自転車政策ついて
(1)職員の交通費不正受
(2)職員の自転車通勤奨励
(3)柏駅–手賀沼に、自転車道あるいは自転車ナビマークの設置
(1)まず1点目、職員の不正受給についてです。自転車や徒歩で通勤する職員に対しても交通費は支給されるのでしょうか。
自転車や徒歩で通勤しているにもかかわらずバス代や電車賃を請求している職員がいるという声を聞きました。
一定の距離を移動しているための代償という考えもあるのかもしれませんが、全職員に徹底すべきです。
いかがお考えでしょうか。
(2)次に、自転車や徒歩の通勤を奨励することについていかがお考えでしょうか。
自転車や徒歩通勤によって生活習慣病の予防や医療費の削減、時間の活用、自動車と比べたときの環境負荷や経済的負担の軽減などメリットが得られます。
そこで、大分市や豊橋市などで行われているように、自転車通勤者の通勤手当増額や一定距離以上の徒歩通勤者への通勤手当支給など、自転車や徒歩の通勤者を優遇するようなことは可能でしょうか、柏市の考えをお聞かせください。
(3)次に、自転車政策についてお尋ねします。
走行空間がないことやマナー違反の自転車の利用者や放置自転車を盾に、自転車についての話し合いが停滞しているように感じられます。
歩道は歩行者が優先され、車道では自動車の邪魔となり、現在自転車は走りにくく、居場所がないのが現状です。
一方で、利根川や手賀沼には走りやすい道があります。自転車道などを設置してこれらの道をネットワーク化することは、非常に意味があると思います。
写真をお願いします。
これは、アムステルダムの駅前の自転車道です。次お願いします。これは、愛媛県の松山市で、昨年の視察に行ったときに撮ったものです。自転車道は、設置するハードルが高いというときには、自転車ナビマークというのがあります。またお願いします。
この自転車ナビマークとは、警視庁で導入された自転車が通行すべき部分と進行すべき方向を路面に表示するための法定外表示です。さらに、これらの道と交通の拠点となる駅などを結ぶことで市民の生活の満足度が高まり来街者もふえ、地域の活性化に寄与することも考えられます。
次もお願いします。
これは、東京の昭島市です。ありがとうございます。例えば、柏駅の東口から手賀沼までの道路に自転車道や自転車ナビマークを設置するなど、自転車が走りやすい道をネットワーク化することについてどのようにお考えか、お聞かせください。
◎総務部長(吉田克夫君) 私からは通勤手当の支給に関することについて御答弁を差し上げます。
まず、公共交通機関の利用者に対しては、定期券の最長通用期間の額、通常ですと6カ月になりますね。
一月単位で定期券買えますけれども、六月の額をその月数で割った額を毎月支給しております。
自転車と自家用車等の利用者に対しては、通勤距離が2キロメートル以上の場合に通勤距離に応じて月額2,000円から2万4,500円を支給しているところです。
なお、徒歩通勤の場合は、通勤距離にかかわらず通勤手当は支給しておりません。
同じ距離の通勤を自転車等々公共交通機関においてその手当ての額を比較しますと、例えば我孫子駅から本庁舎まで通勤する場合、自転車等の利用者の手当額は月額2,000円となるのに対して、JR利用者の手当額は月額3,780円となり、公共交通機関利用者の手当の額が高くなる形になります。
なお、不正受給防止については、適切な申請の周知と適宜チェックをしてまいります。
(2)次に、徒歩通勤及び自転車通勤の奨励の件についてでございます。自転車通勤者に対して手当額を増額することについては、名古屋市などの一部の自治体において実施例がございます。先進自治体の事例のほか、環境面、健康面でのメリットや通勤災害増加の可能性など、さまざまな面から検討していきたいと考えております。
◎土木部長(石井健三君)
柏駅から手賀沼までの自転車ナビマークの設置についてお答えいたします。
議員御指摘のナビマークについては、写真にございましたように、道路の路肩に自転車の通行帯や進行方向を示したものでございます。
これにつきましては、昨年度国交省より安全で快適な自転車利用環境創出のガイドラインが警察庁と連携のもと、道路管理者等に指針が示されたところでございます。
市としましては、この指針を参考にして、自転車の走行環境の整備計画を立てることを考えております。
具体的には、今年度協議会を立ち上げ、来年度までの2カ年で計画を策定し、現況調査から自転車ネットワークの路線の設定、それに向けた整備形態の選定まで、一体となった整理検討をしてまいります。
しかしながら、柏駅周辺市街地の道路空間は狭く、交通渋滞の発生、また歩行者や自転車利用者にとっても、決して快適な利用しやすい環境にあるとは言えません。
このような市の実情を踏まえた中で、手賀沼からのネットワークの実現性の可否、また実現化へ向けた課題など整理してまいります。
以上でございます。
【2問目】
自転車のナビマークのことについてお尋ねします。
やはり日常の中に非日常があって、そういうのが魅力あるまちの条件の1つに挙げられるのではないかなと思います。
柏は、豊かな自然が近くにあるという利点を生かして、住宅地や商業地のほかの中にもこの自然環境の魅力を取り組んでいくことができるのではないかと思います。
今、走行空間がないということや、あとほかの市民の方からマナー違反の話であったり放置自転車のようなことを議論して、自転車の話し合いというのがやはり停滞しているように感じるところであります。
今この柏駅の周りでは、放置自転車や駐輪の場所がないといった問題もあります。
自転車の走りやすい道が整いすてきなまちになるか、放置自転車などがあふれたようなごみごみしたまちになるかの分かれ目に来ているのではないかなと思うのですが、
自転車に関してしっかりと話し合う機会をこれからもつくっていただきたいのですが、いかがお考えでしょうか。