いじめの匿名報告アプリ「STOPit(ストップイット)」

【いじめの「傍観者」からの脱却を】
日本教育新聞(2017/06/05)に、柏市のいじめ匿名報告アプリ導入について取り上げていただきました。

‬STOPit(ストップイット)とは、最先端の報告・相談プラットフォームで、STOPitアプリを通してユーザーは匿名で様々な出来事を簡単に報告・相談することができます。報告・相談内容には証拠となる画像や動画も添付可能です。またSTOPitメッセンジャー機能を用い、ユーザーと組織担当者が匿名でチャットを行うことができます。
http://www.stopit.jp/

柏市教育委員会では、アプリの提供だけでなく、教育の手法として導入すべきと考え、藤川大祐(千葉大学教授)らにご相談し、授業を展開しています。

いじめを見て見ぬふりすることなく、スマートな方法で介入する積極的な第三者(Active Bystanders)が重要です。

残念ながら、いじめは起きてしまうもの。
でも、いじめが起きてしまった時に、一人でいる子に声かけして遊ぶ、けんかの仲裁をする、相談ポストの相談にのる、保健室に来た子をやさしく迎える、あいさつをするなど、何かしらの行動が取れる子どもを育てていくことが、いじめの対策なのです。

 

柏市議会でも平成26年に柏市児童虐待及びいじめ防止条例を制定しました。
条例制定にあたり、いじめ対策について研究調査し、議論してきました。

参考に過去の記事です。ご覧ください。
スウェーデンの「いじめのない学校キャンペーン」動画
フィンランドのいじめ対策プログラムKiVa program
いじめ対策としての学校仲裁所制度
いじめ問題への対応-関係機関との連携
大津市長にいじめ防止プログラムを提案(山下洋輔新聞)

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)