本日の県議会をいち早くお伝えいたします。
以下、3編あります。目的に応じて、ご活用ください。
1 こども向け要約編
2 一般向け要約編
3 議会での質問・答弁の全文書き起こし編
教育や子育てなど、小学生にも関わる内容が、議会では話し合われています。ぜひ、小学生の皆さんにもご興味をお持ちいただければ嬉しいです。
本日(2023/06/27)午後一人目の一般質問は、自民党の伊豆倉雄太議員でした。
1 子ども向け要約編
- 下水道の地震対策について
問い: 習志野市と千葉市の下水処理場の地震に強い工事はどう進んでいるの? この場所は大切で、地震が来てもきちんと動き続けないと困るんだよね。それと、他の下水道の地震対策はどうなっているの?
答え: 下水処理場では、地震が来てもきちんと動き続けられるように、6つの施設と管を強くしているんだよ。そのうち2つの施設はすでに工事が終わっていて、残りの施設もどうやって強くするか考えているところだよ。他の大切な下水道についても、地震に強くする工事を進めていて、来年には全部終わる予定だよ。 - 河川の防災対策について
問い: 地球がどんどん暖かくなると、水害が起こる可能性があるんだ。だから、河川の水位を見る機械やカメラをたくさん設置して、早く情報を知ることが大切だよね。特に習志野市の3つの川の機械やカメラの設置はどうなっているの?
答え: 県では、河川をしっかりと見守るために、いろんな機器を設置しているよ。水位を見る機械は78台、カメラは41台をすでに設置していて、今年中にさらに増やす予定だよ。習志野市の3つの川の中でも、特に大雨が来た時に危ない川には、水位を見る機械を1台設置する予定だよ。他の2つの川については、機械で潮の高さを見たり、人が川を見に行ったりして、水害に備えているよ。 - 高校の長持ちさせる計画について
問い: 千葉県の高校の建物がどうやって長持ちさせているか教えて? 特に30年以上前に作られた建物にどう対策しているの?そして、災害が起こった時の避難所としての準備はどうなっているの? 特に、習志野市の津田沼高校について教えて欲しいな。
答え: 高校の建物が長持ちするように、たくさんの改修工事をしているよ。今のところ、16校と25校の改修を終えて、これからさらに25校の改修をする予定だよ。改修工事では、壁や天井、床を修理したり、エレベーターを設置したり、照明をLEDにしたりしているよ。津田沼高校については、これから7年間で校舎と体育館の改修をする予定だよ。具体的には、アスベスト(有害な物質)がないか調べたり、コンクリートがしっかりしているか調べたり、トイレを洋式にするための設計を進めているよ。 - 道路問題について
問い: 八街市で学校までの道の安全対策が進んでいると聞いたけど、まだ足りないところがあるよね? 特に習志野市の北部を通る県道長沼船橋線は、車が多くて子どもたちが危ないと思うんだ。その近くの藤崎小学校付近の安全対策はどう進んでいるの?
答え: 県道長沼船橋線では、藤崎小学校までの道路に、子どもたちが安全に通えるような工事をしているんだよ。たとえば、道路の側溝(ゴミなどが流れる場所)のカバーを新しいものに変えたり、側溝を地下にしたりしているよ。それと、今年中にも学校近くの道路の一部で側溝のカバーを新しくする予定だよ。これらの工事は、みんなが安全に歩けるようにするために進めているんだ。 - 献血について
問い: 献血はとても大切なことだけど、若い人たちの献血が減ってきているんだよね。それが血液の供給に影響を与えるかもしれないと心配しているんだ。それに、千葉県で開催される献血運動推進全国大会は、献血をもっと増やすチャンスだと思うんだけど、どうやって献血を増やすつもりなの?
答え: 知事は、全国大会をきっかけに、市町村や日本赤十字社と一緒に、若い人たちに献血の大切さを伝えるようにすると答えたよ。SNSなどを使って情報を広げて、献血者を増やすことを考えているんだ。そして、保健医療担当部長は、最近は献血者が増えていると言っていたけど、これからも若い人たちが献血をするように働きかけることが大切だと認識しているんだよ。 - 自然環境保育認証制度について
問い: 子どもたちが自然と触れ合うことは大切だと思うんだ。でも、県内の施設の中には、自然と触れ合うのが難しいところもあるよね。そういう施設の改善や支援を求めているんだけど、自然環境保育認証制度というのは、どういうことをしているの?また、その制度でどんな助けをしているの?
答え: 自然環境保育認証制度は、子どもたちが自然と触れ合うことを大切にしている幼稚園や保育所などを認証して、助けるためのものなんだ。認証を受けることの意味を分かりやすく説明するために、パンフレットや説明会、動画などを使って情報を広げているよ。そして、認証を受けた団体には、自然体験活動に必要な物の購入費用や研修会の参加費などを少しお手伝いするんだ。さらに、安全のために保育者がもっと必要なときは、その人たちを配置する手助けもするつもりなんだよ。
2 一般向けの要約編
- 下水道について
質問: 習志野市と千葉市にまたがる花見川第2終末処理場について、その耐震化の進行状況について問いました。この施設は、地域の重要なインフラであり、日常生活に必要な水の処理を担っている。地震発生時にも機能を維持しなければならず、磯部幹線の耐震化も含めて、下水道総合地震対策計画の進捗状況について確認を求めました。
答弁: 都市整備局長は、花見川第2終末処理場では、震災時でも汚水処理を継続できるように6つの施設と管理放流管の耐震化に取り組んでいると答えました。そのうち2つの施設については既に耐震化の工事が完了し、残る施設についても現在施工方法を検討しています。また、磯部幹線についても、必要な補強工事が行われており、来年度の完成を目指している。花見川水環境についても順次耐震化を進めていく予定であると答えました。 - 河川の防災対策について
質問: 気候変動に伴う水害から県民を守るため、河川の防災情報の適切な伝達が重要と指摘しました。特に千葉県内の各地で水害が発生し、危機管理型水位計と河川監視カメラの設置が進んでいるものの、まだ不十分な地域があると指摘しました。特に習志野市内の3つの河川について、危機管理型水位計と監視カメラの設置状況を尋ね、その増設を要望しました。
答弁: 県は河川の監視体制を強化し、令和4年度末までに危機管理型水位計78機、河川監視カメラ41機を設置したと回答しました。また、洪水浸水想定区域図を元に人口密集地に対して、今年度中に水位計22基、監視カメラ12基を設置する予定です。習志野市内の3河川のうち、菊田川には、想定最大規模の降雨で住宅街の浸水深さが50cm以上を想定し、今年度、危機管理型水位計を1基設置する予定です。他の2つの河川については、潮位計の情報と現地パトロールによる水防活動を行っています。 - 県立高校の長寿命化について
質問: 千葉県の県立高校の長寿命化計画の取り組み状況について質問しました。具体的には、特に築年数が30年を超える施設に対する大規模改修や定期的な点検、診断に基づく計画保全の進行状況を問いました。また、県立高校が災害時の指定避難所となっていることを踏まえ、災害に備えた施設の整備についても詳しく教えてください。特に、習志野市内の津田沼高校についての具体的な取り組み状況を知りたいと考えています。
答弁: 県立高校の長寿命化計画では、現有の建物を整備しており、第1期で16校、第2期で25校、そして令和10年度からの第3期でさらに25校の整備を予定しています。具体的な整備内容としては、床壁天井の補修・更新、外壁や屋上防水の全面改修、さらにはエレベーター設置や照明のLED化などが挙げられます。津田沼高校については、長寿命化計画第2期に位置づけられ、本年度から7年間で校舎3棟と体育館の改修を予定しています。具体的な施策として、アスベスト含有調査、コンクリート強度調査を実施し、トイレの洋式化などを含む基本設計を進めています。 - 道路問題について
質問: 歩行者の安全対策進捗状況については、特に八街市での事故を受けた通学路安全対策が進行中で、95%の対策箇所が実施済みと聞いています。しかし、まだまだ改善の余地があると感じており、特に習志野市の北部を横断する県道長沼船橋線に注目しています。大量の自動車交通量の中で、児童生徒が危険にさらされていると感じます。地元の協力と時間・費用が必要な歩道整備が進行中と聞いていますが、特に藤崎小学校付近の安全対策について進捗状況を確認したいです。
答弁: 県道長沼船橋線の習志野市実籾から藤崎小学校までの区間において、段差が生じにくく隙間の小さい側溝ぶたへの交換や、側溝の暗渠化による安全対策を進めています。また、藤崎小学校から船橋市側においても、今年度中に学校側の約0.3kmの区間で側溝ぶたの交換を実施する予定です。これらの対策は歩行者の安全を確保するためのもので、地域の安全対策として具体的な行動が進められています。 - 献血について
質問: 献血の現状と献血運動推進の取り組みについて問いました。献血が不可欠な医療行為であり、保存期間に限界があるため、日々の新鮮な血液供給が求められていること、また若年層の献血者数が減少傾向にあり、これが血液供給の安定に影響を及ぼす可能性があることを指摘しました。また、千葉県が開催地となる献血運動推進全国大会について、これを契機に献血運動をいかに推進していくのかについても問いました。質問者は、若年層への働きかけや新たな献血経験者の確保について取り組みを強化して欲しいと要望しました。
答弁: 知事は、第59回献血運動推進全国大会を契機として、市町村や日本赤十字社と連携を強化し、若年層向けにSNSなどを通じた情報発信を行い、献血者の安定確保に努めると答えました。また、保健医療担当部長は、県内の献血者数が一時減少傾向にあったものの、最近は増加に転じていると述べました。しかし、将来の献血の担い手である若年層の献血者数は減少傾向にあり、この問題を解決するためには若年層への献血推進が重要であると認識していると回答しました。 - 自然環境保育認証制度について
質問:子供たちが自然と触れ合う経験が豊かな感性の育成や健やかな成長に寄与することを重視し、この観点から自然環境保育認証制度の導入を強く支持しています。しかし、県内のいくつかの施設では自然と触れ合うことが困難な環境にあるとの懸念を示しており、その改善と支援が必要との意見を述べました。具体的には、この認証制度における現状の取り組みと、制度の推進に向けた具体的な補助内容について問いました。
答弁:子供たちが自然との関わりを通じて心身ともに健やかに育つ環境作りを行うため、自然体験活動を取り入れている幼稚園や保育所等を認証し、支援する千葉県自然環境保育認証制度を創設したと回答しました。認証を受ける意義を理解しやすくするためにリーフレットや説明会、動画配信等を通じた説明・周知活動を行い、7月3日から受付を開始する予定であると述べました。また、認証団体に対しては、自然体験活動に必要な資材の購入や研修会参加費など一部を助成し、安全確保の観点から必要に応じて保育者の追加配置を支援する方針を示しました。
3 議会質問・答弁の書き起こし全文
【午後】一般質問 伊藤寛議員(自民党)
休憩前に引き続き会議を開きます。引き続き質疑並びに一般質問を行います。通告順により、伊藤寛くん。自由民主党の名城氏より選出させていただいております伊藤寛です。登壇の機会をいただきました。先輩、同僚議員の皆様に心より感謝申し上げます。
本日は名城氏より、習志野市議会議会運営委員荒木和幸議員、そして4月に初当選されました。三代川裕也議員を初め、日ごろ高齢者の皆様方、傍聴ありがとうございます。4月の選挙を経て初の一般質問となります。1期目と同様に、県政の諸課題を取り上げ、よりよい県政の実現を図ってまいりたいと思います。
初心を忘れず、質問に臨みたいと思います。それでは、通告順に従いまして、一般質問をさせていただきます。本定例会の質問では、安全、健康な暮らしの向上、幼児教育の充実を主眼として、下水道の耐震化災害時の河川監視の強化県立学校施設の長寿命化。
歩行者の安全対策献血の推進、自然と触れ合う保育環境、以上6点に関して質問をさせていただきます。初めに、下水道について、終末処理場の耐震化をお伺いします。私の住む習志野市の一部の地域は、市が管理する公共下水道の環境から、県で管理する流域下水道の環境を通じ、自然流下しながら、東京湾沿いに位置する。
花見川第2終末処理場にてお水が処理されております。習志野市と千葉市にまたがるこの第2終末処理場は、成田国際空港幕張メッセ、救急医療機関などが存在する印旛沼流域13市町の汚水を広域的に集めて処理する処理場であり、平成6年6月に供用を開始。
1日平均約17万立方メートルの汚水を処理し、生活環境の改善や、東京湾の水質保全に大きな効果を発揮しております。私は、下水道は、お水の排除処理による公衆衛生の確保公共用水域の保全など、住民の暮らし、安全および環境を守るとともに、都市活動を支えるための根幹的社会基盤であり、日常生活における最も基本的な事項を担い、都市機能を支える重要なインフラであると認識しております。
このことから、常に安定した処理を行うことが求められ、地震発生時においても、処理場の有すべき機能を維持しなければならないものだと考えます。また、災害時には、第2終末処理場から花見川終末処理場にお水を送水でき、処理場間のネットワークを構成する緊急連絡幹線ともなる重要な磯部幹線は、令和2年3月から耐震補強工事に着手しているとお聞きしております。
私は以前、予算委員会などで、令和5年度を目途する目途とする。下水道総合地震対策計画の進捗状況を取り上げ、当局からは、処理場の用水や沈殿機能を担う。6施設や、管理放流管および磯部幹線の耐震化に取り組んでいると聞いております。
都市活動を支える重要なインフラの耐震化に向けて、その後の取り組み状況が大変気になるところであります。そこでお伺いします。花見川外務第2終末処理場および磯部幹線の耐震化の状況はどうか。次に、河川の防災対策について、河川水位監視をお伺いします。
気候変動に伴い、全国各地で頻発する水害から県民の生命と財産を守るための対策として、いざというときに避難行動のきっかけとなる河川の防災情報を県民に的確に迅速に明確に伝えることが大変重要であると考えます。
全国各地で激甚な災害が発生する中、千葉県においても、近年大きな水害が発生しました。令和元年10月25日の記録的な大雨では、県内で19もの河川が溢水により広範囲に浸水し、多くの県民が降雨や得した浸水の床下床上および床下浸水の被害を受けました。
最近では、この6月に台風2号に伴い活発化した税制により、県内各地で大雨が降りました。近年、国のプロジェクトとしてプロジェクトとして、河川の増水時の水位対策に特化した低コストな推計が開発され、危機管理型水位計として、全国各地の河川に設置が進んでおります。
現在、インターネットの川の防災情報において、河川の水位情報や、カメラ画像が公開されており、いつでもどこでも全国の川の状況がリアルタイムで確認できる環境が整ってきております。千葉県においても、令和元年度の大水害以降、県の管理する河川で、危機管理型水位計や、河川監視カメラの設置が進んできていると存じておりますが、水位計や監視カメラが設置されていない河川もまだまだ多く、県民への防災情報を充実させる意味でも、更なる整備が必要と考えます。
そこでお伺いします。県内の危機管理型水位計および河川監視カメラの設置状況はどうか。続いて、習志野市内の3河川の水位計や監視カメラの設置をお伺いします。習志野市は、昭和29年に千葉県下16番目の市として誕生し、その後、昭和41年と52年の2段階にわたる埋め立て工事により市の面積を拡大してきました。
さらに、その埋立地域には、JR京葉線の開業によって、急速に市街化が進展し、住宅としての住宅都市としての発展してきた街でもあります。習志野市内の国道14号線から海側の地域は埋立地で、地盤が低く、この地域には、菊田川や津川と高瀬川この3本の小規模な河川が流れております。
これらの河川は昨年3月、千葉県により、洪水浸水想定区域が示され、大雨による増水に加えて、台風が接近する場合には、高潮にも特に警戒する必要があります。雨水の道路排水が河川に排水され、大雨が降ると、河川の氾濫の危険度が一気に高まる特性の感染科挙感染河川環境にあります。
失礼いたしました。関河川環境にあります。近隣にお住まいの住民は、常に河川の水位や、かつ南港の潮位に注意を払う必要がありますが、町岩川の防災情報や千葉県防災ポータルサイトで確認できるものの、河川の水は、現在確認する手段はないと認識しております。
私は以前、定例県議会において、習志野3河川の水対し体制の強化を要望させていただきました。その後の取り組み状況が大変気になるところであります。そこでお伺いします。習志野市内の3河川への危機管理型水位計や監視カメラの設置状況はどうか。
次に、県立高校の長寿命化について、取り組み状況をお伺いします。千葉県県有建物長寿命化計画は、平成29年に策定され、計画には県県有建物が持つ特性に十分配慮しながら、大規模改修や定期的な点検、診断に基づく計画保全を推進すると示されております。
建物の目標使用年数を従来の65年から80年へ延長する方針で、大規模改修により、80年間、施設を使用できるよう対策に取り組むとされております。また、計画の対象となる建物は令和3年3月現在1871棟。そのうち、築年数が30年を超えるものは1540戸あり、割合としては約82%を占めております。
そして、対象建物のうち、県立学校が1116棟となっており、対象建物の約60%を占め、県有施設に対して、県立学校の占める割合が大きい状況にあります。このような中で、平成30年度からこの長寿命化計画が始まり現在で5年経過いたしました。
中でも、県立高校は121校もあり、生徒の安全な教育環境に向けて、計画的に整備が進んでいるのか、またどのような整備が行われるのか。大変気になるところであります。そこでお伺いします。県立高校の長寿命化の取り組み状況はどうか。
続いて、習志野市内の県立高校の長寿命化について、取り組み状況をお伺いします。県立高校の多くは、各自治体の地域防災計画において、災害が発生した場合の指定避難所として位置づけられております。千葉県の県立高校は全部で121校ありますが、109校が地域の指定避難所となっているとお聞きしております。
避難所は、一時避難、もしくは災害によって自宅を失った方が、一定期間、避難生活を送る場所で、主に学校の体育館などが指定されております。私の地元習志野市には、津田沼高校と実籾高校の2校の県立学校があり、両校とも、市の指定避難所の役割を担い、土砂災害警戒区域や河川洪水氾濫想定区域の住民にとって、この2校の体育館は市民が一定期間避難生活することが想定される重要な施設となります。
県立高校の耐震化は、平成28年度には完了しているとお聞きしておりますが、災害時に機能不全にならないように、また高齢者の方、障害者の方など、いろいろな方が利用しますので、そういった方々への配慮の整備も必要と考えます。
こうした中で、習志野市内の県立高校2校の内木うち、建築後の経過年数がより長い津田沼高校は、大規模改修の対象校になっており、その取り組み状況が大変気になるところであります。そこでお伺いします。津田沼、失礼いたしました、指定避難所になっている津田沼高校に関わる、長寿命化の取り組みはどうか。
次に、道路問題について、歩行者の安全対策の進捗状況をお伺いします。県当局におかれましては、日頃より、道路の安全対策に取り組んでいただき感謝いたします。今月上旬には、令和3年の八街市の事故を受けて実施された点検に基づく通学炉安全対策の進捗状況が交付公表され、3000ヶ所を超える必要対策箇所数のうち、全体の95%の箇所において対策を実施済みとお聞きしております。
着実に通学炉の安全性が向上していることに安心を覚えるところであります。しかしながら、通学の点検で抽出されていない区間においても、安全な歩行空間のためには、細かな改善を図るべき箇所がまだまだあります。私の地元にも、こういった箇所があるため、質問させていただきます。
県道長沼船橋線、通称御成街道は、千葉市から船橋にいた船橋市に至る路線であり、習志野市の北部を東西に横断しています。本路線の自動車の通行は、1日約1万3000台、そのうち大型車は約1800台を占める幹線道路であります。
習志野市の区間区間の沿線では、複数の小・中学校があり、通学炉として指定さされている区間もあることから、朝夕を中心として、児童生徒の通行が大変多くなります。当該区間においては、方向空間が狭いなど、整備が十分ではないため、自動車交通量の多い中児童生徒が危険にさらされながら利用している状況にあります。
本来であれば、幅員が確保された歩道をしっかりと整備することが望ましいところですが、整備には地元の用地協力が必要であり、時間や費用を要することになります。このため、県においては、まずは歩道や路肩などの歩行空間の段差を解消し、歩きやすくするための安全対策に取り組んでいるとお聞きしております。
この安全対策の推進が図れるよう、私は以前、定例県議会において、何度か取り上げさせていただいており、特に昨年度の議会では、船橋よりにある藤崎小学校付近で、まだ手がつけられていない区間の対策についても、改善要望をさせていただきました。
当局からは検討していくと、心強いご答弁をいただきましたが、その後の取り組み状況が大変気になるところであります。そこでお伺いします。県道長沼船橋線の藤崎小学校付近における歩行者の安全対策について進捗状況はどうか。
次に献血について、献血状況や献血運動推進の取り組みをお伺いします。献血は献血バスや献血ルームで行われ、私が献血している津田沼献血ルームは、カフェのような外観で広々として、快適であることから、非常に献血しやすい環境にあります。
また、県内で毎年、成人式シーズンの冬に行われるはたちの献血キャンペーンにおいて、県民だよりや電車の中吊り広告などを活用し、若い世代の献血の呼びかけが行われ、献血の重要性を感じております。その献血の推進は、国、都道府県市町村日本赤十字社を初めとする。
多くの関係者により進められています。そして、献血は献血に協力してくださる方や、ボランティアなど、多くの方々のご協力により成り立っております。この善意の献血により作られた血液製剤は、病気や怪我の治療のため不可欠なもので、血液を必要とする多くの患者さんが救われてきたとお聞きしております。
しかし、輸血用の血液は未だ人工的に作ることができず、長い期間にわたって保存することもできません。そのため、患者さんの治療に使用する血液製剤も確実に供給するためには、毎日新しい血液を必要な量を確保する必要があり、多くの皆様の血液の協力が必要となります。
令和元年度の日本赤十字社の血液需要将来推計シミュレーションでは、令和9年度には約507万人の血液者が必要になると試算されております。一方、厚生労働省の調査では、この10年の間に、10代から30代の献血者数は約34%。
90万人の減少状況が報告されております。高齢化の進展によって、輸血医療を必要とする患者さんは増加することが予想されていることから、原料となる血液を安定的に確保するためにも、若者の献血推進は、より一層重要だと考えます。
このような中献血運動の一層の推進を図ることを目的目的とする。全国的な行事である。献血運動推進全国大会が来月、第59回大会を千葉県が開催県となり、本県での血液運動推進全国大会の開催は、昭和50年の第11回大会に続き2回目。
48年ぶりの開催とお聞きしております。私は、このたびの全国大会が、本県で開催され、されることで、県内における献血運動が盛り上がる契機にしなければならないと考えます。そこで2点お伺いします。県内の献血状況はどうか。
また、献血運動推進全国大会の開催を契機に、献血運動をどのように推進していくのか。次に自然環境保育認証制度について、取り組み状況や推進に関わる補助内容についてお伺いします。県では、これまで保育施設等の整備の促進や保育士の確保定着など、待機児童の解消に向けた保育の量の拡充に重点を置いてきたところですが、今後は保育の量の拡充に加えて、保育の質の確保を図り、更なる質の充実を図る取り組みとして、自然保育の推進などを行うとお聞きしております。
昨今では、子供の自然体験に一部減少傾向が見られるという調査結果も出ており、そのような中で、幼児期の自然と触れ合いを通じて、豊かな感受性等を身につけることなどを推進することは非常に重要なことであり、子供が健やかに成長していく上で、かけがえのないものではないでしょうか?実際に自然体験に行ったことのあるお子さんの保護者や、保育者からは、体力、持久力がつき、風邪もひきにくくなった。
生き物の誕生と死を経験することで、生命の大切さを感じ取っているといった、子供の成長を感じる声も聞かれるとのことであります。くまくまが知事もおっしゃっておりますが、我が千葉県は東京に隣接しているにもかかわらず、豊かな自然に恵まれており、そうした本県の豊かな自然を活用した千葉ならではの保育千葉ならではの教育を大事にしていただきたいと、私自身も以前から考えておりました。
子供が身近で豊かな自然と出会い、自然の大切さ大きさ、美しさ、不思議さなどに心を動かされる体験をしていく。そうした自然保育を行う幼稚園や保育所などの取り組みを応援するこの制度は非常に有意義であると捉えております。
するためにも、この制度が教育保育の現場において、自然保育を実施してみようと思えるよう取り組みやすく、魅力のある内容となっている必要があります。また、地域の理解と協力を得ることや、安全に活動するための知識の習得、活動に必要となる職員の配置など、県における認証に当たっての適切な基準と活動を支える支援策が重要となります。
特に県内の施設によっては、堰堤がなかったり、十分な広さがなかったりと、自然と触れ合うことが難しい環境の施設が存在し、私はそうした施設でも工夫により、子供たちが自然と触れ合えるような、千葉ならではの保育教育が進むようにしていくことが必要だと考えます。
そこで2点お伺いします。自然環境保育の認証制度について、県の取り組み状況はどうか。また、自然環境保育の推進に向けてどのような補助を行っていくのか、以上で1回目の質問とさせていただきます。伊藤寛くんの質問に対する当局の答弁を求めます。
知事、熊谷俊人区自民党の伊藤寛議員のご質問にお答えをいたします。まず献血についてお答えいたします。献血運動推進全国大会の開催を契機とした献血運動の推進に関するご質問ですが、献血運動の一層の推進を図ることを目的とした愛の血液助け合い運動の主たる行事として、7月26日に厚生労働省、日本赤十字社および千葉県の主催により第59回献血運動推進全国大会を開催をいたします。
この大会では、献血事業を推進する関係者など県内外から約1500名が参加をし、献血運動の推進に積極的。どうか、若年層の献血機運を高める観点から、県内の高校生による合唱なども披露される予定です。現在大会の開催を契機に、市町村や日本赤十字社等の関係団体との連携を強化するとともに、SNSによる情報発信を始めとする若年層に向けた普及啓発などにより、献血者の安定的な確保に努めてまいります。
次に自然環境保育認証制度についてお答えをいたします県の取り組み状況についてのご質問ですが県では子供が自然との関わりを通じて心身ともに健やかに育つ環境作りを行うため、日々の保育に自然体験活動を取り入れている幼稚園や保育所等を認証し、支援する千葉県自然環境保育認証制度を創設いたしました。
これまで市町村や幼稚園保育所等に対し制度を説明するリーフレットを配布し、市町村説明会を実施した他、現在も自然環境保育の事例紹介や申請に必要な手続き等を説明する動画配信を行っております。7月3日から受付を開始する予定であり、多くの事業者に認証を受けていただき、県内での自然環境保育の普及が進むよう、認証制度の周知に努めてまいります。
私からは以上でございます。他の質問につきましては担当部局長からお答えをいたします。健康福祉部長高橋光恵くん。私からは自然環境保育認証制度についてお答えいたします。自然環境保育の補助に関するご質問ですが、県では、充実した自然体験活動を行うため、認証団体となった事業者に対し、植物のプランターなど、自然体験活動に必要な資材の購入や子供の怪我などへの処置や対処法に関する外部研修会への参加などにかかる費用の一部を助成します。
また、活動時における安全確保の観点から、必要に応じて保育者の加配を求めることとし、公的助成の対象とならない認可外保育施設や自主保育団体等に対しては、認証基準を上回る保育者の配置に対し、その人件費の一部を助成します。
以上でございます。保健医療担当部長、井口豪くん。私からは献血についてお答え申し上げます。県内の献血状況に関するご質問ですが、本県の献血者数は過去10年間の推移でみると、平成25年度の24万3378人から減少傾向にありましたが、平成30年度の21万8262人からは増加に転じ、令和4年度の献血者数は23万2260人となりました。
一方将来の献血の担い手である10代から30代までの若年層の献血者数は、令和4年度は7万6331人であり、平成25年度と比べ約35%減少しています。少子化で献血可能元人口が減少する中、将来にわたり安定的に血液を確保するためには、若年層に対する献血推進が重要と認識しております。
以上でござい県土整備部長池口正晃くん。私からはまず、河川の水系および監視カメラの設置状況についてのご質問にお答えします。県では、河川の監視体制を強化し、住民の的確な避難行動を促すため、重要水防箇所や、過去に浸水被害が生じた箇所に、令和4年度末までに、危機管理型水位計を78機河川監視カメラを41機設置しました。
さらに、令和4年3月に指定公表した新たな洪水浸水想定区域図を踏まえ、人口密集地で床上浸水の想定される箇所についても、今年度は危機管理型水位計を22基河川監視カメラを12基設置する予定です。次に、習志野市内の3河川への設置状況についてのご質問ですが、菊田川、野洲川、高瀬川のいわゆる奈良市の3河川のうち、菊田川においては、想定最大規模の降雨で住宅街の浸水深さが50cm以上を想定されることから、今年度、危機管理型水位計を1基設置する予定です。
なお、八塚は高瀬川については、河川延長が短く、流域面積が小さいことや河川の水位が潮位の影響を強く受けることを踏まえ、潮位計の情報をもとに、現地パトロール等の水防活動を行っているところです。最後に、県道長沼船橋線の安全対策の進捗状況についてのご質問ですが、当該路線の習志野市実籾から藤崎小学校までの3kmの区間では、安全で快適な歩行空間とするため、段差が生じにくく、隙間の小さい側溝ぶたへの交換や、側溝の暗渠化を進めています。
さらに、藤崎小学校から、船橋市側においても、今年度、学校側の約0.3kmの区間で、側溝ぶたの交換を実施することとしています。以上でございます。都市整備局長小川健くん。私からは、花見川第2終末処理場等の耐震化についてのご質問にお答えいたします。
当該終末処理場では、震災時でも、汚水処理を継続できるよう、ポンプ等や沈殿池など6施設に加え、放流施設となる。管理放流管の耐震化に進めて、耐震化を進めております。このうち、審査値等と沈殿池等の二つの施設については、既に耐震化の工事が完了し、残る施設についても、補強工事の実施に向け、現在施工方法を検討しているところです。
また、磯部幹線については、浜田川と花見川を横断する二つの水環境の補強工事が必要であり、このうち浜田家水環境については、来年度の完成を目指し、工事を行っております。残る花見川水環境についても、順次耐震化を進めてまいります。
私から以上でございます。教育長富塚昌子くん。初めに県立高校の長寿命化の取り組み状況についてのご質問ですが、県立高校については、千葉県、現有建物の長寿命化計画に基づき、これまでに第1期に位置づけた16校の改修に着手しており、本年度からの第2期で25校令和10年度からの第3期で25校を整備することとしています。
具体的な整備内容は、床壁天井などの補修および更新、外壁や屋上防水などの全面改修。さらには、エレベーター設置や照明のLED化などを実施してまいります。引き続き場長寿命化対策を着実に実施することで、教育環境の改善に努めてまいります。
次に津田沼高校の長寿命化の取り組みについてのご質問ですが、津田沼高校の大規模改修は、長寿命化計画第2期に位置づけており、本年度から着手し、令和11年度までの7年間で、校舎3棟と体育館などを改修することとしています。
本年度は、アスベスト含有調査やコンクリート強度調査を実施するとともに、トイレの洋式化を初めとする工事内容や工事計画などを検討し、基本設計を進めてまいります。今後も生徒の安全や教育活動に配慮しながら計画的に整備を行ってまいります。
以上でございます。伊藤寛くん、はい。それでは再質問と要望をさせていただきます。まず、下水道について再質問します。6施設のうち2施設については、既に耐震化の工事が完了しているとのことですが、残る4施設についても、今後ほ補強工事を実施していただけるものと思います。
下水道施設は、その重要性ゆえに、耐震化に早急に着手すべきだと考えております。また、下水道総合地震対策計画においても、令和5年度を目途に耐震工事が示されております。そこでお伺いします。補強工事を実施するための課題は何か。
次に、河川の防災対策において、習志野市内の3河川について要望します。今年度、まず北側に危機管理型水位計を設置いただけるとのご答弁ありがとうございます。地域の住民にとって大きな安心となります。ぜひ、野洲川と田坂高瀬川においても、県当局におかれましても把握されているようにこの2河川は洪水氾濫想定区域が広範囲となっております。
住民への避難誘導の判断目安となる推計や監視カメラの設置など防災情報の充実に向けて早期に取り組んでいただくよう要望します。次に、県立高校の長寿命化について要望します。津田沼高校は今年度から、長寿命化計画に基づくエレベーターの設置も含む大規模改修に着手するとのご答弁ありがとうございます。
今後も頻発すると思われる自然災害への的確に対応し、市民の安全を確保していくためにも、避難所に指定されている津田沼高校の役割は大変重要であります。津田沼高校の体育館は、災害時には市民が避難生活を送る場所となりますので大規模改修において、早期の対応を要望いたします。
次に、道路問題について要望します。昨年の質問から対策着手まで、素早い対応をありがとうございます。しかし、藤崎小学校付近では、歩道幅員の拡幅や、マウントアップ歩道のフラット化などの要望の声があります。これらの対策には時間がかかることは承知しております。
まずはできることからで良いので、藤崎小学校付近の歩道について、引き続き安全対策を進めていただくよう要望いたします。次に、献血について要望いたします。将来の献血の安定供給を確保するためには、若い世代を初めとする新たな献血者を確保していくことが重要です。
県当局におかれましては、千葉県での全国大会開催の効果を一過性で終わらせるのではなく、この機会を捉えて、若年層への働きかけとして、献血ウェブ会員サービス裏Bloodの利用登録者数の増加や増加や、高等学校、大学、専門学校への初回、献血の協力の要請など、新たな献血経験者の確保の強化に取り組んでいただきたく要望いたします。
次に、自然環境保育認証制度について要望いたします。幼児期において、自然と触れ合うことは、子供の感性を豊かにし、健やかに育つ上で非常に大切なことだと思います。デジタル化が進んでいる今の時代だからこそ、こういった取り組みを強く進めていただきたいと思います。
県内には、保育所等によっては園庭がなかったり、狭く、自然と触れ合うことが難しい環境の施設が多く存在します。多くの幼稚園や保育所等が県の事業に参加し、地域の自然環境を生かした様々な自然体験活動が行えるよう、補助制度を初めとする県の政策の充実について要望いたします。
以上で2回目の質問と要望とさせていただきます。都市整備局長小川健くん、はい。補強、下水道の補強工事のための課題についてのご質問でございますけれども、工事の実施に当たりましては、汚水処理を継続しながらの施工となるため、仮設の配管や代替施設が必要になるなど課題がございますが、最適な工法を選択し、耐震化を進めてまいりたいと思います。
以上でございます。伊藤寛くん、はい。それでは3回目の要望させていただきます下水道について要望をさせていただきます。課題が多いのはわかりますが停止させることが困難な下水道の安全性を担保し、利用する県民を安心させるためにも、施設の耐震化は急務だと考えます。
そこで要望いたします。花見川第1終末処理場とネットワークを構成する磯部幹線の約50mの浜田川水環境について早急かつ確実に耐震化を進めることを要望させていただきます。以上で私の一般質問、一般質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。