教育について語る時、主観的な意見が交わされ、議論が平行線に進むことが多いと感じます。統計データを用いて定量的に示し、科学的根拠に基づいて政策判断などを行っていくことが、今後、より一層求められることになります。
教育費を削減するためのものではありません。
教育への投資は、収益率が相対的に高く、社会経済の成長にもプラスの影響があると示されており、教育事業への予算獲得のためにも、データを戦略的に導入すべです。
そこで、教育事業の効果と費用を検証し、次の予算に反映させていく仕組みが必要だと考え、先日の柏市議会でも提案いたしました。
教育委員会も必要性を認識しており、実施に向けての研究をするとの答えだったので、教育委員会と共に、教育経済学の中室牧子先生にお会いし、お話をお伺いしてきました。
有意義な意見交換をさせて頂き、今後につなげていきます。
議会で行政を責め立てる議員のパフォーマンスを目にしますが、効果的ではないと思います。現場で動いている職員は、人だからです。
対話を重ね、一緒により良いアイデアを実現していけるよう心がけています。
私が調査・研究した内容を伝えるだけでなく、私の持てるリソースを提供し、共に研究できれば、話が早く進むと実感しています。
地域のため、未来のために、目的と状況によって、より適切な方法を取っていけるよう行動していきます。
中室牧子研究室のHP「教育に科学的根拠を」
http://edueco.sfc.keio.ac.jp/
「エビデンスベースト」が日本の教育を変える〜中室牧子氏に聞く
http://eduview.jp/?p=992
就学援助だけでは、負の世代間連鎖は断ち切れない
http://synodos.jp/education/8931