徹底対談 -リヒテルズ直子さん×鈴木大裕さん(聞き手は平川理恵さん)-今、求められる公教育とは2

ヨーロッパからの視点とアメリカからの視点が示され、これからの日本の教育はどこへ向かっているのか、そして、何をすべきかのヒントが得られました。

すべての子どもたちに成長の機会を保障することが公教育の役割。

フィンランドやスコットランドでは科目が廃止されています。学校の授業は、科目で分断されていないか?
生きた世界から学んでいるか?
学校が人間らしい社会として動いているか?
これまでの授業のあり方が見直される時です。

学校で学ぶべきことは、この社会の一員として生きるためのシチズンシップです。
アメリカでのシチズンシップ教育のお話をお聴きし、英米のエリート教育についての議論もありました。

学校は小さな社会です。
子どものためにより良い教育を考えることは、民主主
義社会を築くことにつながるといったご意見にも勇気づけられました。IMG_6977

具体的なご提案としては、教員のサポートを中心にした支援策が示されました。

オランダの教育行政のシステムを参考に、日本の既存の教育行政をリニューアルすることが可能と、私は考えています。

教育委員会をオランダの教育監督局と教育センターの機能に整理し、学校の裁量権を増やしながらも教育の質を保ち、教員の研修や教材研究の支援を充実させていくこと。

学校運営協議会をオランダの学校経営戦略委員会を参考に活性化させ、PTAや地域とともに学校を支えていくこと。

教育書予算を教材開発費や教員研修費に転換させること。

柏市にも提案してまいります。

産業化•都市化して人間性が失われてきたところに、オルタナティブ教育が生まれたことを考えると、今、地方に大きなチャンスがあるというご指摘も興味深かったです。

このような機会を頂きました主催者の方々に感謝しています。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)