11/7のまちカレ記念講演に関して,千葉日報11/8県西版にも掲載して頂きました。
http://
冷凍技術で食料危機克服
「アビー」社長講演 柏まちカレプレ開放講座
2009年11月09日11時13分[県西エリア]
来春本開校を目指す生涯学習講座「柏まちなかカレッジ(通称柏まちカレ)」のプレ開校講座が7日、柏市の県立東葛飾高校で開かれ、冷凍技術で世界から注目されている「アビー」(本社・我孫子市)の大和田哲男社長が「細胞・組織を生かしたまま冷凍する技術で食料危機を克服したい」などと講演した。プレ開校講座は11、12月の2カ月で17プログラムを行い、来春の本開校につなげる。
講演した大和田社長は、既存の急速冷凍技術と、「CAS(キャス)」機能を使った独自の冷凍技術の仕組みを紹介。急速冷凍だと凍結の過程で細胞の組織が破壊されるのに対し、CAS機能だと一瞬で凍結するため細胞の組織を生きたまま保存することが可能になったと説明した。
CAS機能により、食物を長期間「おいしく」保存できるとし、「食料のムダをなくすことができる。今まさに直面している世界の食料危機の問題が克服できる」。
具体的には、野菜が収穫過剰となった時にCAS機能で冷凍して“出荷調整”したり、形が規格外のため廃棄される野菜を加工・冷凍し、外食産業で活用したりする。大和田社長は「システムが浸透すれば、過疎地帯に働く場が確保される」と波及効果も訴えた。