エビデンスに基づいた教育政策を

教育について語る時、主観的な意見が交わされ、議論が平行線に進むことが多いと感じます。統計データを用いて定量的に示し、科学的根拠に基づいて政策判断などを行っていくことが、今後、より一層求められることになります。

教育費を削減するためのものではありません。
教育への投資は、収益率が相対的に高く、社会経済の成長にもプラスの影響があると示されており、教育事業への予算獲得のためにも、データを戦略的に導入すべです。

そこで、教育事業の効果と費用を検証し、次の予算に反映させていく仕組みが必要だと考え、先日の柏市議会でも提案いたしました。
教育委員会も必要性を認識しており、実施に向けての研究をするとの答えだったので、教育委員会と共に、教育経済学の中室牧子先生にお会いし、お話をお伺いしてきました。
有意義な意見交換をさせて頂き、今後につなげていきます。
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議会で行政を責め立てる議員のパフォーマンスを目にしますが、効果的ではないと思います。現場で動いている職員は、人だからです。
対話を重ね、一緒により良いアイデアを実現していけるよう心がけています。
私が調査・研究した内容を伝えるだけでなく、私の持てるリソースを提供し、共に研究できれば、話が早く進むと実感しています。
地域のため、未来のために、目的と状況によって、より適切な方法を取っていけるよう行動していきます。

中室牧子研究室のHP「教育に科学的根拠を」
http://edueco.sfc.keio.ac.jp/

「エビデンスベースト」が日本の教育を変える〜中室牧子氏に聞く
http://eduview.jp/?p=992

就学援助だけでは、負の世代間連鎖は断ち切れない
http://synodos.jp/education/8931

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)