昨日は、柏市議会の教育民生委員会が開かれました。
教育民生委員会では、子育てや教育、福祉や医療に関する市民生活に密接した内容が話し合われます。そのため市民の方々からの要望も多く、切実です。
そういった声を受けて、柏市にも事業の進捗を確認したり、問い質したりする委員会が開催されます。
特に、もめるような内容ではありませんでしたが、報告と質疑応答で約3時間ほどでした。
私が議員になった時と比べても、話し合いが丁寧に行われるようになってきたと感じます。
柏市(行政)のやっていることを議会が丁寧に議論することは、市民のチェックが行き届き、市民の声が届くことにつながります。
もっと、行政がオープンになり、市民の声が実現されるよう、議会として役割を果たしていかなければなりません。
懸念されることは、議会と市民がかけ離れてしまうことです。
しっかりとチェックすればするほど、行政や議会内での話し合いは増え、調査研究も増えます。
議員としての専門性も高まります。
しかし、地域をプラプラ歩き、声をかけられ、いろんな話に耳を傾け、市政に活かすということは、牧歌的な時代のようにもなってきています。
議員が、研究者や官僚のようになってしまうこともあります。
たしかに議員は、休む間も無く、行政と対峙しているほうが働いているように見えます。
ただ、議員が地域に入り、自由な調査(コミュニケーション)ができるような時間も確保していかなければ、本末転倒になってしまいます。
そのためにも、もっと会議を効率よく、進めていかなければと考えます。
委員会でも、たくさんの委員が参加し、さらにもっとたくさんの職員さんたちが、会議に参加しています。
しかし、発言は質問者と答弁者です。
聴いている人たちの考えも、スクリーンに表示されるような仕組みも実現させるなど、まだまだ工夫の余地があります。
その場の議長がファシリテーターとなり(あるいは専門家を設置し)、凝縮した議論や対話を生み出していくことも可能だと考えます。
要望ばかりでは、自治体としては成り立たちませんが、もっと市民と共に作り上げていけるような努力が必要です。
自分たちのことだけを主張する声ではなく、社会全体や未来を考えた話し合いが広がっていくような仕組みや運動が期待されます。
以上、私の雑感です。
昨日の教育民生委員会では、柏市当局からは以下の報告がありました。
1 生活保護受給者の状況
2 保育園入園保留者の状況
3 児童相談所について
4 柏市教育振興計画の実施状況
5 小中学校の部活動改善《ワーキンググループの検討状況》
6 教職員の療養休暇等の現状と代替教員の配置状況
7 いじめ、不登校の状況
8 補導の状況
〈以下、資料での報告〉
9 障害福祉課所管の手当•見舞金の支払い状況
10 こども福祉課所管の手当•給付金の支払い状況
11 子どもの貧困問題《ヒアリング、アンケートの回答内容》
12 甲状腺超音波検査の実施状況
私からは、部活動のワーキンググループが示すガイドラインについて質問しました。
理想的な内容だが、いかに実現させるか?学校現場の努力だけでなく、大会運営や総合型地域スポーツクラブなど、構造的な課題についても踏み込むべきではないかと指摘致しました。