独立数学者の森田真生さんの『数学する身体、実践ゼミ』に参加致しました。
研究というものは、自分が発した問いに、情熱をもって耳を傾け続けること。
研究者だけの特権ではなく、誰もが持っている才能というお話をお聴きし、勇気づけられました。
数学教育は、アルゴリズムを身につけること、創造の論理を身につけること、丁寧に考えること、Sense making(徹底的に理解すること) 。
「数学は意味の最前線」というお話で、これまで曖昧だったことが明確になりました。
分数の割り算や複素数など、なかなか意味を理解することはできませんが、それこそが数学の面白さとのこと。
現実世界では、経験によって意味を獲得していくものですが、
数学では、現実世界では経験することのできない意味を獲得することができるのです。その意味で、数学には「意味のフロンティアを切り拓き続けられる喜び」があります。
回り道のように見えますが、自分で考えて発見できるような機会を増やしていきたいです。
数学教育のあり方や夏休みから始める自由研究クラブ(ミライ社会研究所α)の参考にとなればという目的でしたが、自分自身の欲求が満たされ、充実した時間でした。
久々に自分の時間を持つことができ、リフレッシュできました。
専門知識を市民に分かりやすく伝え、一緒に考えていくというスタイルは、柏まちなかカレッジで開催している魁!!!歴史塾にも通じるもので、今日の学びを活かしていきます。
主催者である「和から株式会社」さんの事業も興味深いです。
大人の和み数学教室など、パリで哲学カフェをはじめたマルクソーテを彷彿とさせます。
会場は、Ryozan Park
シェアオフィス、コワーキングスペース、スモールオフィス、会議室、イベントスペース、ジム、キッチンを備えています。
大塚にはシェアハウスや託児付きオフィスも備えたシェアオフィスも経営されています。