本日の県議会をいち早くお伝えいたします。
以下、3編あります。目的に応じて、ご活用ください。
1 こども向け要約編
2 一般向け要約編
3 議会での質問・答弁の全文書き起こし編
教育や子育てなど、小学生にも関わる内容が、議会では話し合われています。ぜひ、小学生の皆さんにもご興味をお持ちいただければ嬉しいです。
本日(2023/06/30)午前二人目の一般質問は、自民党の坂下しげき議員でした。
1 子ども向け要約編
- お金の使い方について
問い: 県のお金の使い方と節約の方法、健康保険の料金を一緒にする計画、古くなった建物をどうするかについて、どう考えているか教えてほしい。節約の方法や健康保険の計画について、いつ何をするのかも教えてほしい。そして、古くなった建物、特に市川市の国府台の建物を新しく建て直すことを提案したい。
答え: お金の節約については、県の建物の電気をLEDに変えて電気代を節約する、そして、勉強会をオンラインでやることによって講師のお金や場所のお金を節約するなどの計画があります。どの事業が必要か、どうやるか、お金に見合うかなど、見直しを続けると話しました。健康保険の料金を一緒にする計画については、来年から少しずつ医療費との差をなくして、11年後には全部なくすつもりだと話しました。それと同時に、各町の仕事を一緒にしたり、収入の差を直す方法も考えているようです。 - 救急センターについて
問い: 市川市には、大きな病院である救命救急センターがないことが問題になっているよね。市川市に新しく救命救急センターを作ることについてはどう考えているの? 市川市に救命救急センターができたらどんないいことがありますか? そしていつできる予定ですか?
答え: この地域にはお年寄りが増えてきているので、救急の病院が必要だと考えています。それで、東京ベイ浦安市川医療センターから、救命救急センターになりたいという申し出がありました。今は、その病院が救命救急センターになるための条件が整っているか確認しているんだよ。もし、救命救急センターになったら、この地域の救急医療が強くなると思う。いつになるかは、確認作業が終わったらすぐに手続きを進めるつもりです。 - 駅のホームドア設置の進行状況について
問い: 人を守るために、駅にホームドアを設置するのが大切だよね。そこで、JR総武線と地下鉄東西線のホームドアはどれくらい進んでいるのかな? 京成電鉄と北総鉄道にはホームドアをつける予定があるのかな?
答え: JR総武線では、下総中山駅と西船橋駅にホームドアがすでについていて、他の駅もこれから段々とつけていく予定だよ。東京メトロ東西線では、全ての駅にホームドアをつける計画があるよ。京成電鉄は、運賃に少し上乗せしてホームドアをつける計画を考えているんだ。北総鉄道もホームドアをつける計画を考えているけど、費用が高いからどうやってお金を出すかを国や県に聞いているところだよ。 - 災害時の安全対策と農作物の保護
問い: 市川市と浦安市の人々が安全に過ごせるよう、災害時の対策について教えてほしい。たった3台の給水車で大きな災害に対応できるのか心配だし、道が渋滞してしまったりしたらどうなるの? 地震に強い貯水槽を増やすのはどうかな?あと、5年間も保つおにぎりを備蓄するのはどう思う?梨農家が雹から守るための対策は何かあるの?
答え: 県では、避難所に地震に強い貯水槽を設置するのが良いと思っていて、町や村にその提案をしているよ。そして、食べ物の備蓄は全体の10%を目指していて、保存できるお米やクラッカーを用意しているよ。これからも、長く保存できて価格も手ごろな物を選んで備蓄するように考えているよ。災害から農作物を守るために、多目的防災網を使う計画もあって、6年度までに補助金を増やして約36ヘクタール分の設置を目指しているよ。大きな災害時の給水対策として、給水車13台と給水タンク102基があって、他の水道会社からも協力を得る計画を立てているよ。 - みんなを支える政策について
問い: 障害のある人や学生、おじいちゃんおばあちゃんなど、県のみんなを支えるために何をしているか聞きました。例えば、障害のある人のためのサービス、カード型の障害者手帳、駅周りにある点字ブロック、教育のためのお金の支援、そしてお年寄りの世話で困ったときの対応はどうなっているのかなど、いろいろ質問しました。
答え: 障害のある人が昼間も活動できるように、県では色々な施設を作っています。障害者手帳をカードにすることも考えていますが、その前にパソコンやスマホがもっと使われるようになることを待っています。点字ブロックは、県の法律に基づいて、必要なところに設置を促しています。また、その説明書も公開しています。教育のためのお金の支援は、お金を返せる能力などを見て判断していますが、その理由は基本的に個人には教えていないんだって。お年寄りの世話で困ったときは、世話をする会社にクレームを入れられるようにして、ちゃんと対応しているかを見ています。 - みんなが安心して生活できる道路の整備について
問い: 国分地域の水の出る場所や、病院や球場の近くの道路、県道市川松戸線の道路の幅など、県がどうしているか聞いてみました。特に、病院や駅前の道路が混んでいるのはどうしてなのか知りたいです。
答え: 国分地域の水の出る場所については、まだ原因がわからないけど、ちゃんと見ているよ。病院前や球場の近くの道路は、道路の改善で交通が変わったから、県と市でどうするか考えているよ。球場の近くの木については、木の持ち主にどうするかを相談しています。県道市川松戸線の道路の幅は、車の流れや周りの状況を見ながら、市川市と一緒に考えているよ。病院や駅前の道路が混んでいる原因と対策については、警察が調べているんだって。 - 丸山遺跡について
問い: 市川市にある、とても大切な旧石器時代の遺跡、丸山遺跡について聞きました。丸山遺跡は千葉県で初めて調査が行われた遺跡だよ。その遺跡のことをもっと多くの人に知ってもらうべきだと思うけど、どう思う?
答え: 丸山遺跡は、千葉県の大切な遺跡で、調査が終わった後に家が建てられているよ。昔の調査でたくさんの石器が見つかり、それらは市の博物館で見ることができます。また、県の教育委員会としては、丸山遺跡から出たものなど、県内の遺跡から見つかった大切なものを、県のホームページや広報誌などで、たくさんの人に知ってもらうようにしているよ。
2 一般向けの要約編
- 県民生活を安定的に支えるための財政健全化について
質問: 県の予算配分と歳出抑制、国民健康保険の保険料水準の統一、県有施設の老朽化対策についての三つの要点について問いました。歳出抑制については具体的な施策について問い、国民健康保険の保険料水準統一については、時期と計画の公表を求めています。また、老朽化対策については、県民目線で効果的で効率的な計画を進めていくよう求め、特に市川市の国府台の施設については一体的な建て替えを提案しました。
答弁: 総務部長は歳出抑制について、県有施設の照明灯をLED化して電気料を節約し、集合研修をオンラインに切り替えることで講師の報酬や会場使用料を節約するなどの具体的な施策を挙げました。事業の見直しは継続して行われ、必要性、手法の妥当性、費用対効果などが検証されると述べました。健康福祉部長は、国民健康保険の保険料水準の統一について、来年度以降段階的に医療費水準の反映を縮小し、令和11年度には廃止する方針であると述べました。また、市町村間の事務の共同化や収納率の格差是正の手法なども検討するとのことです。 - 急病や事故から命を守る救命救急センターの指定について
質問: 県内人口第4位の市川市に救命救急センターがないことが課題として指摘され、市川市が属する東葛南部保健医療圏における新たな救命救急センターの指定についての進捗を問いました。また、市川市に救命救急センターが指定されるとどのような効果があり、指定の時期についてどのような見通しになっているかについても質問しました。
答弁: 東葛南部保健医療圏の高齢者人口増加を見込んで救急医療体制の整備が必要であるとし、東京ベイ浦安市川医療センターからの救命救急センター指定申請を受け、現在、要綱で定める基準の確認を行っていると答えました。指定されれば東葛南部保健医療圏全体の救急医療体制強化が期待されるとした。指定の時期については、確認作業が完了次第、速やかに手続きを進める意向を示しました。 - ホームドア設置の進捗状況について
質問: 駅ホームにおける人命に関わる事故防止のためにホームドア設置が重要であるとし、JR総武線と地下鉄東西線の設置進捗状況について問いました。また、京成電鉄と北総鉄道のホームドア整備の今後の見通しについても問いました。
答弁: JR総武線では、県内の下総中山駅と西船橋駅にホームドアを設置し、市川駅から西船橋駅の間での設置が令和7年度、その他の駅での設置が令和13年度までに完了予定です。東京メトロ東西線では、全線にホームドアを設置する予定で進行中です。京成電鉄は、バリアフリー整備費用を運賃に上乗せする制度を活用し、整備計画を公表予定です。北総鉄道は、ホームドア設置の高額な費用を考慮し、国や自治体の補助制度の活用も含めた検討を進めています。県は鉄道事業者に早期整備を働きかけ、補助制度を通じて整備が進むよう取り組む方針です。 - 災害時に命を守る対策や農作物の被害予防について
質問: 市川市と浦安市の人口66万人以上を対象とした災害時の対策について問いました。給水車の割り当てが3台しかない状況で、大規模災害に対応可能か問い合わせ。道路の利用困難や渋滞発生を考慮に入れ、耐震性貯水槽の設置推進についても問いました。また、5年保存可能なおにぎりを備蓄物資として提案しました。さらに、降雹被害を受けた梨農家の支援や被害予防のための多目的防災網導入についての活用状況を尋ねました。
答弁: 県は避難所となる学校等に耐震性貯水槽を設置することを有効とし、市町村に対して井戸や耐震性貯水槽の設置を推奨しています。また、県は食料備蓄について、備蓄量の10%を目標に設定しており、食料品としてアルファ化米やクラッカーを備蓄しています。今後も保存期間や価格を勘案した備蓄品目の検討を行います。多目的防災網の整備については、令和6年度まで補助率を高めて支援し、今年度末までに約36ヘクタールの整備を予定している。災害時の給水対策として、給水車13台と給水タンク102基を保有し、大規模災害時に他の水道事業体の協力を求める方針を示しました。 - 障がい児・者、学生、高齢者など全ての県民に寄り添う政策について
質問: 県内の障害者、学生、高齢者等の県民に対する様々なサポートについて問いました。具体的には、障害福祉サービスの充実、障害者手帳のカード化の検討状況、駅周辺の点字ブロックの設置とその周知啓発、教育支援資金の不承認理由、そして介護サービスでのトラブル発生時の対応について確認しました。
答弁: 障害者の日中活動の充実に向け、県は生活介護事業所等の整備を進めています。障害者手帳のカード化については、デジタル化の進展を見守りつつ、利便性向上につながる対策を検討しています。点字ブロックについては、千葉県福祉のまちづくり条例に基づき、施設等の整備基準を定め、その設置を促進しています。また、周知啓発のため施設整備マニュアルを公開しています。教育支援資金の不承認については、償還能力などを基に判断しているため、具体的な理由は借受人に原則伝えていないとのこと。介護サービスでのトラブルに対しては、介護事業者に苦情窓口の設置などを義務づけ、適切な対応が行われているかを監督しています。 - 県民が安心して生活できる道路・歩道の整備について
質問: 国分地域の湧水、国府台病院前交差点付近の渋滞、国府台球場付近の樹木、県道市川松戸線の拡幅整備について問いました。また、国府台病院前交差点付近の渋滞対策と本八幡駅前交差点付近の渋滞対策についても議題に挙げました。
答弁: 前者の質問に対して、県土整備部長は、国分地域の湧水について、事業者が起因を特定できていないが、観察を続けていると答えました。国府台病院前交差点付近の渋滞については、改良事業により交通の流れが変化し、県と市が対策を検討していると述べました。国府台球場付近の樹木については、樹木の所有者に対する選定を依頼し、その対応を得ていると回答しました。また、県道市川松戸線の拡幅整備については、交通や沿道の状況を見ながら、市川市と検討していると述べました。後者の質問に対して、警察本部長は、国府台病院前交差点付近の渋滞対策と本八幡駅前交差点付近の渋滞対策については、現在渋滞原因の分析と対策を検討していると述べました。 - 丸山遺跡について
質問: 重要な旧石器時代の遺跡である千葉県市川市の丸山遺跡について質問しました。丸山遺跡は千葉県で初めて旧石器時代の調査が行われた遺跡であり、その成果についてより広く県民に周知するべきだとしました。
答弁: 丸山遺跡は、旧石器時代の研究における県内の重要な遺跡と認識しており、発掘調査終了後に開発が行われ、現在は住宅地となっています。昭和29年の市川市教育委員会の調査では、多数の石器類が出土し、これらは現在、市の考古博物館で常設展示されています。また、県教育委員会としては、丸山遺跡の出土品など県内の遺跡から出土した貴重な文化財について、県のホームページや広報誌などを通じて県民に広く周知すると述べました。
3 議会質問・答弁の書き起こし全文
【午前】一般質問 坂下しげき議員(自民党)
次に、坂下しげき君。
おはようございます。自由民主党の市川市選出、政治に刺激、坂下しげきでございます。本会議での一般質問の登壇の機会をお作りをいただきました。自由民主党の諸先輩、同僚議員の温かいご配慮ご指導に心より感謝を申し上げます。
本日も、地元より傍聴にお越しをいただきまして誠にありがとうございます。私は、市川市民の貴重な一票一票の積み重ねによって、市川市選挙区、6議席のうち1議席をお預かりをしております。そして、市民の声を県政に届け、県民のための改革を行うために登壇し、質問をさせていただいております。
何度も議会で申し上げていることでありますが、千葉県政は、国民、県民の方々の汗である。血税で運営をされております。したがいまして、県政運営を行うにあたっては、常に県民の声に耳を傾け、現在から将来にわたって責任を持った財政運営を行い、県民が望む政策を実現していかなければならないと思っております。
それではまず、県民生活を安定的に支えるための財政健全化についてお伺いをいたします。本県の財政状況は厳しい状況にあり、行財政改革行動計画における財政見通しでは、令和4年度と比較して、令和5年度以降、財源不足が増大していきます。
まず、この理由についてお答えください。
次に、県は県民の命や生活を守りながら、新たな県民要望に応えていく必要があります。このため、財源の確保は重要課題となります。そこで、財源不足の解消に向けて、どのように財源を確保していくのか、お答えください。
次に、県民生活や市町村の財政運営に大きく関わってくる課題に国民健康保険料水準の統一があります。国の方針では、将来的には都道府県統一の保険料水準を目指すもので、既に大阪府などは完全統一しており、他の都道府県も、保険料水準の統一に向けて何らかの目標年度を定めている状況にあります。
県として大きな責任を伴う判断が必要となりますが、曖昧な状況が続いております。そこで、国民健康保険の保険料水準の統一に向けた取り組み状況と、今後どのように進めていくのか、お答えください。
次に、今後想定される財政負担として県有施設の改修があります。
施設の更新にあたっては、県民サービスを向上させ、同時に財政負担の軽減を図っていく必要があります。その手法の一つとして、行政機能の集中、統廃合があると思います。県民の利便性が向上し、経費の削減を図ることができます。
そこで、今後、老朽化した県有施設の改修費用が増大化していくことが見込まれる中、県有施設の統廃合を進める必要があると考えますが、このことについてお答えください。続いて、市川市にある血清研究所に跡地について、周辺に老朽化している施設が多いことから、国県市の建物を統廃合するために、この用地を活用することについてお答えください。
次に、急病や事故から県民の命を守る救命救急センターの指定についてお伺いをいたします。以前から議会で何度も質問をさせていただいている重要な課題ですが、県内人口第4位の市川市に救命救急センターがありません。
第3次救急医療機関としての救命救急センターは、重篤救急患者の救命医療を目的に設置され、全ての重篤救急患者に対し、高度な医療を総合的に24時間体制で提供できる機能を有している医療機関であります。この救命救急センターの市川市での指定を強く要望するものであります。
令和5年2月の予算委員会において、市川市が属する東葛南部保健医療圏における新たな指定について検討を進めるとしておりますが、その後の検討状況についてお答えください。次に、ホームドア設置の進捗状況についてお伺いをいたします。
ホームドアについても、県民の命を守る重要な政策であり、長年、本会議および委員会で要望しているものであります。多くの県民が日常的に利用している駅のホームでは、毎年深刻な人口に人人命に関わる事故が起きております。
一刻も早く設置する必要があると思います。JR総武線および地下鉄東西線のホームドア整備の進捗状況についてお答えください。また、京成電鉄や、北総鉄道におけるホームドア整備の今後の見通しについてお答えください。
次に、災害時に命を守る対策や農作物の被害予防についてお伺いをいたします。災害時において水の確保は、直接生命に関わるもので、衛生管理においても不可欠なものであります。市川市と浦安市の人口は66万人以上です。
県営水道の給水車の割り当ては、二つの市でわずか3台と聞いております。そこでまず、大規模災害発生時、この3台で対応可能と考えているのか、お答えをいただきたいと。思います。大規模な災害が発生した場合、道路が通常通り利用できなくなり、渋滞も発生いたします。
その場合、給水車を回すことが困難になります。このような場合に備え、避難所への耐震性貯水槽の設置を促進する必要があると思いますが、このことについてお答えをいただきたいと思います。また、備蓄食料として、5年保存おにぎりがあります。
千葉県産のお米や、駒井も使用でき、水もお湯も火もいらず、袋から出してすぐに食べられるおにぎりです。長期保存でき、衛生的で調理の必要のない有効な食品です。手を加えることなく、そのまま食べられることができる。
このおにぎりを備蓄物資とすることは有効であると考えます。これについて、お答えください。次に、農作物の被害予防についてお伺いをいたします。降雹被害を受けた梨農家の支援および被害予防のため、多目的防災網の導入について気象災害に強い果樹産地支援事業を実施しておりますが、これまでの活用状況についてお答えください。
次に、障害児者、学生、高齢者など、全ての県民に寄り添う政策についてお伺いをいたします。まず、18歳を迎えた障害者の居場所作りについてであります。障害をお持ちの方は、特別支援、高等部卒業後、生活介護や訓練、就労支援などを行う施設に通われることが多くなります。
学校では、同世代の友人と一緒に過ごしますが、施設では年齢に大きな幅があり、環境に馴染めなかったり、世代によって必要な支援が異なる場合もあります。令和4年9月議会でも質問いたしましたが、保護者の切実な声として、高校卒業後の肢体不自由や重度心身障害者の通える場所を作ってほしいというものが、あります。
そこで、18歳を迎えた障害者が、障害特性やニーズに対応して、日中に利用できる障害福祉サービスの充実を図るべきと思います。このことについてお答えをいただきたいと思います。
次に障害者カードについてお伺いをいたします。
障害者手帳は、国の法令改正により、自治体の判断でカード型の交付も可能となっております。障害者の方から、カード型が便利であるというご意見をいただきました。そこで、本県における障害者手帳のカード化の検討状況についてお答えください。
次に、点字ブロックについてお伺いをいたします。点字ブロックは、正式名称を視覚障害者誘導用ブロックといい、視覚障害者の安全かつ快適な移動を支援するための重要な設備であります。しかし、町中を眺めると、交通量の多い駅前の交差点でさえ、点字ブロックが設置されていないところがあります。
また、駅前に設置されていても、途中で途切れてしまい、どこへ誘導しているかわからなくなっております。整備が進んでいないのが現状だと思います。そこで、駅周辺の点字ブロックの設置について、基準はどのようになっているのか、お答えをいただきたいと思います。
また、点字ブロックの設置を進めるため、周知啓発が必要と考えます。このことについてお答えをいただきたいと。思います。次に、社会福祉協議会による教育支援資金の就学支度費貸付についてお伺いをいたします。生計が厳しい状況にある学生に対し、大学、高等学校、高等専門学校に就学または、入学するときに、必要な経費を貸し付ける資金として、教育支援資金があります。
貸付が受けられない場合、頑張っている学生が家庭の事情で教育が受けられなくなる恐れがあります。ある学生が貸付不承認となり、その理由について説明がなされなかったケースがあると聞きます。そこで、教育支援資金について不承認理由を本人に伝えないのはなぜか、お答えください。
次に、訪問介護についてお伺いをいたします。訪問介護は、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、自宅を訪問し、サービスを提供するものであります。住み慣れた自宅で過ごしたいと希望される障害をお持ちの方や、高齢者の方は多く、生活を支える重要な事業です。
介護職の方々の献身的な活動によって支えられておりますが、ときとして、利用者との間でトラブルがあります。利用者と介護職員の双方を守るためにも、トラブル発生時には適切で迅速な解決が望まれます。そこで、介護サービスの利用者と介護職員との間でトラブルが発生した場合、県としてどのように対応するのか、お答えください。
次に、県民が安心して生活できる道路、歩道の整備についてお伺いをいたします。まず、東京外郭環状道路についてお尋ねをいたします。以前より質問している国分地域の湧水についてでございます。外環道の整備後に、湧水による被害が出ております。
至急対策が必要と考えます。原因の把握に向けた調査の状況についてお答えください。
次に、市川松戸線についてお尋ねをいたします。中国分と国府台を結ぶ市川市道が5月31日に一方通行から対面通行に改良されました。
この道路は、市川松戸戦にT字交差点で接続します。中国分方面から右左折する信号間隔が短く、また左折するとすぐに国府台病院前の信号で渋滞してしまいます。一同の対面通行が開始してから、約500m以上にわたる渋滞が発生しており、渋滞は住宅地で起きております。
早速、交差点改良等の対策を検討すべきと考えます。これについてお答えください。また、この渋滞解消をするため、信号サイクルの見直しなどによる渋滞対策に取り組むべきと考えますが、これについてもお答えください。
次に、国府台球場付近における沿道の民地から樹木が道路に張り出しており、これが交通の妨げとなり、大変危険な状態にあります。これから台風の季節を迎え、倒木の恐れもあります。これらの樹木について、県の対応が必要と考えますので、お答えください。
次に、国府台病院からや、矢切駅方面の拡幅整備について伺います。この区間の拡幅については、都市計画決定されております。しかし、事業決定が全く進んでおらず、地域住民の方から疑問の声が上がっております。道路拡幅整備についてどのように考えているのか、お答えください。
次に、国道14号についてお伺いをいたします。市川市内でも非常に交通量の多いのが、国道14号で、日常的に渋滞が発生して、いるのか。本八幡駅前交差点であります。周辺の交差点も合わせて対策が必要と考えます。
渋滞対策の現状についてお答えください。
次に、丸山遺跡についてお伺いをいたします。市川市丸山遺跡は、千葉県で初めて旧石器時代の調査が行われ、成果のあった重要な遺跡であります。この丸山遺跡について、県民に広く周知すべきと考えます。
このことについてお答えをいただきたいと思います。以上、1回目の質問とさせていただきまして、答弁によりまして、再質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
坂下しげき君の質問に対する当局の答弁を求めます。
知事、熊谷俊人君。
自民党の坂下しげき議員のご質問にお答えをいたします。財政健全化についてお答えいたします。財源の確保に関するご質問ですが行財政改革行動計画においては、財源不足額に対応するため、徴収対策の強化による県税収入の確保や県有資産の活用による自主財源の確保などに取り組むこととしております。
令和4年度においては、県税収入の確保について市町村で対応困難な案件を県が引き受ける直接徴収において、人員を増員し、積極的に引き受けを行ったことなどにより、過去最高の4億8500万円を徴収。自主財源の確保については、未利用県有地等の売却や施設内の飲料用自動販売機における納付金の徴収などにより、約12億4900万円を確保などの成果があったところです。
引き続き様々な手法により、財源の確保に取り組むことにより、財源不足額の縮減を図り、安定的な財政運営に努めてまいります。国民健康保険の保険料水準の統一に関するご質問ですが県内の保険料水準の統一は居住市町村に関わらず、同じ所得水準、世帯構成であれば同じ保険料となることで、国民健康保険加入者の負担の公平性に資するものであることから、県ではこれまで、保険者である市町村とその実現に向けた協議を重ねてまいりました。
その結果現在、各市町村の医療費の多寡を反映させている国保事業費納付金について、段階的にこの反映を縮小廃止をし、将来的には完全統一を目指していくことについて、昨年度までに全市町村の合意が得られました。今後は来年度を始期とする次期国保運営方針に、保険料水準の統一に向けた進め方を具体的に示し、市町村とともにその取り組みを着実に進めてまいります。
私からは以上でございます。他の質問につきましては担当局長からお答えをいたします。
総務部長、鎌形悦弘君。
私からは財政健全化についてまず財政見通しにおける財源不足に関するご質問にお答えいたします。令和5年度当初予算などを踏まえて財政見通しの時点修正を行った結果、令和4年度、財源不足額は185億円であり、5年度は625億円、6年度は490億円となっております。
財源不足額が拡大している理由としては、高齢化の進展に伴う社会保障費の増加や、老朽化した県有建物の改修費用の増大などによるものです。県としては、歳入歳出両面において、引き続き財政健全化に向けた取り組み、取り組みを進め、財源不足額の縮減を目指してまいります。
次に県有施設の統廃合に関するご質問ですが、県有施設の整備に当たっては、人口減少など、将来の利用需要の変化を的確に反映させた施設の集約化、規模の適正化などを図ることが重要と考えております。そのため、県では、県有建物の長寿命化計画に基づき、財政負担の軽減や平準化を図りながら、県有施設の建て替えなどによる長寿命化対策を行うとともに、出先機関の合同庁舎化など、施設の総量の適正化にも取り組んでいるところでございます。以上でございます。
総合企画部長、冨沢昇君。
私からは、まずJR総武線および地下鉄東西線のホームドア整備の進捗状況に関するご質問についてお答えします。JR総武線のホームドアについては、県内では下総中山駅の全てのホームおよび西船橋駅の一部に設置済みであり、JRによると、市川駅から西船橋駅の観光線では、令和7年度までにその他の駅では、令和13年度までに整備が行われる予定となっています。
東京メトロでは、令和7年度末までの全線整備に向けて、順次設置を進めており、県内の東西線の駅については、令和6年度末までに浦安、南行、徳西船橋の各駅に、令和7年度末までに行徳、妙典、茨城中山の各駅にそれぞれ設置する予定と聞いております。
次に京成電鉄と北総鉄道のホームドア整備に関するご質問ですが、京成電鉄では、令和6年春からバリアフリー整備の整備費用等を運賃に上乗せして、利用者から徴収できる。鉄道駅バリアフリー料金制度を活用することとしており、今後、具体的な上乗せ額やホームドアの整備計画が公表される予定です。
また、北総鉄道では、ホームドア整備に多額な費用がかかることから、国や自治体による補助制度の活用も含め、設置に向け検討を行っていくと聞いています。県としては、鉄道事業者に対して早期整備を働きかけるとともに、補助制度を通じて整備が着実に進められるよう取り組んでまいります。以上でございます。
防災管理部長、添谷進君。
私としてはまず、耐震性貯水槽の設置についてお答えいたします。災害時における飲料水の確保のため、避難所となる学校などに耐震性貯水槽を設置することは有効な手段の一つであると考えています。
県では、市町村に対し、避難所の飲料水対策として、井戸や耐震性貯水槽の設置等を促しており、県の地域防災力充実強化補助金や、国の財政支援制度を活用した対策の充実を働きかけているところです。今後も、耐震性貯水槽の設置も含め、避難所における飲料水の確保対策を促進してまいります。
続きまして備蓄購入費に関するご質問にお答えいたします。県では、緊急物資等の備蓄に関する計画に基づき、市町村の備蓄量の10%を目標に食料や飲料水などの備蓄をしており、現在食料としては、アルファ化米やクラッカーを備蓄しているところです。
備蓄用食料については近年、食べやすさや美味しさを重視したおにぎりや総菜など様々な商品が開発されており、選択の幅が広がってきています。今後も保存期間や価格等を勘案しながら、備蓄品目の検討を行うとともに、様々な機会を捉えて、市町村にも備蓄食料に関する情報を提供してまいります。以上でございます。
健康福祉部長、高梨みちえ君。
私からはまず、財政健全化についてのご質問のうち、旧血清研究所跡地に関するご質問にお答えいたします。旧血清研究所の跡地については、県での利活用が見込まれ、見込めないため、処分する方針ですが、地元の市川市から公共用地としての活用について相談を受けていることから、有効活用に向けての考え方や具体的な内容を伺いながら協議を進めてまいります。
次に、障害児者、学生、高齢者など全ての県民に寄り添う政策についてお答えいたします。日中に利用できる障害福祉サービスの充実に関するご質問ですが、障害のある方が、特別支援学校卒業後も地域で安心して社会生活を送っていくためには、障害特性やニーズに応じた日中活動の場の充実が重要です。
県教育委員会によると、卒業後の活動の場については、全体の半数以上が障害福祉サービスを利用しており、中でも介護やリハビリを受けながら、創作活動や生産活動を行う生活介護を利用する方が最も多くなっています。
このため県では、本人やご家族の声に応えていけるよう、引き続き市町村と連携を図りながら、国庫補助金等を活用して、生活介護事業所等の整備を進めるなど、日中活動の場の充実に努めてまいります。
次に、障害者手帳のカード化の検討状況についてのご質問ですが、障害者手帳は障害のある人の自立や社会参加を促進する一助となるものであり、カード化などにより利便性を高めることが重要であると認識しています。一方国により、マイナンバーと障害者手帳の情報がシステム上で連携されたことで、スマートフォンの画面に手帳情報を表示し、割引などのサービスが受けられる民間の仕組みの利用が進むなど、デジタル化の取り組みが進んでいます。
今後もデジタル化の進展等により、障害のある人の利便性が大きく向上すると考えられるところであり、県としては、手帳の利用状況を確認するとともに、国や他団体の動向を注視しながら対応を検討してまいります。
次に、駅周辺の点字ブロックに関するご質問ですが、県では、千葉県福祉のまちづくり条例を制定し、高齢者や障害のある方などが安全かつ快適に利用できる施設等の整備について、整備基準を定めており、視覚障害者誘導用ブロック、いわゆる点字ブロックを設置すべき施設の種類、設置箇所および設置方法などを示しています。
駅周辺においては、視覚障害者の利用の多い歩道などには必要に応じて、点字ブロックを敷設するよう努めなければならないとしています。次に、点字ブロックに関する周知啓発についてのご質問ですが、県では、事業者や施設等の設計者を初め、県民の皆様に理解していただき、公益的施設等が、高齢者や障害のある方にとって、安全かつ快適に利用できるよう、表や図、参考事例等を用いた施設整備マニュアルを作成し、県のホームページで公開しています。
また、商業施設や病院、駅舎など、多くの人々が利用する施設の新設または改修の際には、用途および規模に応じて届け出を義務付けており、まちづくり条例に定める基準に適合するよう指導や助言を行っているところです。
引き続き、事業者等へ点字ブロックやバリアフリーに関する周知啓発を行ってまいります。
次に、教育支援資金の不承認理由についてのご質問ですが、県社会福祉協議会では、教育支援資金の貸付として、低所得世帯の進学や修学の支援を行っており、希望者に対してできる限り支援できるよう貸付の決定を行っています。
不承認については、貸付要件となっている。連帯借受人等の償還能力の状況などから判断される場合も多いため、個人情報保護の観点から、借受人に対して不承認理由は原則お伝えしていないと聞いています。県においては、貸付業務に関し、適正かつ効果的な運営が行われるよう、県社会福祉協議会に対し、引き続き指導監督を行ってまいります。
最後に、介護サービスの利用者と介護職員との間でトラブルが発生した場合の県の対応についてのご質問ですが、介護サービス事業者に対しては、指定介護事業所等に関する基準条例により、利用者およびその家族からの苦情に迅速かつ適切に対応するために、苦情を受け付けるための窓口を設置する等の必要な措置を講じることを義務づけています。
県としては、定期的な実地指導において、苦情への対応を行う体制が整備されているか、また適切に行われているか等について確認するとともに、利用者や家族等から県に相談があった場合には、必要に応じて個別に指導を行っています。
今後も利用者が安心して介護サービスを受けられるよう、事業者への指導を適切に行い、介護サービスの質の確保向上を図ってまいります。以上でございます。
保健医療担当部長。井口豪君。
私からは、東葛南部保健医療圏における新たな救命救急センターの指定についてお答え申し上げます。
東葛南部保健医療圏においては、令和27年までに高齢者人口が約12万人へ増加することが見込まれており、それに対応して予想される重篤な救急患者の増加に備えた救急医療体制の整備が必要と認識しております。先般、東京ベイ浦安市川医療センターから救命救急センターの指定に関する申請があったことから、現在、国の要綱で定める整備基準等に合致しているか確認しているところであり、
今後は県救急災害医療審議会のご意見を伺うなど、検討を進めてまいります。以上でございます。
農林水産部長。前田敏也君。
気象災害に強い果樹産地支援事業に係る多目的防災網に関するご質問でございますが昨年6月の降雹被害を踏まえ、県では梨農家など生産者の積極的な取り組みを促すため、令和6年度まで補助率を高めて、多目的防災網の整備を集中的に支援しているところでございます。
これまで92件の申請や要望があり、今年度末までに約36ヘクタールの整備を見込んでいます。今後とも、多目的防災網が速やかに整備されるよう、市町村や農協など関係機関と密に連携をとりながら事業を推進してまいります。以上でございます。
県土整備部長。池口正晃君。私からはまず、国分地域の湧水についてのご質問にお答えします。外環道沿線の市川市国分地域における湧水については、事業者である国や高速道路会社からは、現時点で外環道が起因しているのか特定できていないものの、有識者の意見を聞きながら地下水の観測を継続調査していると聞いております。
県としては引き続き、国や高速道路会社の調査状況を注視してまいります。次に国府台病院前交差点付近の渋滞についてのご質問ですが、県道市川松戸線の国府台病院前交差点の北側の交差点では、市川市の改良事業により、市道が一方通行から対面通行に変更されたため、県道の交通の流れにも変化が生じています。
今後、周辺の交通状況を調査し、市と連携しながら必要な対策について検討してまいります。
次に、国府台球場付近における樹木への対応についてのご質問ですが、民地の樹木は、個人の財産であり、所有者の責任において適正に管理されるべきものとして、県では民地から道路に張り出した樹木について、その所有者に伐採剪定等を依頼しています。
国府台球場付近における沿道の樹木に対しても、選定を依頼し、所有者から対応する旨の回答を得ています。
最後に県道市川松戸線の拡幅整備についてのご質問ですが、県道市川松戸線の国府台病院から矢切駅矢切駅方面約1km区間については、昭和33年に都市計画道路に決定されました。
現在、計画幅による拡幅整備はされておらず、歩行者が安全に通行できるように、側溝の暗渠化による段差の解消などを行ってきたところです。拡幅整備については、今後、交通や沿道の状況などを見ながら、地元市川市と検討してまいります。以上でございます。
企業局長、吉野美砂子君。
私からは、大規模災害時における給水車の対応についてお答えします。県営水道では断水地域等で機動的に給水を行えるよう、給水車13台とともに、給水タンク102基を保有しており、市川市と浦安市を管轄する事務所には給水車3台と、タンク12機を配備しています。
両市内で災害が発生した場合、1日当たり給水車で約1万2000人分、タンクで約2万8000人分の給水を行う他、浄水場の設備や仮設給水栓等の活用、被害状況を勘案した上での他事務所からの給水車検討により対応します。
さらに他の水道事業体等の協力が必要な場合は、応援協定に基づき迅速に協力を要請し、必要な水を住民に届けられるよう取り組んでまいります。以上でございます。
教育長、富塚昌子君。
市川市丸山遺跡についてのご質問にお答えいたします。
市川市丸山遺跡は、県内の旧石器時代の研究において重要な遺跡であると認識しております。発掘調査終了後の開発によって、現在は住宅地になっていますが、この遺跡からは、昭和29年に市川市教育委員会が大学の研究室に依頼した調査で、石器類が出土し、現在市の考古博物館において常設展示されています。
県教育委員会としては、丸山遺跡の出土品など、県内遺跡から出土した貴重な文化財について県ホームページや広報誌等を通じて広く県民に周知してまいります。以上でございます。
警察本部長、田中俊恵君。
私からはまず、国府台病院前交差点付近の渋滞対策についてのご質問にお答えいたします。
ご指摘の交差点付近においては、道路管理者により行われた道路改良により、周辺の交通量に変化が生じているものと承知しております。県警では現在、道路管理者とともに同所周辺の交通実態の把握と渋滞発生要因の分析を行っているところであり、今後信号サイクルの調整など、渋滞解消に向け、必要な対策を検討していくこととしております。すいません申し訳ございません。大変失礼いたしました。
次に、本八幡駅前交差点付近の渋滞対策についてのご質問ですが、国道14号本八幡駅前交差点につきましては、同交差点西側の隣接交差点との距離が約100mと短く、本八幡駅前交差点には北側から主要地方道市川柏線がまた西側の隣接交差点には南側から主要地方道市川浦安線がそれぞれ接続していることから、交通が集中し、慢性的な渋滞が発生している状況にあります。
また同所は、JR本八幡駅と京成八幡駅の間に位置し、歩行者や自転車の交通量も多く、本八幡駅前交差点では、歩車分離式信号を導入していることなどから、両交差点の信号機を連携させることが困難な状況となっております。
県警ではこのような環境下で可能な限りの信号調整を行い、渋滞解消に努めているところでありますが、引き続き本八幡駅前交差点周辺の交通状況を注視し、道路管理者と連携し、渋滞解消に向けた対策について検討してまいりたいと考えております。以上でございます。失礼いたしました。
坂下しげき君。
はい。それぞれご答弁をいただきましてありがとうございました。県民の声を形にするため、県民の命、生活を守る政策要望のあった政策について質問をさせていただきました。
まず、財政健全化について再質問いたします。限られた予算の中で、県民要望に合わせて予算を集中していくためには、事業の見直しが必要となりますが、予算を一律カットするような手法では、実態に沿わない予算編成となります。
そこで県では、財源不足に対応するため、年間10億円の歳出抑制を行っているとのことですが、具体的に何を抑制しているのか、お答えください。
次に、国民健康保険の保険料水準の統一に向けた取り組みについてですが、これは、県民生活や市町村事務に大きな影響が出るものであります。
方法やスケジュールについて速やかに説明し、公表することを強く要望いたします。その上で、保険料水準の統一について、時期について、めどはあるのか、お答えください。
次に、県有施設の老朽化対策についてですが、この先の県財政に大きな負担となります。
公共施設等総合管理計画などで方針を定めていくものですが、予算も膨大となりますので、県民目線で効果的なものとする必要があります。同じ予算を費やすなら、県民の利便性を向上させるものとなるよう、地域の国や市の施設も巻き込んで、一体化を進めるような効果的な、また効率的な計画も必要と考えます。
特に市川市の国府台には、改修が必要な国、県、市、大学や学校、病院、スポーツ施設が集中しております。別々の改修計画を実施するより、一体的な建て替えを実施した方が、県民の利便性も上がり、経費の削減にも繋がります。
こういった将来のまちをつくるような効果、効果的な計画を進めていくよう要望をいたします。次に、救命救急センターの指定についてであります。2017年に東京ベイ浦安市川医療センターが救急機関センターに指定されたとき、私も関わらせていただきましたが、今般、同病院から救命救急センターへの指定申請が提出されたされたとのことであります。
現状、市川市内に救命救急センターはありませんが、指定された場合、市川市にとってどのような効果があるのか、お答えください。また、具体的な指定の時期について、見通しはあるのか、お答えください。次に、ホームドアの設置についてでございます。
鉄道駅は、多くの県民が日常的に利用するものですが、一方、間違えると、命に関わる重大な事故に繋がる恐れがあります。しかし、ホームドアの設置により命を救うことができます。1日も早く設置ができるよう、関係機関と連携して進めていただくことを要望いたします。
次に、災害時に命を守る対策の水の確保についてで、ございます。市川市と浦安市の70万近い人口に対し、給水車はわずか3台の割り当てということであります。被害状況により、他の水道事務所から給水車等を派遣するとのことですが、県全体で13台しかありません。
大規模災害のときには、道路の状況も悪化しますので、到底間に合わないと思います。そのため、各地域で十分持ちこたえられるよう、耐震性貯水槽の設置をすべきと考えます。災害時の水は、飲料水だけではなく、衛生管理のための水も必要となり、十分な確保が必要となります。
今後は、避難所だけではなく、民間の大規模施設、マンションなどでも、耐震性貯水槽が設置できるよう、国の補助金ばかりに頼るのではなく、県の補助も大きくですね、検討をしていただきたいと思います。また、今回、備蓄おにぎりを提案させていただいたのも、水の確保ができない中でも、衛生的に食事ができるものであり、しかも、千葉県産米の利用できるということです。
ですから、千葉県の備蓄するおにぎりは、千葉県産米のおにぎりを備蓄できると、こういった観点からも提案をさせていただいたものであります。状況にあった食品の備蓄について、来年度当初予算での確保を要望したいと思います。
農作物の被害予防についてですが、多目的防災網の整備に係る支援は重要と考えます。市川市また、JA市川と連携し、果樹農家の方々が困らないよう、要望を聞き入れていただき、引き続き予算の確保をお願いをしたいと思います。
次に、障害児者、学生、高齢者など全ての県民に寄り添う政策についてでございます。障害のある方の特別支援学校卒業後の進路についても、平等に本人が希望する施設。学校に進めるように環境を整える必要があります。
これこそ、公共の責任で実施する事業であると思います。実際に卒業後の選択の余地が少なく、ご本人や保護者が満足できる環境とはいえません。そこで、肢体不自由と知的の障害を併せ持つ重度の重複障害者のための生活介護と就労支援B型事業を一体的に行う。
多機能型施設の設立設立を早期に実施することを要望いたします。また、点字ブロックの設置についても、市町村や交通事業者に啓発等を強化していただくなど、速やかな対応をお願いをしたいと思います。これ条例もある。
そういった中で県庁職員の方々も、駅をご利用されていると思います。そうすればですね、一気に情報は集まるわけです。ですから、そういう情報を集めながら、やっていただきたい、このように思います。その他、学生に対する教育支援資金については、他の融資が受けられない苦しい立場の学生の最後の砦となるのが、この社会福祉協議会による貸付事業であります。
教育の機会を平等に受けられるよう、学生の将来に目を向け、積極的に融資できるよう、社会福祉協議会に求めていただきたいと思います。これ保証人とかの関係があるということであります。しかしながら、これは本人に貸し付けを行うという事業でありますので、ぜひその点、よろしくお願いをしたいと思います。
介護サービスの充実についても、利用者の立場に立った対応をお願いをいたします。次に、県民が安心して生活できる道路、歩道整備についてであります。質問させていただきました事案について、前向きに進めていただくよう強く要望いたします。
特に国分地域の湧水についてです。これは有識者の意見を聞きながら、調査を継続し注視していくということでございます。しかし、実際、外環道の建設前は湧水はなかったんです。工事開始後に湧水が発生したということが事実であります。
明らかに原因になっているのは、この外環道の建設だったと思います。県は、県民を守る観点から、国や高速道路会社に強く主張していただき、いただきたい。よろしくお願いをいたします。国府台病院前交差点付近で発生している渋滞については、対面通行への変更が原因となっていますが、道路の利便性は確実に上がりました。
しかし、この渋滞の解消ができなければ、当初想定していた効果が発揮されません。初回質問でも申し上げましたが、この交差点付近は都市計画道路決定されておりますが、拡幅整備の事業決定がされておりません。交差点付近だけでも拡幅にすぐに着手していただければ、渋滞の解消に繋がります。
早急に事業を進めていただくよう要望をいたします。また、国府台病院前交差点と市川市道とのT字交差点の新信号サイクルの見直しは早急に実施していただくよう要望をいたします。丸山遺跡については、市と連携して、案内板の設置や、スマホアプリの活用などを要望してまいりたいと思います。
以上、再質問と要望とさせていただきます。
総務部長、鎌形哲弘君。
事務事業の見直しに関してのご質問ですが、具体的な見直しの内容を申し上げますと、県有施設の照明灯のLED化による電気料などの節減複数回の集合研修をオンライン研修に切り替えることによる講師の報酬や会場使用料の節減などが挙げられます。
今後も事業の必要性、事業手法の妥当性、そして費用対効果などを検証し、県民生活への影響にも十分配慮しながら、見直しを行ってまいります。以上でございます。
健康福祉部長、高梨みちえ君。
国民健康保険の保険料水準統一の時期についてのご質問ですが、国保事業費納付金への医療費水準の反映につきましては、来年度以降段階的に縮小しまして、次期運営方針の終期である令和11年度には廃止したいと考えております。
あわせて統一に向けて課題となります。市町村間の事務の共同化や収納率の格差是正の手法などについても検討を進めまして、将来的に完全統一を目指してまいります。以上でございます。
保健医療担当部長、井口豪君。
救命救急センターの指定の効果と時期についてのご質問ですが、県では市川市を含む東葛南部地域を一つの二次保健医療圏、すなわち地理的条件や交通事情等を考慮した一帯の区域として、入院医療体制を確保する単位として設定しております。
東京ベイ浦安市川医療センターを救命救急センターに指定することになれば、市川市が属する東葛南部保健医療圏全体の救急医療体制の強化が期待できるものと考えており、また、指定の時期については現在行っている確認が済み次第、県救急災害医療審議会への諮問を行うなど、速やかな手続きに努めてまいります。以上です。
議長、坂下しげき君。
はい。それぞれご答弁ありがとうございました。かねてより私が要望しておりました救命救急センターの姿勢でありますが、急な動きとなったわけでございます。東京ベイ浦安市川医療センターの指定により、市川市の救命救急医療に効果があるとの事であります。
市民の命を守る第三次医療機関の設置は、これまでも私要望してまいりました。東京病院浦安市川医療センターの指定は、現状では一番現実的であると思います。しかし、市川市内には救命救急センターがなく、お隣の浦安さんに2ヶ所できることになるわけであります。
部長このことについてですね、しっかりと県および東京ベイ浦安市川医療センターが効果や機能について説明する必要があると思いませんかね。ぜひうなずいていただきましたぜひですね、市民、市川市民の命に関わる大変重要な事案でございます。
しっかりと説明を行って、我々要望する市民の命が救える救命救急センターの指定に向けて進めていただくようお願いを申し上げます。また、特に障害をお持ちの方などに対する支援は、公共である。県の重要な役割であると思います。
県民誰もが平等に安心して生活できる環境を早急に、限られた予算の中でありますが、早急に整えていただきたい。このことを申し上げまして、私の一般質問を終わらせていただきます。誠にありがとうございました。暫時休憩します。
再開は午後1時の予定です。