全米一住みたいまちポートランドから学ぶ

ポートランドのまちづくりと柏の葉のこれからを考える講演会が、柏の葉T-SITE一周年を記念して開催されました。

ポートランド市開発局でご活躍された山崎 満広さんをお招きし、オレゴン州ポートランドのまちづくりの歴史と文化、コミュニティのまちとの関わり、
官民協働や都市計画の具体的な手法もご説明頂きました。

ポートランド市は、これまで培ってきたまちづくりのノウハウを世界に輸出しようと官民協働で行われています。

柏の葉のまちづくりには、ポートランドのメンバーたちのアイデアをお借りしてきました。
調整池にアクアテラスが実現できたのも、市民の声を反映させられるワークショップや日本の常識に縛られない発想があったからだと言えます。

山崎さんとの出会いは、2013年に丸の内で開催された 「We Build Green Cities 」に、柏まちなかカレッジとしたお手伝いさせてもらったのがきっかけです。
そのイベントの翌日が結婚式で、このきっかけで新婚旅行はポートランドでした。
山崎さんには、公私ともどもお世話になっています。

ポートランド・メイカーズ クリエイティブコミュニティのつくり方 』(学芸出版社)

『ポートランド‐世界で一番住みたい街をつくる』を読んで 

柏の葉と柏駅周辺の関係について、ポートランドの中でも新しく開発されたパール地区と旧市街地の関係からヒントはないか質問しました。

ポートランドのクリエイティブな人たちの、まちへの愛着と発信力がポイントだと気づかされます。
ウラカシ百年会や柏まちなかカレッジの仲間たちとも共有したい内容でした。
「ポートランドらしさ」があるように、「柏らしさ」を、活動する人たちが醸し出していければ。

柏駅前でも、にぎわいと住み良さの両方が求められています。ポートランドの手法から、うまくゾーニングしていくために学ぶことが多いと感じています。

今日は、柏まちなかカレッジの魁!!!歴史塾の日でしたが、頼りになる小峯番頭にお任せして、柏の葉に来ることができました。
岩田さんの千利休の話に参加できなかったのは残念でしたが、心強い仲間の存在を感じる一日でした。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)