今日は、北海道大学の宮脇淳先生による、地方議員のための第1回「政策科学基礎講座」を受講してきました。
「地方自治と政治離れの本質=民主主義と政治再生に何が必要か=」をテーマに、民主主義と政治への認識、市場と政治の緊張関係、政治参加・非参加の多様化、投票率低下等の要因、民主主義を進化させる要因など、地方政治・選挙の現状と課題を整理し、議員としての政策や活動のあり方等について考えました。
政治離れと言われますが、これは政治への参加方法が多様になったため、従来の議会の役割が相対的に小さくなったもので、政治への参加はなくなったわけではないと感じました。
NPO、ネットでの発信、官民連携、ふるさと納税など、地方自治への参加方法は多様になっています。
民営化、指定管理者制度、民間委託、コンセッション方式などにより、議会の関わりが弱くなる事業も増えています。
一方で、政治家への人気投票など大衆化や「このまちを元気に!」といったキャッチコピーと総花的なパッケージ型マニュフェスト、利害対立を生まない何もしない政治状況もあります。
日常を離れ、地方自治を考える時間でした。