【速報】本日の千葉県議会 ー 小路正和議員(自民党)の一般質問 2023年6月26日午後1

本日の県議会をいち早くお伝えいたします。
以下、3編あります。目的に応じて、ご活用ください。

1 こども向け要約編
2 一般向け要約編
3 議会での質問・答弁の全文書き起こし編

教育や子育てなど、小学生にも関わる内容が、議会では話し合われています。ぜひ、小学生の皆さんにもご興味をお持ちいただければ嬉しいです。

 

本日(2023/06/26)午後一人目の一般質問は、自民党の小路正和議員でした。

 

1 子ども向け要約編

  1.  男女が活躍する社会づくりについて
    問い: 男女がみんな一緒に楽しく働ける社会を作るために、新しいルールが必要だと思っているんだけど、それについてどう思うの?それと、女性やLGBTの人々が活躍できる社会をつくることは大切だけど、日本の文化や家族を大切にすることも忘れちゃいけないと思うんだけど、そういうことも考えてルールを作ってくれるの?
    答え: 知事は、男性も女性も、自分の力をいっぱい出せる社会を作ることが大切だと言っているよ。県では、女性が働きやすいようにするための計画を作って、もっと女性が仕事をするように助けたり、子育てしながら働くことを応援したり、みんなが男女の問題についてもっと考えるために話し合いを開いたりしているよ。これからも、たくさんの人と協力しながら、女性が働きやすい社会を作るようにしていくつもりだよ。
  2.  洋上風力発電について
    問い: 海で風力発電をすることが、いすみ市の発展につながると思ってるんだけど、余った電力を災害時に使ったり、地元の農業や漁業を強くするために使ったりすることを考えているんだけど、どう思うの?でも、風力発電が漁業に影響するかもしれないと心配している人もいるから、それについて理解を深めるための勉強会を開くことも必要だと思うんだけど、どう思うの?
    答え: 知事は、余った電力を災害時に使ったり、環境に優しいエネルギーを進めたりすることは大切だと言っているよ。電力をためておいて災害時に使う方法や、電力で水素をつくって使う方法などを考えているんだって。でも、そのためにはもっと技術が進んで装置が小さくなったり、コストが下がったりする必要があるんだって。それから、余った電力をどう活用するかについても、これから考えていくつもりだよ。
  3.  自動車の盗難について
    問い: いすみ市では、車が盗まれる事件が増えていて、それが問題になっているんだ。特に、車を使って働いている人にとっては大変なことだよね。千葉県で車が盗まれる事件がどれくらいあるのか、どれくらいの人が捕まっているのか、何か対策をしているのか聞いてみたい。
    答え: 千葉県では、去年の1年間で車が盗まれる事件が627件あったんだって。でも、それは前の年よりも少なくなっていて、逆に犯人が捕まった件数は増えているんだって。この年の5月までには、車が盗まれた件数は前の年よりも少なくなっているけど、犯人が捕まった件数は減っているんだって。警察は、車を盗む犯人がどうやって盗んでいるのかを調べて、情報を共有したり、犯人を捕まえる方法を強化したりしているんだよ。
  4.  環境問題について
    問い: 千葉県で大きな問題となっている土地への無許可での大量の土の埋め立てについて、どのように対応しているのか、そしてキョン(たぬきのような動物)が増えて問題になっていることについて、どうやって対策をしているのか教えてください。
    答え: 無許可で大量の土を埋め立ててしまう人々に対しては、県は各市町村と一緒になってどんな問題があるのかを把握し、正しい方法を指導しているんだよ。キョンが増えてきた問題に対しては、新しい捕まえ方を開発したり、安全な捕まえ方の装置を作るための実験をしているんだよ。それに、キョンを捕まえた後は、無駄にしないように商品にしたり、観光イベントで使ったりして活用しようとしているんだよ。
  5.  キャンプ・グランピングについて
    問い: 千葉県で一人でも楽しめるキャンプや便利な設備があるグランピングが人気だね。そして、地元の美味しい食材もあるし、外国からの観光客も多いから、もっとキャンプ場やグランピングの施設を増やせるんじゃないかと思うんだ。でも、地元のいすみ市はもっと宣伝が必要だと思うんだけど、県はどう思うの?
    答え: 千葉県では、自然がたくさんあるからキャンプ場や特別なグランピング施設をたくさん作っているよ。そして、それらの施設をパンフレットやウェブサイト、外国の人向けのSNSで紹介して、新しいお客さんを増やす活動をしているんだ。さらに、これからは、海外の商談会で千葉の魅力を伝えたり、千葉県産の食材を使った料理と一緒に宣伝をして、もっとキャンプやグランピングを楽しむ人を増やすつもりだよ。
  6.  道路問題について
    問い: 東金九十九里有料道路の料金所が障害のある人にとって使いにくいという問題についてどう思うか、また、いすみ地域の自転車道について、交通が多い国道128号を使わなくてはならない部分についてどうするつもりなのか、そして道路を整備するためのお金について、もっと必要だと思うか教えてください。
    答え: 東金九十九里有料道路の料金所については、障害のある人も使いやすいように、優先レーンを設けるなどの改善を考えているよ。そして、いすみ地域の自転車道については、安全で楽しく自転車が乗れるようにするために、地元の市町村と一緒になって取り組んでいるんだ。そして、道路を整備するためのお金については、国にもっとお金を出してもらうように頼むことで、道路の予算を確保しようとしているよ。
  7.  コロナワクチンと死亡数について
    問い: 去年の冬に起きたたくさんの人が亡くなる出来事(超過死亡)はコロナワクチンが原因ではないか、という話があるけど、これについて政府はどう思っているの? また、各地域での医療の提供についての考えは何か?
    答え: コロナワクチンが原因でたくさんの人が亡くなったとは思っていないよ。国やアメリカの調査結果から、ワクチンが死につながるリスクが上がることはないとわかっている。また、医療の提供については、地域ごとに何が必要かを見て、色々なことを進めているよ。例えば、医療を提供する人を確保することや、家で受けられる医療を進めることなどだよ。
  8.  学校に行かない子どもたちと高校の授業について
    問い: 学校に行かない子どもたちの数が増えていて、特に助けが必要な状況だよね。フリースクールなどを使うことや、高校での特別な授業の進め方についてどう思っているの?
    答え: 学校に行かない子どもたちを助けるためには、学校や教育委員会がフリースクールなどと協力することが大切だよ。情報を交換したり、サポートするためのセミナーを開いたりしているよ。高校の特別な授業については、10校で実践していて、効果を見て改善していくつもりだよ。
  9.  飼い主のいない猫の問題について
    問い: 飼い主のいない猫が増えて問題になっているね。その対策として猫の去勢手術を進める事業についてどう思っているの?
    答え: 猫が増えすぎて問題にならないように、去勢手術を進める事業を県が支援しているよ。申し込んだ市町村が7つあって、これからもその問題に取り組む地域を増やすために、情報を共有したり、専門家を送ったりして支援していくつもりだよ。

 

2 一般向けの要約編

  1.  男女共同参画について
    質問: 男女共同参画について、特に新たな条例の制定について問いました。多様性を尊重し、全員が活躍できる社会を作り上げることの重要性を強調した一方で、ジェンダーフリーの議論やLGBT法案などについての懸念を表明しました。また、伝統的な日本文化や家族のあり方を尊重し、極端な意見による社会の分断や逆差別を避けることが重要だと主張し、この観点からも新たな条例の検討を進めることを求めました。
    答弁: 知事は、男女がその個性と能力を十分に発揮できる社会の実現が重要であると述べました。県では、男女共同参画計画に基づき、女性の登用を拡大したり、子育て支援に取り組む企業を周知したり、男女共同参画についての意識を向上させるための講演会を開催したりしてきた。今後も、様々な団体と連携し、女性が活躍できる環境作りを進める方針であると述べました。
  2.  洋上風力発電について
    質問: 洋上風力発電が地元、いすみ市の発展のための切り札とされている。特に余剰電力の地域活用、例えば災害時の電力供給について考えている。また、余剰電力の活用を通じて、地域における脱炭素エネルギーの進展、農業や漁業の持続可能性の強化を期待している。しかし、洋上風力発電の影響について地元の漁業者からの心配の声も存在し、その理解促進のために地元漁業による勉強会等の対応も要望する。
    答弁: 洋上風力発電から得られる余剰電力を災害時の地域活用は脱炭素化を促進する観点から重要と指摘しました。具体的な活用例として、余剰電力を蓄電池に充電し非常用電源として活用する方法や、余剰電力で水素を生成し、停電時に燃料電池で電気を生成する方法を提案しました。しかし、蓄電池や水素の活用には導入コストの低減や装置の小型化等の課題が存在し、技術革新が必要であると指摘。県としては、余剰電力の効果的な活用方法について検討を進める方針を示しました。
  3.  自動車の盗難について
    質問: 千葉県における自動車盗難は全国的に高水準であり、特に質問者の地元であるいすみ市内でも増加傾向にある。高速道路などの交通網の発達、車両保管や解体に利用されるヤードの存在が問題となっており、被害車両はほとんど見つかっていない。特に仕事で車を使う事業者にとっては深刻な問題であり、更なる被害を防止するための対策が強く求められる。質問者は千葉県における自動車盗の認知件数、検挙件数、対策の取り組み状況について問い合わせました。
    答弁: 令和4年中の千葉県における自動車盗の認知件数は627件で、前年と比較して132件減少。一方で、検挙件数は213件で、前年と比較して43件増加。本年5月末時点の認知件数は前年同期比39件減の279件、検挙件数は46件減の17件。近年の自動車盗犯行は組織的で、犯行手段も電子的解錠等のハイテク化、犯行のスピード化、広域化が進んでいる。この状況を踏まえて県警では合同捜査を推進し、関係機関との情報共有を図り、検挙対策を強化。被害防止の両面から自動車盗対策を推進している。
  4.  環境問題について
    質問: 千葉県の残土問題について、特に無許可で大量の埋め立てを行う事業者について県がどのように対応しているかを問いました。また、キョンの増加とそれに伴う捕獲強化についての対策、そして捕獲したキョンの有効活用の取り組みについて尋ねました。
    答弁: 無許可で大量の残土を埋め立てる事業者に対して、県は市町村と協力し、事案の実態把握から指導の方法までを支援している。キョンの増加に対しては新たな捕獲方法の開発や安全な捕獲装置の実証事業を行うなど捕獲体制の強化に取り組む方針。さらに捕獲したキョンの活用については、捕獲従事者の意欲向上や無駄なく利用するため、返礼品や観光イベントなどでキョンを活用した製品を紹介するなどの取り組みを行うと述べました。
  5.  キャンプ・グランピングについて
    質問: 自然豊かな千葉県では、一人でも楽しめるキャンプや設備が整ったグランピングが人気を博しています。県内には豊富な食材があり、海外観光客の注目も高まっているため、県内のキャンプ場やグランピング施設のさらなる拡大を見込めるとの指摘があります。また、地元いすみ市では、PR不足を指摘する声もあり、異分野の事業所にも手が届くよう、県が積極的なPRを行うことを望んでいます。
    答弁: 千葉県は、豊かな自然環境を活かしたアウトドア観光の魅力を高めるため、キャンプ場や個性的なグランピング施設を多数設置しています。これらの施設を観光パンフレットやホームページ、外国人観光客向けのSNSなどを通じて紹介し、新たな利用者層を獲得する取り組みを進めています。また、今後は、海外の商談会で千葉の魅力を紹介したり、千葉県産の農林水産物を使った料理との組み合わせでPRを行い、キャンプ場やグランピング施設への誘客を促進する方針です。
  6.  道路問題について
    質問: 東金九十九里有料道路の料金所が障害のある方にとって利用しにくいという問題について改善すべきか、またいすみ地域の自転車道について、交通量が多い国道128号を利用せざるを得ない部分についての対策と道路整備が必要と思うかを問いました。最後に、道路整備のための予算について、さらなる拡大が必要と思うかを質問しました。
    答弁: 東金九十九里有料道路の料金所について、障害のある方への対応として、優先レーン設定などの改善を検討すると回答しました。また、いすみ地域の自転車道については、安全で快適な自転車通行空間を整備するため、地元市町村と連携して取り組む方針を述べました。最後に道路整備の予算については、国の施策への要望を通じて、道路予算の確保に取り組んでいると回答しました。今後も利用者や地域と連携し、国への働きかけを行う方針を示しました。
  7.  医療問題について
    質問: 令和4年12月から5年2月にかけての超過死亡について、一部から新型コロナワクチンの接種が原因ではないかとの指摘がある。この説について国や県はどう考えているのか、また地域ごとの医療提供体制の構築についての見解を求めた。また、超過死亡とワクチン接種についての国の研究の進捗確認や郡部の医療提供体制の強化、千葉県総合救急災害医療センターへの期待感を表明した。
    答弁: 超過死亡の原因が新型コロナワクチンの接種であるとは考えていない。国の研究班や米国の観察研究結果から、ワクチン接種による死亡リスクの有意な上昇は認められない。ワクチン接種のピークと新型コロナ感染や死亡のピークが近いのは、感染拡大の兆しが見られる時期に高齢者などへの接種を強化していたためと説明できる。地域ごとの医療体制構築については、2次保健医療圏ごとの医療資源状況を把握し、役割分担促進、在宅医療推進、医療従事者確保等に取り組んでいる。周産期や小児医療などでは広域での連携も進めている。
  8.  教育問題について
    質問: 不登校児童生徒の問題と、高校の通級指導について問いました。不登校児童生徒数が過去最多となり、特に支援が必要な状況である。フリースクールやオルタナティブスクール等の活用が考えられ、千葉県の条例もそれを推進している。具体的な連携の進め方と、高校の通級指導の取り組みについて尋ねている。
    答弁: 不登校児童生徒の支援については、学校や教育委員会とフリースクールやオルタナティブスクールとの連携が重要。定期的な情報交換やサポートセミナーの開催、リーフレットの作成等でサポート。また、条例の策定にもフリースクール等から意見を求めている。高校の通級指導については、10校で実施中で、新たに巡回指導も開始。その効果や課題を検証し、充実に努めていく。
  9.  動物愛護について
    質問: 飼い主のいない猫の問題と、その解決手段としての不妊去勢手術推進事業について取り上げられました。猫は家族の一員としての役割を果たしているが、飼い主のいない猫(野良猫)はご近所迷惑を引き起こす可能性がある。そういった問題から、飼い主のいない猫の増加を防ぐための不妊去勢手術の実施が有意義であるとの立場を示した上で、不妊去勢手術等推進事業の実施状況について問いました。
    答弁: 県では飼い主のいない猫の繁殖防止と殺処分減少のため、市町村の不妊去勢手術等の取り組みに関連する経費を補助していると回答。昨年度は7市町から申請があったとし、今後は各自治体の対策の現状を把握し、会議や講習会で活用事例を共有し、講師を派遣するなどして、より多くの市町村がこの問題に取り組むよう支援する意向を示しました。

3 議会質問・答弁の書き起こし全文

【午後】一般質問 小路正和議員(自民党)

休憩前に引き続き会議を開きます。引き続き、質疑並びに一般質問を行います。通告順により、小路正和君。皆さんこんにちは。自由民主党夷隅郡市選出の小路正和です。登壇の機会を与えていただきました。先輩同僚の議員の皆さんに感謝申し上げますとともに、改選後初の質問となります。

いすみ市議会の浅尾議長、それから久我市議、そして岩瀬後援会長を初め講演会の皆様に久々に傍聴に来ていただきましたので、精一杯務めさせていただきたいと思います。それでは、初めに男女共同参画について伺います。

我が党では、令和3年に関政幸先生を中心に、女性活躍チャレンジ千葉の推進を進めるプロジェクトチームを立ち上げて、全国の男女共同参画条例を条例を研究するとともに、様々な立場の方から意見を伺いながら、女性がより輝ける社会の実現に向けた方策について議論、検討してまいりました。

こうした中、さきの2月議会では、男女共同参画にとどまらず、多様性が尊重され、誰もが活躍できる社会の実現を図るため、新たな条例を制定する方針が知事から示されました。男性も女性もより輝ける。社会の実現が図られるようになれば、それはそれで意義あることじゃないかと思い、中国はしております。

しかしながら、今国のLGBT法案もそうですけれども、ジェンダーフリーの議論、あるいはトイレをはじめとする女性の安全を守るための議論あるいはスポーツの性差の問題等々。非常に危惧することが起きているのではないでしょうか?多様性を尊重する素晴らしい世界が社会ができればいいですけれども、それが行き過ぎたことにならないかと警笛を鳴らしても行きたい、そのような中でお聞きしたいと思います。

男女共同参画社会の実現に向け、どのように取り組んでいくのか。次に、洋上風力発電について伺います。再生可能エネルギーEの中でも、洋上風力発電は主力電源化の切り札として位置づけられており、高い関心が寄せられております。

そうした中で私の地元のいすみ市でも、洋上風力発電という非常に大きなプロジェクトが計画されているということで、地元の注目は高いところであります。私としてもこのビッグプロジェクトを地元の発展のために、余すところなく活用していきたい、このように考えているところでございます。

その一つとして、気象状況によって、電力系統の上限を上回る余剰電力が生じた場合に、地元いすみ市で上手に活用することができないかと考えています。例えば災害が起きたときに、地域住民に何らかの形で電力を供給する仕組みを作ることができれば、地域の災害対応力の向上に資するものになります。

洋上風力発電の導入によって、こうした取り組みが進んでいくことで、洋上風力ができてよかったと、地元の方々に思っていただけると考えております。そこで伺います。洋上風力発電で生じる余剰電力を災害時に地域で活用すべきと考えるがどうか。

次に千葉県における自動車等盗難の発生件数は、全国的に見ても高水準で推移しています。今年の2月や6月には、私の地元のいすみ市内でも、看板業や造園業を営んでいる方の大切な仕事のユニックですね、クレーンの付いたトラック、あれが続いて盗難の被害に合い、身近で起きていることからも、強い危機感を抱いているところでございます。

千葉県は、高速道路等の交通網が発達していることや、盗難車の保管や解体に使われる、先ほどの中村議員の質問でありましたけども、ヤードが県内に数多く存在していることなどが考えられます。被害車両については依然として見つかっていない。

車両もあることから、既にヤードに運び込まれてしまっている可能性もあると考えられます。聞くところによりますとヤードに運び込まれた車が解体され、どこかの港から国外輸出されてしまい、見つかることは少ないということであります。

なので水際の対策が必要であると考えております。特に車を仕事で使う事業者の方々にとって、突如として仕事の車がなくなってしまうわけですから、経営上、死活問題と言える大変由々しき事態でございます。自分の思うがままに身勝手に車を盗む犯人を決して許すことはできず、更なる被害を防止するための研究対策を強く期待するところです。

そこで伺います。本県における自動車等の認知件数および検挙件数はどうか。自動車等を検挙するためどのように取り組んでいるのか。続きまして環境問題について、残土の問題とキョンの対策について伺います。千葉県は、残土による埋め立てが多く行われており、その中には崩落の危険性があるなど不適正なものもあります。

そこで千葉県と各市町村では、いわゆる残土条例を定めて、不適正な埋め立てを防止しているところですが、近年市町村の残土条例で許可を要する面積未満の残土の埋め立てと主張し、隣接して複数個所に渡り、埋め立てを行うなどして、結果的に無許可で大量の残土を埋め立てで行う悪質な事業者が現れております。

そこで伺います。市町村の残土条例の許可を要する面積未満で埋め立てると称する悪質な案件について県はどのように市町村を支援しているのか。次にキョン防除と、捕獲個体の活用について伺います。県内のキョンの推定生息数は、10年前の平成23年度に約2万4000頭だったものが、令和3年度にはなんと約6万7000頭と大きく増加しています。

また生息数だけでなく、最近では県北部でも目撃情報がある他、先日は茨城県で出没したという報道もあり、生息域の拡大も心配されているところです。これだけ増えている現状を見ると県としてキョンの根絶に向け、更なる捕獲強化に取り組むべきと考えます。

また捕獲したキョンはその多くが焼却や埋却で処分されているとのことですが、キョンの肉は台湾などでは高級食材として使われており、革や角を使用した製品は他の動物にはない魅力があります。特定外来生物は根絶を目指すものであるところを、商業資源とすることは批判的な意見もあるかもしれません。

しかしながら特定外来生物といえども、命のあるものです。根絶に向けて捕獲した範囲で有効に活用するのであれば、前向きに取り組むべきと考えます。実は私のこのネックレスも、キョンの角を使用したものであります。

有効活用の促進に加えて、命の重さを忘れないように身につけているものであります。キョンを活用した製品の魅力が認識され、浸透していけば、捕獲も促進されるのではないでしょうか? そこで伺います。キョンの捕獲強化に向け、県はどのように取り組んでいくのか。

また、捕獲したキョンの活用をどのように取り組んでいくのか。次に、キャンプ・グランピングについて伺います新型コロナの影響もあり、自然の中で非日常感を楽しめるキャンプ人気が続いており、最近では1人でキャンプを楽しむ方も増えている他、テント設営やバーベキュー道具を準備しなくても気軽にキャンプ気分を味わえるグランピングも注目を浴びています。

いすみ市もそうですが首都圏に位置しながら海あり山ありの千葉県は、肉魚野菜などキャンプで定番のバーベキューの素材も豊富であり、アウトドアに最適な土地柄である上に、最近では、海外観光客の注目も高まっていると聞いています。

県内のキャンプ場やグランピング場施設のより一層の拡大のため、千葉県の一大産業にできるものと考えておりますが、県としても積極的に誘客拡大に向けたPRに取り組んでいく必要があると考えます。そこで伺います。

県内のキャンプ場やグランピング施設のPRに県としてどのように取り組んでいくのか。次に道路問題について3点伺います。初めに、東金九十九里有料道路の料金所について伺います。この料金所では、海水浴シーズンなどは多くの方が利用し、料金所の手前から渋滞が長くすることがありましたが、令和2年度からは、7月から9月までの土日祝日、あるいはゴールデンウィークなどに料金所のレーンを増やす対策をしていただいてから、渋滞の発生が少なくなり、感謝をしているところでございます。

しかしながら東金九十九里有料道路の料金所にある無人の自動料金収受機が、障害のある方にとって利用しづらく、また料金の支払いに時間がかかり、それが原因で後ろに車が連なり、重圧を感じるなどの声を聞いております。

何か対応ができないかと考えておるところでございますが、そこで伺います。東金くじゅうくり有料道路の料金所について、障害のある方が利用しやすいように改善すべきと思うかと。次に、夷隅地域の自転車道について伺います。

令和3年には、この地域の自転車道を含む太平洋が自転車道が県内初のナショナルサイクルルートに指定されるなど、ますますサイクリング機運が高まっているところであり、さらには観光面にも大きく寄与するものと期待されています。

一方いすみ地域の自転車道に目を向けてみると、夷隅川から塩田川の間については、海岸沿いを走る景色が抜群で、かつ気持ちよく走行できる自転車道が整備されているものの、その他の区間では国道128号の車道を走行する状況になっております。

国道は交通量が多く、より安心して自転車道を自転車を利用するには、車道と分離された走行環境を整えることが理想であると考えます。そこで伺います。いすみ地域における県道九十九里一宮大原自転車動線の整備が必要と考えるがどうか。

道路問題の最後は道路整備の予算についてです。いすみ市あるいは外房へアクセスする道路の整備は非常に重要であるという考えは、毎回質問等で述べさせていただいております。そうした中、現状、圏央道の残る大栄横芝間などの整備が進み、さらにこの圏央道の整備効果を県内各地で広く波及させていくことが重要であることから、いすみ外房を地域においては、長生グリーンライン、外房グリーンラインはじめ、各バイパスアクセス道路の早急な整備が必要であると考えています。

また、安全安心で災害に強い道路環境を確保するため、県内の老朽化が進む道路施設について、点検措置等を適切に推進するとともに、道路の防災減災対策や無電柱化交通安全対策等の推進が山ほど必要だというふうに思います。

このように、県内の道路を重点的に推進していくためには、財源問題から避けて通れません。国庫補助金や交付金を確保するなど、今まで以上に道路予算を拡充させる必要があるのではないでしょうか?そこで伺います。道路整備を進めるため、更なる予算確保に向けてどのように取り組んでいるのか。

次に医療問題について、これは超過死亡、それから救急医療の充実等についてお伺いします。過去のデータをもとに予測される死亡者の数よりも、実際の死亡者の数が上回ることを超過死亡といいます。令和4年、昨年ですね、1月2月の死亡者数が例年に比べて非常に高くなったことを受け、昨年11月の決算審査特別委員会において、その死因の状況について質問をしたところです。

死亡者は人口動態統計によると、令和4年2月は6528人で、前年同月に比べ約1000人増えていますが、新型コロナウイルス感染症で亡くなった方は317人。となっており、1000人の317人ですから、新型コロナウイルス感染症による死亡者数という理由だけでは、超過死亡が説明がつかない状況に。

なっているわけでございます。その後、同年3月、8月頃にも同じような現象が起きていることが確認できます。そこで伺います。超過死亡について、最近の件、最近の傾向と県の分析はどうか。次に医療問題について伺います。

今般の新型コロナウイルス感染症拡大によって、本県の医療提供体制への負荷がかかりました。令和3年7月以降の第5波では、コロナ、コロナ患者用の病床使用率および重症病床使用率が80%を超えるなど、実質的に満床と言える状況となり、その他の機関でも70%を超える高い状況が見られました。

感染者の増加により、救急搬送困難事案も急増しましたが、第5波では救急搬送困難事案について、現場滞在時間が120分以上の件数が第3波と比較して3倍近くに。上がるなど、救急の現場が逼迫した状況にあったとのことであります。

今後新たな感染症が発生する可能性がありますが、このような非常事態に速やかに対応できるようにするためには、通常の医療提供体制をしっかり充実させ、足腰を強くしていくことが重要ではないでしょうか?また、令和4年度の県政世論調査によると、地域で安全、安心して受診できる医療体制にあると。

思わない旨を回答した割合が最小の地域では14.7%ですが、最大の地域では41.7%にものぼります。約3倍の開きがあるわけです。この結果を見ると、残念ながら千葉県は医療先進県と呼ぶことはできず、多くの県民が医療提供体制に不安を覚える状況であり、特に郡部においてその傾向が顕著となっております。

平時から県民が安心して暮らせる医療提供体制の構築に向けて、総合的な対策を講じる必要が必要性を改めて認識したところであります。そこで伺います。県民が安心して暮らせるよう、救急医療など医療提供体制の強化にどのように取り組んでいるのか。

教育問題についてこちらも二つ伺います。不登校についてと、高校の通級指導についてです。文部科学省の調査によると令和3年度の全国小中学校における不登校の児童生徒数が約24.5万人で、この数は10年前と比較すると、小学生で3.6倍、中学生でも1.7倍に増加しており、過去最多となっております。

これは不登校児童生徒のうち、学校内外の専門機関等で相談指導等を受けていない者が約8.9万人に上っており、これは大変憂慮すべき事態と考えます。こうした不登校児童生徒に対して、学校以外でも、多様で適切な学習活動等が行われるよう支援する必要があります。

具体的な支援策の一つとして、フリースクールや独自の理念と教育方針で学習を行っているオルタナティブスクール等の活用が考えられます。これらの民間団体を活用することで、不登校児童生徒の教育機会を確保することが少しでも可能になると考えます。

また令和5年4月1日から施行された千葉県、不登校児童生徒の教育機会の確保を支援する条例では、フリースクール等を含めた関係者の相互の密接な連携のもとに、不登校児童生徒の教育機会を確保していくことが基本理念の一つとされております。

そこで伺います。不登校児童生徒の支援において、フリースクールやオルタナティブスクールとの連携をどのように推進していくのか。次に、学校の中には障害による様々な困難を抱えている子供たちがいます。こうした子供たちに対して、教育委員会では、子供たち一人一人に応じた特別支援教育を行っています。

その取り組みの一つに、発達障害などのある児童生徒が、事業の大部分を通常の学級で受けながら、一部の事業を別室で学ぶ通級による指導があります。小中学校では通級による指導を必要とする児童生徒が年々増加したことから、各市町村において体制の充実が図られ、令和4年度には7430人が指導を受けています。

すると約2.5倍の増加となっております。一方、今後、高等学校においても、特別な支援を必要とする生徒の増加により、通級による指導のニーズが高まっていることが考えられます。そこで伺います。県立高校における通級による指導について、どのように取り組んでいるのか。

最後に動物愛護についてであります。飼い主のいない猫の不妊去勢手術等推進事業について伺います。犬や猫は単なるペットではなく、我々の日々の生活に癒しを与えてくれる家族のような存在になっていると聞きます。一方で飼い主のいない猫も存在します。

いわゆる野良猫であります。野良猫自体は昔からいますし、野良猫が悪いわけではないかもしれませんが、その猫が餌をあげたりして居着くことによって、ゴミを散らかす、糞尿する庭を荒らす車を傷つけるなど、ご近所に迷惑をかけることにもなる、こういった苦情も少なくありません。

そうしたことから、先ほども中村議員の質問でありました通り、多頭飼育崩壊ですとか、遺棄や虐待などの問題にも繋がりかねません。こうした問題を解決するため、飼い主のいない猫が必要以上に増えないように、不妊去勢手術を実施することは非常に有意義であると。

考えています。本事業は過去に県が直接補助を行っていないいたものを、全館全県下に広げるため、県内市町村が実施する飼い主のいない猫対策に助成する事業に見直したものであり、これ自体は評価いたします。そこで伺います。

飼い主のいない猫の不妊去勢手術等推進事業の実施状況はどうか。以上で1回目の御質問を終わりとさせていただきます。明快かつ前向きな答弁をいただければと思います。ありがとうございました。

小路正和君の質問に対する当局の答弁を求めます。知事熊谷俊人君。

自民党の小路正和議員のご質問にお答えをいたします。

まず男女共同参画の取り組みについてお答えをいたします。少子高齢化やデジタル化の進展など社会経済情勢の急速な変化に対応していくためには、男女が性別に関わりなく、その個性と能力を十分に発揮することができる男女共同参画社会の実現が重要です。

そのため県ではこれまで5次にわたる男女共同参画計画に基づき、女性登用の拡大や子育て支援に取り組む中小企業の好事例の周知県民や企業を対象とした講演会の開催など、様々な施策を推進してきたところです。今後も関係団体等様々な主体と連携をして、男女共同参画の意識醸成を図るとともに、企業経営者等を対象とした女性人材の育成登用に関する研修会を開催するなど女性が活躍できる環境作りを進めてまいります。

次にキャンプ場やグランピング施設のPRについてお答えをいたします。都心から近く、温暖で豊かな自然に恵まれた本県は、気軽にアウトドアが楽しめる環境にあることから、キャンプ場に加え、近年は個性的なグランピング施設が数多く設置されるなど、県の観光の特色になりつつありますこうした動きを受けて、県では観光パンフレットやホームページなどで県内キャンプ場やグランピング施設を紹介している他、外国人観光客向けのSNSでも発信するなど、新たな利用者層の確保にも努めているところです。

今後は海外の商談会などでも、千葉の魅力の一つとして紹介していく他、アウトドアで手軽に楽しめる黒アヒージョやジビエなど県産農林水産物を利用した料理と組み合わせたPRを行うことなどにより、県内キャンプ場やブラングランピング施設への誘客を図ってまいります。

私からは以上でございます。他の質問につきましては、担当部局長からお答えをいたします。

保険保険医療担当部長、井口豪君。

私からはまず、超過死亡についてお答え申し上げます。国立感染症研究所は死因を問わない超過死亡について、本年5月分まで発表しており、それによると、関東地方において新型コロナウイルス感染症が拡大していた令和4年12月令和5年1月および2月に超過死亡がみられます。

また令和5年4月および5月は逆に過少死亡が見られております。一般に超過死亡は複合的な要因によって発生するとされておりますが、新型コロナウイルス感染症の流行の時期には、新型コロナウイルス感染症のみならず、外出自粛に伴う病院の不受診、新生活習慣の変化に伴う持病の悪化、医療の逼迫等が影響する可能性が指摘されてございます。

次に救急医療など医療提供体制の強化に係る取り組みについてのご質問ですが、県では保健医療計画に基づき、がんなどの5疾病および救急医療など4事業について、急性期から慢性期に至る切れ目ない医療提供体制の構築に向けた医療機関の役割分担や相互の連携の推進等に取り組んでいるところです。

このうち救急医療については、休日夜間等の救急患者を受け入れる病院群輪番制の強化を図っている他、重症の患者を受け入れる救命救急センターや、全県対応でさらに高度な救急医療を提供する高度救命救急センターの整備を進めてございます。

また、今般の保健医療計画の改定にあたり、新興感染症発生、蔓延時における医療等に関する対策を新たに盛り込む盛り込むこととしており、今後も県民一人一人が地域で安心して生活できるよう、医療提供体制の強化に取り組んでまいります。

次に飼い主のいない猫の不妊去勢手術等推進事業についてお答えを申し上げます。県では飼い主のいない猫の繁殖を防ぎ、猫の殺処分の減少を図るため、令和元年度から市町村が実施する不妊去勢手術等の取り組みに係る経費を助成しており、昨年度は7市町から申請があったところです。

今後は県内自治体における飼い主のいない猫対策の現状等を把握し、市町村の担当者が参集する会議において活用事例を紹介するとともに、地域住民向けの講習会へ講師派遣するなど、より多くの市町村の取り組みを促すよう支援を実施してまいります。

以上でございます。環境生活部長、井上容子君。

私からは環境問題についてお答えします。まず、市町村の残土条例に基づく対応への県の支援についてのご質問ですが、市町村の残土条例の許可面積未満と称する埋め立てを繰り返し、結果として、無許可で大量の埋め立てを行うような悪質な事案については、実態を把握し、その実態に合わせた適正な対策を講じる必要があります。

そこで県では、当該市町村に対し、自らの条例に基づき、まず、行為者や現地の状況を調査するなどにより、事案の実態を把握した上で、事業者の同一性、埋め立て時期などから、埋め立ての一体性を検討するよう助言しています。

さらに市町村が事業者を是正指導する場合には、指導の方法や行政処分の手続きに関する助言などを行っています。今後もそれぞれの市町村が抱えている問題に応じた支援をしてまいります。次に、キョンの捕獲強化に向けた県の取り組みに関するご質問にお答えします。

県では市町村等と連携して、キョンの捕獲に取り組んでおり、令和3年度は県全体で約8600頭を捕獲しましたが、生息数の減少には至っておらず、対応の強化が必要と認識しています。このため今年度は、新たな捕獲方法の開発を目的として、同じ鹿科の動物などで用いられる大人数での追い込み捕獲などの手法を応用した実証事業を行うこととしています。

また、住家周辺では、ペットなどが誤ってかかる恐れがあり、わなを設置できないという声を踏まえ、より安全性の高い箱わなを用いた捕獲方法の実証を行っているところです。今後は実証事業等で得られた知見や技術を、市町村や捕獲事業者等と共有し、キョンの捕獲体制の一層の強化を図ってまいります。

最後に捕獲したキョンの活用に関するご質問ですが、捕獲した鳥獣を有効に活用することは、捕獲従事者の意欲を向上させ、積極的な捕獲の推進に繋がるものであり、また命を無駄にしないための取り組みでもあると考えています。

このため県では、今年度新たに実施する有害鳥獣捕獲協力隊事業において、ふるさと納税の返礼品としてキョンの革製品や肉を予定している他、観光イベントなどの様々な機会を捉えて、キョンを活用した製品を紹介していくこととしています。

キョンは特定外来生物であり、引き続き早期根絶を目指し、啓発や捕獲に取り組むとともに、捕獲に当たっては、適切な活用を促進してまいります。以上でございます。

商工労働部長、野村宗作君。

私からは洋上風力発電についてお答えします。発電で生じる余剰電力を災害時に地域で活用すべきとのご質問でございますが、洋上風力で発電した電力はCO2を排出しないエネルギーであり、脱炭素化の促進の観点から、余剰電力を無駄にすることなく、地域において最大限活用する、していくことが重要と考えております。

災害時の活用はその有効な手段の一つと考えています。具体的には、平時に余剰電力を蓄電池に充電して、停電時に避難所等の非常用電源として活用することや、平時に余剰電力で水素を生成し、停電時に燃料電池を用いて、水素から電気を作ることなどが考えられます。

その一方で、蓄電池や水素の利活用が進むためには、導入コストの低減や装置の小型化に課題があり、技術革新が必要です。県としてはそうした動向を見据えながら、余剰電力の効果的な活用方法について検討を深めてまいります。

以上でございます。県土整備部長、池口正晃君。

私からは、道路問題についてのご質問にお答えします。初めに、東金くじゅうくり有料道路の料金所についてのご質問ですが、当該道路の料金所は自動料金収受器を採用しており、障害のある方などは補助を必要とする場合は、隣接する管理事務所でモニター監視を行っている職員が対応しています。

障害のある方に対する通行料金については、これまで事前登録している1人1台の車両のみ50%の割引を適用していましたが、本年3月27日からは、事前登録されていないレンタカーなどの車両についても割引対象として拡大されたところです。

また、料金所の更なる利便性の向上を図るため、上下線各2レーンのうち、1レーンを障害のある方の車両を誘導する。優先レーンとして設定するなどの検討を進めてまいります。次に、県道九十九里一宮大原自転車道線の整備についてのご質問ですが、当該路線は、九十九里町からいすみ市を結ぶ約33kmの自転車道で、日本を代表するナショナルサイクルルートに指定された。

太平洋が自転車道の一部を構成する路線です。このうち、いすみ地域においては、いすみ市岬町江場土地先から深堀地先までの区間が、自転車道、自転車専用道として整備されていますか。その他の区間は国道128号を利用することとしており、これまでに、矢羽根型路面標示等の設置を進めてきたところです。

県としては、地元市町村等と連携しながら、安全で快適な自転車通行空間の整備に努めてまいります。最後に、道路整備の予算確保についてのご質問ですが、本県の道路ネットワークをさらに充実させていくためには、必要な予算を確保し、重点的に道路整備を進めていく必要があります。

このため県では、国の施策に対する重点提案要望などにおいて必要な道路整備管理が長期安定的に進められるよう、国土強靱化のための対策予算も含めた道路予算の確保について、毎年度、国に要望しているところです。今後もあらゆる機会を捉え、道路いう利用者や県内市町村と連携し、国に対して働きかけてまいります。

以上でございます。教育長、富塚昌子君。

初めに、フリースクールやオルタナティブスクールとの連携に関するご質問にお答えいたします。不登校児童生徒の社会的自立に向けた支援に当たっては、学校や教育委員会とフリースクールやオルタナティブスクールが積極的に連携しながら、相互に協力することが重要と考えています。

そのため県教育委員会では、フリースクール等の民間団体と定期的に情報交換を重ねながら、こうした団体の活動を紹介するリーフレットを作成する他、不登校児童生徒や保護者が、これらの団体と個別に相談できるサポートセミナーを開催しています。

また、不登校児童生徒の教育機会の確保を支援する条例に規定する基本方針の策定に当たり、フリースクール等からも意見を求めることとしており、今後一層連携を強化して、児童生徒一人一人の状況に応じた支援が充実するよう努めてまいります。

次に、県立高校における通級による指導の取り組みについてのご質問ですが、県立高校では、通級による指導を10校で実施しており、障害による学習上や生活上のつまずきの改善および克服生徒本人の学習意欲や自己肯定感の向上が図られています。

他の高校においても、通級による指導のニーズが高まっていることから、今年度から通級指導実施校の教員による巡回指導を開始することとし、具体的に要請のあった2校に担当教員を派遣して、生徒の実態把握や面談など準備を行っているところです。

今後は、通級指導担当教員などによる連絡協議会において指導の効果や課題等を検証し合うことにより県立高校における通級による指導の一層の充実に努めてまいります。以上でございます。

警察本部長、田中俊恵君。

私からは自動車の盗難についてにもお答えいたします。

まず自動車盗の発生状況等についてのご質問ですが、令和4年中における自動車盗の認知件数は627件であり、令和3年中と比較して132件減少した一方、検挙件数は213件であり、令和3年中と比較して43件増加いたしました。

本年は5月末現在で認知件数は279件であり、前年同期と比較して39件減少し、また、検挙件数は17件であり、前年同期と比較して46件の減少というところです。続いて、自動車盗を検挙するための取り組みについてのご質問ですが、最近の自動車盗では、車を盗む実行役の他、ヤード等へ搬送する役、解体する薬など細かく役割分担がなされ、接種から処分まで組織的に敢行される事例が見られるところです。

また犯行手段についても、特殊な器具を用いて電子的に解錠して犯行におよび、翌日には解体され、数日のうちに県外の港から海外に輸出される例も確認されるなど、犯行対応がハイテク化、スピード化、広域化しています。

県警ではこうした状況を踏まえた県警察とも緊密に連携を図り、合同捜査を推進している他、税関などの関係機関とも情報共有を図るなど、検挙対策を強化しており、被害防止の両面から自動車盗対策を推進してまいります。

以上でございます。

議長小路正和君。

はい。ご答弁ありがとうございました時間がないので早速要望、それから再質問に移らさせていただきます。男女共同参画について、要望です男女が互いを尊重しつつ、ともに責任を分かち合い、一人一人が活躍することできる社会を次のを実現していくことは、確かに大事であり、新たな条例の制定がその一助となることを、これは期待するところであります。

一方で男性女性、性差そのものの否定や伝統的な家族間の否定など、極端な声が社会に広がっていないかを懸念しております。また生きづらさを抱える方々の声に耳を傾け、その解消を図ることは大事ですが、社会の分断、あるいは逆差別等を招かぬよう、様々な立場の方への配慮が必要であり、バランスのある柔軟な対応を進めることが必要と考えます。

寛容な社会を作り上げるためにも、こうした点にも留意しながら、議会とも丁寧な議論を重ね、条例や施策の検討を進めていただくことを要望します。繰り返しますけども、国やメディアや専門家等々、一部、私は危険な方向に行ってるのではないかと日々危惧をしています。

伝統的な日本文化や、先ほど言いましたけども、家族のあり方等々も大事にしていく必要があると考えます。そういったことも、我が党もそうですけれども、議会そして執行部の皆さんも十分に議論した上で作っていくことが、肝要かと思います。

よろしくお願いします。

洋上風力発電について要望です。地域における余剰電力を活用した災害時の取り組みが促進されるよう、地元関係者と連携してしっかりと検討、検討していただくことを要望します。洋上風力発電で生じる余剰電力を活用したグリーン水素生成の取り組みなどを通じて、水素の利活用が進めば、将来的には燃料電池を使った農機具。

漁港における燃料電池フォークリフトの活用の他、ビニールハウス内の暖房等に使用される化石燃料の脱炭素化、いすみ市が基幹産業である農業や漁業においても、脱炭素エネルギーの活用が進んだオーガニックかつエコのまちとして地域作りができると期待しております。

また洋上風力発電の導入については、一部の漁業者から漁業に与える影響を心配する声を聞いています。漁業者の理解を促すためにも、県にも協力していただいて、地元漁業による勉強会が行われるところで行われているところでありますが、今後も地区ごとの勉強会を行うなど、引き続き丁寧に対応していただくよう要望します。

次、自動車盗についてです。県警によると、私の地元いすみ市内で、令和4年中の自動車盗の認知件数は、過去5年で最も多い6件となっており、今年の6月末までは既に5件となっていることから、このままのペースでいけば、昨年の6件上回ってしまうと憂慮しています。

千葉県の自動車盗の発生件数が全国的に見ても高水準で推移していることから、さらなる被害を防止するために、引き続き研究体制の対策の強化を要望いたします。環境問題についてです。先ほども無許可で隣接して複数箇所にわたり、残土の埋め立てを行う案件について県は市町村を支援していくとの答弁がありました。

先ほどの自動車盗難もそうですけれども、この残土の問題も非常に相手の人たちは巧妙になってきています。ぜひ県の部局もそうですけども、千葉県警の威信をかけて、こういった問題にも取り組んでいただくよう、要望をする次第でございます。

キョンの捕獲について、残念ながら大幅に増えている種生息数であります。いろいろな施策、新しい施策もやっていただくということであります。先ほども有害鳥獣の勉強会ありましたけども、ジビエ等にもきっちりキョンも使っていただいて、推進していただくよう要望したいと思います。

キャンプ・グランピングについてであります。私の地元いすみ市では、キャンプ場やグリーン、グランピング施設の他、民泊ノウハウなども増えてきています。小規模商業のものが多く十分なPRができていないという声も聞きます。

GoToキャンペーンでは、キャンプあるいは農泊、そういったものに手が届いていない、異分野の事業所もあります。県としてもこうしたスタイルの宿泊施設について積極的にPRしていただき、県内外からの多くの御利用ができるよう取り組んでいただくよう要望します。

黒い非常灯も期待しておりますので、ぜひPRしていただきたいと思います。道路問題、料金所の優先レーンを設定していただくよう検討を進めていただいてるということです。ぜひ、料金所の障害者優先レーンがあれば、障害者の方も安心して使える、健常者の方も、そこを回避できる、そういうことができると思いますので、お願いします。

将来的にはETCやSuicaの活用を要望しておきます。それから自転車道です。先ほども言いました通り、一宮の釣ヶ崎海岸からいすみ市の江場土までは国道を使ったり一般道を使ってのサイクリング道路になります。

ぜひ、自転車専用のサイクリングロードの整備をして、太平洋沿岸のサイクリングロードにしていただきたいと思っています。予算についても、先ほどのお話の通り、しっかりと国に要望していきたいと、いただきたいと思います。

医療問題については再質問します。令和4年12月から5年2月にかけて超過死亡が見られた。また、超過死亡は複合的な要因にもって発生されるとされているが、新型コロナウイルス感染症の流行の時期には、新型コロナウイルス感染症や外出自粛に伴う病院不受診等が影響する可能性が指摘されるとの答弁がありました。

一方で、千葉県における新型コロナワクチンの接種者数を見ると、令和4年2月や3月には100万人を超えるなど、死亡者数のピークと時期が重なっているように見受けられます。一部の方々からは、死亡者数の増加にはワクチンの影響があるのではと主張がされています。

そこで再質問いたします。超過死亡の原因が新型コロナワクチンの接種であるという説について、国や県ではどう考えているか。医療提供体制についても、再質問します。地域ごとにどのように医療体制を構築していくのか、質問したいと思います。

教育問題について、フリースクール。不登校の問題、オルタナティブスクールの問題、非常に大事だと思います。引き続き取り組んでいただきたいと思います。それから、高校の通級による指導を、こちらもさらに進むことを期待しています。

巡回指導等、新たな取り組みは、非常に感謝しております。よろしくお願いします。動物愛護について7市町というのはまだまだ少なく感じました。各市町村にきっちりと連携とって継続的に取り組んでいただくよう、こちらは要望したいと思います。

以上2回目です。保健医療担当部長、井口豪君。

超過死亡の原因が新型コロナワクチンの接種であるという説についてのご質問ですが、国の研究班がワクチン接種の一定期間とそれ以外の期間を比較解析した結果、また米国における死亡リスクの観察研究の結果において、新型コロナワクチンの接種による死亡リスクの有意な上昇は見られなかったとされてございます。

またワクチンの接種のピークと新型コロナウイルス感染症の発生、また死亡のピークが近くなることについてですが、感染拡大の兆しが見られる時期に、行政の側から高齢者等を中心にワクチン接種を励行してきたことでも合理的に説明がつくところでございます。

これらのことから超過死亡の原因が新型コロナワクチンの接種であるとは言いがたいと考えており、国でも同様の認識と承知をしております。次に地域ごとにどのような医療提供体制を構築していくのかとのご質問ですが、県では保健医療計画に基づき、2次保健医療圏ごとに医療資源医療資源等の状況を把握し、関係者、関係者と協議しながら、医療機関の役割分担の促進、在宅医療の推進、医療従事者の確保等に取り組んでいるところです。

また、周産期や小児医療などの分野では限られた医療資源を効率的に活用するため、2次保健医療圏を越えた広域での連携の促進にも取り組んでおり今後とも地域の状況を踏まえ、医療提供体制の構築に取り組んでまいります。

以上です。小路正和君。

ありがとうございました超過死亡について最後要望します。県では超過死亡とワクチンに関する分析等を継続して行うように国に対して要望していると聞きました。超過死亡の分析については県のレベルで調べるのはなかなか難しいと思います。

国には研究を続けてしっかり調べていただきたいと思いますので、県には適宜進捗状況を確認するなど国の動向を注視するよう要望します。それから郡部における医療提供体制の弱さが明らかになったと思います。対策をちょっと講じていただきたいと思います。

千葉県総合救急災害医療センターにも期待しています。以上です。ありがとうございました。次に、加藤英雄君。