多くの子どもたちが通う公教育の持つ役割、課題、これからの学びの場について考えるお話をお聞きしました。
2010年全国で女性初の公立中学民間人校長として横浜市の中学校に着任された平川理恵•横浜市立中川西中学校校長のお話をお聴きできました。
横浜市立中川西中学校内にフリースクールを設置されました。
教員の加配がない中、学校で授業を分担し、フリースクールの教員を確保されたとのこと。
部活動時間も削減されたそうです。
自分の子どもが不登校になったら?
自分の子どもが教員になったら?
平川校長は教員に問いかけ、当事者意識を持たせたり、教員としてのやり甲斐を引き出したり、文字通り、学校のマネージャーとしての役割を果たしているように思いました。
気軽に参加できるPTA茶話会も開催し、コミュニケーションを続けてこられたそうです。
校長の切断と保護者の理解で、大体のことは、学校で実現できるということを示して頂きました。
ただ、予算や学習指導要領の壁については、学校だけではどうにもならないとのこと。
私は、教員を辞め議員として、子どもたちの教育環境を整えるため、予算や制度に働きかけてきました。
活動を通して、保護者、教員、子どもたちの意思を表明していくことが、社会を動かしていくと感じます。
平川校長からは、教科書の予算 年間400億円や教育委員会の予算9000億円のそれぞれの予算を半分にするなどして、個別学習ができるタブレット購入などにあてられないかといったご提案もありました。