柏駅前は商業のエリアとしてにぎわってきました。
しかし、今、マンションが建設され、住宅街としての性格も強くなってきています。
人口が減少していく中、駅前を住みよい街にしていこうというのは全国的な流れです。
公園や緑、子育て施設や図書館、歩きやすい道路などを整えていくことが求められています。
こんなにも急激に人口が増えているにもかかわらず(急激に増えたからか)、柏駅前には保育園や小学校が不足しています。児童館も空白地帯です。
柏駅前の子育て世代が、どのような場所に足を運んでいるのか?、買い物や遊ぶ場所はどこか?、困っていることはどんなことか?、などを調査しています。
息子と散歩することで、当事者として考えることができます。子どもたちの場所に、平日の午後に男性1人で見学に行くよりも、息子と遊びに行くほうが調査しやすいものです。
駅前に、お金にならないスペースを作ることはもったいないと考えられていたのは昔の話になりました。
集客のためという考えもありましたが、今では商業中心よりも住みよい街づくりとして、買い物や生活環境を整えていくことが活性化につながると考えられるようにりました。
住宅、オフィス、商業施設が混在させ、昼夜問わず人の流れを生み、街の活気を保つという考え方が、これからの流れになるでしょう。
残業の問題などが課題となり、働き方改革などが示されてきています。
在宅勤務や地元での起業が盛んになるような支援策も重要になってきます。
コワーキングオフィスといった直接的なものだけでなく、子育て環境や情報の拠点となるような図書館などは、魅力的な街の要素となると考えています。