『学習する学校』読書会を開催

【地域と学校】
毎月、『学習する学校』の読書会を開催しています。
組織変革のためのアイデア、実践事例、方法がつまった本です。学校やPTA、教育委員会、行政の中でも、本書を読み込んでいく勉強会を開催できればと思います。
本書で紹介されるアイデアを学校や教育委員会に提案すると、すでに現行の制度で行われているという答えが返ってくるのではないかと思います。
たとえば、「スクール・リソース補佐官」が、地域と学校をつなぐ役割として今回の章で紹介されています。
柏市でも必要ではないかと提案したら、すでに「学校支援コーディネーター」という制度が整っており、研修会が行われ、活躍されているという答えが返ってくるのではないかと予想されます。
実際に関わっている方々のお声をお聞きすると、返ってくりと予測した答えのようなものではなく、研修といっても形式的なものだったり、活動しない方が無難だったり、うまくいっているようには思えないとのこと。
そもそも、その制度は何のために制定されているのかを自分の頭で考え、納得した上で、活用できていないことが多いです。
今月は、「第三部コミュニティ 第15章つながり 1親から親へ」でした。
山形から参加の仲間もでき、各地域での実践が勉強になります。この読書会は、私にとって、ふだん我武者羅に進めている活動を、振り返る貴重な時間です。253-1

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)