今、明日に登壇する質問の準備の大詰めです。
柏駅前の現状とこれからを問うには、どうしても悲観的で、批判的になりがちです。それでも、言葉の力を信じ、まちに希望と具体的な動きを起こしていくために、どのように切り込むべきか悩んでいました。
都市計画の専門家である地元の先輩から、貴重な助言を頂き、方向性を定めました。
貴重な情報や知恵を提供してもらえること、本当にありがたいです。このご恩は、柏市をより良くすることで返していきます。
要点は3点。
・柏駅前は、商業地に住宅が増え、街のにぎわいと住環境の質の向上が求められている。
・街のにぎわいと住環境の質を高めるゾーニングなど仕組みづくりが必要
・老朽化した建物の建て替えには、オープンスペースを生み出すルールを作り、柏駅前の改善に活かす。
以下、質問内容です。
2年前、そごう柏が撤退が発表され、近隣でも中心市街地から大手デパートが撤退しています。
中心市街地の性格が、明らかに変化しています。
全国の中心市街地で顕著な傾向は、商業地域でありながら住宅が増えていることです。
柏駅前でも同様に、タワーマンションはじめ住宅が増える傾向にあります。
質の高い住環境を求める住民と街のにぎわいに取り組む商業者とでは、街に求めるものが異なってきます。
柏市として、柏駅前・中心市街地の細やかなゾーニングや街のにぎわい創出と住環境向上の仕組みやルール作りが必要です。
これまで柏駅前に不足し、要望の大きかった緑やちょっと休めるオープンスペースは、街の賑わいだけではなく、住環境にとっても必要な機能です。
ただ現状では、柏駅前は柏市の市有地がほとんどなく、民有地にビルが立てづまっている状況です。
そごうの再々開発等の際には、オープンスペースを創出していくことができるよう準備が必要だとは思いますが、
今、取り組むべき事は、柏駅前に建てづまっている築40~50年の建物の建て替えにあたって、柏駅前改善のために、緑の空間やポケットパークなどを、生み出していく仕組みを、柏市として作ることを提案します。
ビルの建て替え工事も、小さな再開発と見立て、柏市としても関わっていく手法を研究し、仕組みを作っていくべきだと考えます。
民有地に建物が密集し、公共スペースの少ない柏駅前では、道路空間を自動車から人間に解放していくべきです。
道路をオープンカフェやマルシェなどに活用する事例もあります。
安心して歩ける通りは、子どもや高齢者にとっても魅力的であり、住環境にも街のにぎわいにも有効であると考えます。
柏駅前の10ヵ年計画で示された歩行者優先のまちづくりや道路のバリアフリー化の進捗についても問い質します。
柏駅前のまちづくりに関して、他に以下の内容を予定しています。
②自転車政策-土浦周辺の動きと柏駅-手賀沼
③公共交通、市民の移動を保障する都市計画
④エネルギー政策
※参考記事
園芸学部学生発→地域連携で「憩いの場づくり」実験!!「 ぷち・オアシス@柏駅東口ダブルデッキ」 3/14~3/18:時事ドットコム
柏駅前の道路空間を公共スペースとして活用すべきと、先日の議会でも提案しました。こういった取り組みが活発に実施されるのとを望みます。