国人芸術家への支援です。

ワーケーションを推進している本県にとってはアーティストインレジデンスを行うにも十分対応できる条件は整っているというふうに考えます。成田に降り立ち、本県の持つ環境で滞在していく中で、海外の芸術家が作品を生み出し成果を上げていく。

海外のアーティストに場所を提供することによって、新しい文化が持ち込まれ、地域活性化の起爆剤になると考えます。ぜひ本県においても、アーティストレジデンスの事業の導入を要望をいたします。

そして現代産業科学館です。こちらは今ご答弁にもあったように地域連携していくには非常に恵まれた環境にあります。隣接する大型商業施設の中には、市川市の文化財にも指定されている鬼高遺跡という遺跡も隣接しており、食と文化、そして芸術と産業に歴史までもが融合する地域となっています。ぜひ一体となって、多くの人たちが集い、賑わい空間となるような取り組みを進めていただくよう強く要望いたします。

環境についてです。要望させていただきます。夏の厳しい暑さでね。熱中症や体調崩される方も多いことから、マイボトルを持つ方々が急激に増えていると思います。

昨今では、東京都や神奈川県ではマイボトルに水を入れることができる給水所を設け、暑さ対策をスタートしたようであります。本県においても暑さ対策を行うべきだと考えます。今ご答弁にありました、食べきりやマイカップやマイボトルの協力店に協力を依頼してみたり、あるいは県の企業局と連携するなど、やり方はいくらでもあるというふうに思います。

県のぜひこの県民の命を守る給水所の設置、こちらを強く要望をさせていただきます。そして江戸川第一終末処理場についてでありますご答弁ありがとうございました。用地買収についてなんですけれども、地権者の方の中には、ご高齢の方もいらっしゃって、ご自身が元気なうちに県との交渉を終わらせたいという意向を示されている方もいらっしゃいます。

今後もまだ長く続くこの事業ですけれども、県の都合でではなくてぜひ地権者の皆様に寄り添って対応していただきたいと思います。県の進める買収計画以外にも、地権者から申し出がある際には、今、南側1割という話がありましたけれども、ぜひ交渉に入っていただくよう強く要望させていただきます。

以上が2回目です。よろしくお願いいたします。

教育長、冨塚昌子君。

はい。公立小中学校における学校司書の配置状況ですが文部科学省の調査によると本県では、令和2年5月現在小学校の82.4%、中学校の77.2%に学校司書が配置されております。

ICT支援員の配置活用による教員の負担軽減についてのご質問ですが現在ICT支援員を4校に1人以上配置していない市町村においてもGIGAスクール運営支援センター等を活用し、教員の支援に当たっていると聞いておりますが、支援員の配置は教員の負担軽減の効果が高いと考えられることから、引き続き国に対し財政措置の拡充を要望するとともに、市町村に対しましては、ICT支援員の業務内容や活用事例を示した。

国の手引きを参考に、効果的な活用を図るよう改めて周知してまいります。教員の業務の持ち帰りの実態把握についてですが県立学校においては、校長等が面談などを通じて業務の持ち帰りを含め、教員の勤務状況等を把握しております県教育委員会としても校長面談や学校訪問等を通して実態把握に努めるとともに、引き続き各学校において業務量の適切な管理が行われるよう指導してまいります。

以上でございます。

総合企画部長、冨沢昇君。

はい。まず通学定期券割引や障害者割引の状況に関するご質問ですが、通学定期券割引については、県内の路線バス事業者31社のうち、定期券を販売している29社全てで実施されており、割引率は1ヶ月定期でおおむね40%となっております。

また、障害者割引については、片道乗車券と定期券に対する割引があり、片道乗車券については、全ての事業者が5割引で実施しており、定期券については28社が定期券割引に加えて、3割から5割引きとしている状況です。

次に、運転士の定着支援に関するご質問ですが、県としては、千葉労働局や公共交通事業者等と協力しながら、就職説明会の開催情報や運転手の魅力、やりがいなどの人材の確保定着に資する情報の発信に取り組むこととしており、本年10月から県のホームページにおいて、順次掲載してまいります。

私からは以上です。

守屋貴子君。

はい、それぞれご答弁ありがとうございました。それでは、残りの時間で要望してまいりたいというふうに思います。まず、学校図書についてです。絵本を選んだり、図鑑の調べ方などを教えるということはもちろんなんですけれども、低学年にとっては読み聞かせというものは子供の育ちに多大な影響を与えます。学校図書館には、専門的に従事する学校司書の役割は大変重要だと考えております。国は1人1校1人という配置を示しておりますけれども、ぜひ市町村に対しても指導助言をすること、これを強く要望をいたします。

そしてICT支援についてであります。国の示す人数確保に向けては、引き続き取り組んでいただきたいと要望します。学校現場では、事務処理等を行う際などは、まだまだ教員の負担があるというふうに伺っております。

ICT支援の活用について工夫する必要があると伺っております。ぜひ、こういった市町村の声、市町村の声に耳を傾けていただいて、寄り添った対応をするよう強く要望をいたします。そして先生方の業務の持ち帰りについてです。

県内市町村に働きかけていただき、小・中学校にも、今高校では、実態把握をしていただくというお話でご答弁が出ました。小中学校でもぜひ実態把握をしていただくように強く要望いたします。また今教育長からのお話にもありました通り本来であれば持ち帰りをしなくても済むようにというようなそういった実効性のある手立て、こちらをするように要望いたします。

そして公共交通についてです。ご答弁ありがとうございました。今ご答弁伺いましたけど、現状でも通学定期券や割引、障害者割引等に県内でも格差が生じているというふうに思います。県の支援が必要だと考えます。

社会政策に協力しているバス事業者に、県としても支援をしていただくよう強く要望いたします。そして、人手不足です。運転士の定着には、賃金と処遇の改善、これが必要だと考えます。離職せず、しっかりと定着していただくためには、犬も人への投資を行うべきと考えます。

ぜひ、県内運転士の定着のための直接的な支援を行うよう強く要望させていただきまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

以上をもって本日の日程は終了しました。明日26日は定刻より会議を開きます。

これにて散会します。