「自由は土佐の山間より出づ」
第3回コミュニティカレッジバックステージは、自由民権運動の先駆けでもある高知市で開かれました。
板垣退助を中心に設立された立志社跡での写真です。
立志社は、士族救済や国会開設の中心的な役割を果たしました。
立志社のような自由民権運動を担った日本各地の結社が、民衆の自主的な学習運動を展開しました。
政治、人権、農業、労働など、生活に根ざした自由な学びが広がりました。
柏まちなかカレッジなようなコミュニティカレッジ、ソーシャル系大学、自由大学、市民大学と呼ばれる活動は、自由民権運動とつながっている部分も多くあります。
大学や学会といったアカデミックではなく、地域社会の中での議論から生まれた草の根の研究。
自分たちの地域をより良くしていくための提案や活動から得られる学び。
コミュニティカレッジバックステージで、神戸モトマチ大学の村上さんが、「職業教育などではなく、市民の自発的な学びの場が盛んなのは、世界的にも珍しいことではないか」という発言は、面白いと思いました。
自由民権より、もっとさかのぼると、江戸期の寺子屋や算学塾なども思いつきます。
なぜ学ぶのか?
私たちの活動は、何なのか?
これからも考えていきたいテーマです。