今朝は、第1回柏駅周辺客引き対策協議会を傍聴させて頂きました。
柏市の玄関とも言える柏駅前のダブルデッキや駅前周辺では、チラシ・ティッシュ配り、風俗店へのスカウト、キャッチセールスなどの人たちがズラッと並んでいます。
通行の邪魔になるというだけではなく、怖いという声や子どもを心配する親御さんの声をお聞きします。
信号付近を占拠し、ゴミを散らかすなど、マナーを問題視されている客引きグループへの苦情もお聞きします。女性からは、キャバクラで働くことなどを勧誘する行為、いわゆるスカウトがしつこいという声を聴きます。
通行しなければならない住民、児童・生徒、店を構える店主にとって、深刻な問題です。これも街の活気や風情という声が男性の中にはあるかもしれませんが、学校や塾に通う児童・生徒も多い地域です。教育上良くありません。
柏のイメージを著しく損ない、来客数を低下させ、犯罪行為を助長させるという悪影響を及ぼしています。
客引き組織の実態についても、警備の専門家から指摘がありました。単に店が暇な時間にアルバイトが客引きに出ているというものではなく、客引き専門の企業によって派遣され、月に50万から100万円の収入を得ているプロの客引きもいるそうです。
人の流れの上流である駅前に立ち、プチボッタクリの店を紹介しているとのこと。
柏に来られた方にとって、柏はひどい街となり、また来てもらえないかもしれません。まじめに営業している店にとっても打撃です。
悪質な客引きへの対策を取らないと、プチボッタクリの餌食になってしまいます。
風俗系や強引な客引きについては迷惑防止条例で対応できましたが、グレーゾーンでのスカウトや飲食店の客引き、ティッシュ配りは、この条例ではカバーしきれていません。
柏駅周辺客引き対策協議会の委員の方々で、先進事例を研究され、大阪市と京都市を視察されたご報告もお聞きできました。
営業の自由を尊重しながらも、規制を実施しています。
協議会では、客引き条例の制定に向けて、柏駅周辺防犯推進協会、柏駅周辺商店会、市役所、警察署が力を合わせて、検討されました。
条例を制定すればいいというものではなく、一部の人たちが頑張るだけでなく、私たち一人ひとりが意識して、より良い柏の街となるよう働きかけていく必要があります。